首都圏(東京)に住んでいるとまず最初に登山をやってみたいと思う方が浮かべるのは高尾山のはずです。高尾山はアクセスも便利ですし、途中までケーブルカーで登れて、尚且つ普段着でも登れる山でもありますし(決して普段着で登ることを推奨はしていません。詳しくはこちらの記事へ)、景色も上々。途中には出店も多いので食べ歩きもできますし、サル園や不動院などの観光スポットも豊富です。帰りには温泉にも入れるので綺麗さっぱりして帰れますので初めて登山するには私もお勧めします。
高尾山はそれだけの魅力が詰まっていますので山の世界に引っ張っりやすく、次はどこの山を登ってみようかという話題になるはずです。2回目の登山がうまくいくと確実に山の世界に引っ張れますが、場所に失敗すると登山=ヤダとなってしまうのも2回目におきます。登山をやっている身としては多くの人に山に登ってもらいたいし、山=キツイ、汚い、危険の3K(事実ではあるけども)のイメージを少しでもよくしたいと思っています。
私にとって山に登ることの良さは達成感よりもいい景色が見れる、美味しいものを(あまり気にせず)食べることができる、帰りの温泉が気持ちいいだと思っています。なので今回は高尾山の次に登ってほしい山ということで達成感よりも景色、食事、温泉に焦点を当てて紹介していこうと思います。
高尾山の話に戻ってしまうのですが高尾山の1番の欠点は舗装道が多くて山に登っている感が薄い(1号道の場合)のと、ここ最近は情勢が情勢だけに自然を求めて多くの人が殺到してケーブルカーが何時間待ち頂上も密ってこともあるそうです。登る以前に疲れてしまいそうですね。高尾山が初心者にとっておすすめの山であることは間違いないのですが、シーズン中などは何のために山に登っているのか?という疑問も浮かびかねませんので今回紹介する山は初回の登山でも十分に登れる山でもあります。高尾山が混んでいそうなら最初から今回紹介する山に登ってもいいでしょう。
- 具体的な選考基準について
- 1.日本百名山で最も標高の低い筑波山
- 2.散歩感覚で歩けて富士山も拝められる 天覧山と多峯主山
- 3.大山詣と豆腐料理 丹沢大山
- 4.ゆるっと高原ハイキング 霧ヶ峰
- 5. 雄大な自然を眺めながらハイキング 尾瀬
- 6. 初心者でも稜線歩きができる 大菩薩嶺
- 7.登って30分でSNS映えする絶景が撮れる甲府の羅漢寺山
具体的な選考基準について
おすすめの山を紹介するにあたって簡単な情報をまず最初に書いています。今回文字数が8000字もあり非常にボリュームがあるのでこちらだけみて判断できるようにもしています。
アクセス 東京都内(山手線内)からの公共交通を使ったアクセスを書いています。平日と土休日でバスや電車でのアクセス方法が異なる山もありますが土休日を基本としています。
おすすめの人、不向きな人 あくまで個人的な所感です。というかこれから下もあくまで所感です。
体力 ◎、○、×の3段階にしています。◎はは意識的に身体を動かしている人、○はブランクがあるものの以前スポーツなど身体を動かしていた人、×は全く動かしていない人。登山は意外に全身スポーツなので普段から身体を動かしていないとただキツく、逃げ道もないため辛いだけになります。なので、初心者ならロープウェーなど交通の便が整っている山を狙うといいでしょう。
景色 こちらも◎、○、×の3段階です。◎はわざわざ登ってきた甲斐があったと思えるような景色、○は少し劣る。×は展望がないですが今回は×はないですので無視してください。
食事 ◎、○、×の3段階。◎は麓(登山の行き帰り)でも登山中でも美味しいものにありつける、○は登山中はないけど麓や駅周辺で美味しいものを味わえる。×は大したものがないとしています。
温泉 ◎、○、△、×の4段階。◎は登山口からすぐに温泉がある。○は登山後の帰り道にある。△は帰り道とは別方向ながらもある。×はありません。温泉も割と重視してるので×のところはありません
服装 ◎、○、×の3段階。◎は普段着でも登れる山。ここでの普段着の定義は上はシャツ、下はズボンでリュックを背負うとします。靴はスニーカーです。○は運動できる格好ということで運動靴や速乾性のシャツを着れば(ジムに行くような格好を想定します)登ることのできるような山、×は登山装備を着て登ってほしい山です。ただ、◎や○でも登山装備の3種の神器の1つレインジャケットあれば持っていってほしいです。レインジャケットは高いものだとスマホ1つ買えるぐらいの値段するのもあるぐらいですがユニクロやワークマンなどで数千円で買えるものもあります。レインジャケットは雨降っている時はもちろん、釣りや水遊びするときや災害が起きた時などにも使えるので持っておいて損はないはずです。
1.日本百名山で最も標高の低い筑波山
アクセス 秋葉原からつくばエクスプレスで45分その後バスに乗り換えて約40分
おすすめの人 高尾山では満足できなかった人、ロープウェイやケーブルカーで楽に登りたい人
不向きな人 混雑が苦手な人
体力 ×(頂上までロープウェイ、ケーブルカー使う場合)
○(麓から登山)
食事 ◎(頂上のつくばうどん、麓のラーメンやハンバーガー、バーナーも使えるようになりました)
温泉 ◎(登山口からすぐに温泉あり)
服装 ◎(ロープウェイやケーブルカー使う場合)
○(登山する場合)
日本百名山という日本の名山(風格や歴史などを基準にして100の山が選ばれている)を選んだ本がありまして、1番最初に紹介する筑波山はその百名山を構成している一つです。標高は891mと一般的な感覚からするとそれなりに高いのですが高い山がいっぱいある日本の中の百名山では1番低い山です。今ではビルに隠れて見えませんが昔は東京都内からも見ることができて西の富士、東の筑波と言われてきたそうです。なので、百名山の中でも登りやすい山として知られています。筑波山にはロープウェーやケーブルカーもあるので登りだけ、下りだけ(あるいはその両方)使うことも可能です。登山して疲れたらロープウェイで下れるので難易度はグッと下がります。
筑波山には5つの登山コースがあるのですがほとんど全ての人が表筑波の御幸が原コースと白雲橋コー(+途中で白雲橋コースと合流するおたつ石コース)を利用するはずです。難易度はほとんど変わりませんが白雲橋コースの頂上付近は急な岩場が続きますのでどちらかというと登り向きです。岩場は登っている時よりも降っている時の方が恐怖感があるため、登りで白雲橋コース、帰りは御幸が原コースで下るかもしくはロープウェイもしくはケーブルカーで下るというプランが初心者にはいいでしょう。
白雲橋コースをすべて歩くと標高差が大きいのでバスで終点のつつじヶ丘まで行きます。大きなガマガエルのお出迎えで筑波山登山が始まります。
弁慶茶屋跡で白雲橋コースと合流して、ここから奇岩と岩の道が始まります。
弁慶七戻り。今にも落ちそうな岩ですが、名前が史実を反映しているなら800年以上はこの場所で落ち着いているということでしょう。
それだけでなく胎内潜り、大仏岩などの様々な奇岩があり、
登山中の撮影スポットとしても割と有名です。途中登り辛い岩もありますが両手を使って登ればそこまで難しくありません。
筑波山は普段着で登っている人も多いですが、白雲橋コースは割と全身使って登って行くところも多いので、動きやすくてかつ汚れてもいい服で登った方がいいです。んで割と渋滞します。大体登山のピークは11時〜12時ぐらいで朝から登ってきた人の下山時間とも重なるのでコースタイムの1.5倍ぐらいかかるって思っておくのがいいでしょう。渋滞を避けたいなら朝早く登るにつきます。
筑波山には山頂が2つあり、白雲橋コースから登ると最初に登るのは女体山です。女体山からは関東平野や霞ヶ浦を一望でき、しかも岩がちな山頂であるため開放感が半端ないです。写真は雪が積もっていますが、標高が低いため、関東で雪が降るかもという時でない限り雪は積もらないので安心してください。
ロープウェイならほぼ頂上付近まで6分で登れるので初めての登山ならロープウェイを使って登ってもいいでしょう。頂上からもう一つの山頂の男体山まで山頂連絡道でつながっています。約15分ほどなので初めてや久しぶりの登山で少し身体を動かしたい時にはロープウェイで登って山頂連絡道を歩いてケーブルカーで降りるというプランでも十分山を楽しめます。
山頂連絡道の終着点の御幸が原は広場になっておりケーブルカーの駅や売店があります。
売店にはつくばの名産がいっぱい入ったつくばうどんを食べるのもいいでしょう。また今まで筑波山は御神体のため火器の使用は禁止でしたが、今年から区画を絞ってバーナー類を使用することができるようになりました。売店でご飯食べてもいいですし、バーナー区画で山ご飯を作るのもいいでしょう。
もう一つの山頂の男体山までは再び急な岩道を登って15分ほどで着きます。女体山ほどではないのですが、山頂から遠くは富士山まで望むことができます。関東平野が広いのと同時に富士山の大きさも実感できるはずです。
御幸が原から御幸が原コースで下山していきます。御幸がはらコースは急な階段が続くコースなので、下りの際は集中しておりていきましょう。途中で百人一首にもでてきた男女川やケーブルカーのすれ違い地点を過ぎながら下ります。混んでいなければ1時間程度で下山できます。
ゴールは筑波山神社です。登山の無事を報告しておきましょう。
筑波山のいいところは下山するとすぐ温泉に入ることができます。筑波山神社周辺には展望風呂が楽しめる青木屋と創業が江戸時代の江戸屋が代表的です。個人的は展望は山頂で十分楽しめたので由緒正しい江戸屋がおすすめ。つつじヶ丘にも京成ホテルに温泉がありますので反対回りで回っても温泉は楽しめます。
高尾山と比べると、岩場がある分登りがいがあります。さらに難しいところがなく展望に優れているため高尾山同様シーズン中(GWや紅葉の時期)は混雑しがちなのが難点ですね。高尾山登った後のステップアップや運動できる方と一緒に行くなら初回に登っても楽しいはずです。
2.散歩感覚で歩けて富士山も拝められる 天覧山と多峯主山
アクセス 池袋駅から西武池袋線急行で60分(特急だと40分)
おすすめの人 散歩感覚で登山したい方
不向きな人 しっかり登山をしたい方
体力 ×
景色 ○(頂上からは富士山やスカイツリー、メットライフドーム)
食事 ○(市内に飲食店は多数)
温泉 △(コース沿いにはないがメッツァビレッジまで行けばある)
服装 ◎
飯能市は私が将来住みたい街でも紹介しているのですが
都心まで特急で行けば40分、急行でも1時間という近さがありながら自然が豊富で登山コースが多数という山好きには理想的な立地です。飯能の山の中でも天覧山や多峰主山は飯能駅から歩いて行けることができ標高も300mに行かないので散歩感覚で登山をすることができます。
飯能駅や駅前商店街の飯能銀座には飲食店も多いので食べ物をテイクアウトして山に登るのもいいと思います。飯能駅から天覧山の登山口までバスで行けるのですが歩いても15分ぐらいです。
登山口から傾斜があるのですが、10分かからないぐらいの時間で頂上に行けます。
頂上からは飯能の街並みや都内(スカイツリーや新宿の副都心など)やメットライフドームなどはもちろんですが反対側には富士山も望めます。
時間が合えば夕焼けに沈む富士山も見れます(ただし、帰りは暗いのでライトが必須)。
天覧山から一旦下って里山のような雰囲気のある道を通って再び登り返すと多峰主山です。
同じく都内や富士山を望むことができるのですが、標高が約100m高い分だけあってより眺めがいいですね。
多峰主山周辺は自然公園にもなっていてハイキングコースが豊富なのでもの足りなければハイキングコースを歩いたり、ハイキングコースを1時間かかりますが歩くことができればムーミンで有名なメッツァビレッジに到着し、そこには温泉もあります。疲れた場合はそのまま下山してバスで飯能駅に戻ることも可能です。降りた場所はまだ住宅地という立地のためバスの本数も多いので時間を気にしなくてもいいことですね。
散歩感覚で登れますし、体力に応じて様々なコース設定することができるため高尾山よりも楽に登ることもできます。高尾山が混雑している時は天覧山、多峰主山にいけば少しは混雑を避けながらものんびりハイキングができるかと思います。ただ、標高が低い分夏のシーズンは暑くて楽しめないので秋から春先までですね。
3.大山詣と豆腐料理 丹沢大山
おすすめの人 山頂から海を見たいかた、御朱印集めている方
不向きな人 夏場はヒルが出ます
体力 ○
景色 ◎(頂上からは富士山や都内、横浜、相模湾)
食事 ○
温泉 △(コース沿いにはないが鶴巻温泉など、七沢の方に降りれば終着点が温泉)
服装 ○
筑波山と同じく高尾山の次に登るなら丹沢の大山という方も多いでしょう。アクセスの良さ、途中までケーブルカーで登れる点、神社があるなど雰囲気は高尾山にも似ています。決定的に違うのは頂上からの景色で高尾山からは見れない海(相模湾)が見れます。山の上からみる海は山と海という対の関係だからなのかすごくきれいでかつ大きく見えます。
伊勢原駅からバスに乗って参道を登っていくこと15分ぐらい(途中は参道なのでお土産屋や食事処が多い)でケーブルカー駅があります。ケーブルカーという文明の利器を使って登って行くと大山阿夫利神社下社があり、参拝を済ませて登山スタートです。
ケーブルカーの駅から山頂まではおよそ1時間半から2時間程度とケーブルカーで途中まで登れる割に歩きでも登りますので(登山に使うロープウェイとかケーブルカーって頂上まで行ってくれるものもありますが、途中までしか行かないものがほとんどですね。高尾山もそうですが)それなりに動ける格好で登山するべきですが、山頂までは一定の間隔で登ることのできる木の根の階段メインなので両手を使って登らないと行けないような場所は皆無ですし、登山道も幅広いので周りをあまり気にせずに休みたいときに休めます。
道中の富士見台からは天気が良ければ富士山が見えます。この日はガスっていたので霞がかっていますが。
頂上まで登ったらそのまま折り返して降りてもいいですし、見晴台や二重の滝を経由するルートにしたらまた違った景色を楽しむことができます。
大山の参道まで降りてきたら参道沿いには名物の豆腐料理を食べことができるお店がたくさんありますので登山で疲れた身体に染みるはずです。
ケーブルカーを使って登ることができる大山ですが、ヤビツ峠までバスで行ってから登ることもできますし、大山から七沢方面に下っていけば温泉にも入れるなどコースもバリエーションがあるので好みに応じてルート選定できるので、飽きないはずです。
今年3月に登った登山記録はこちら
4.ゆるっと高原ハイキング 霧ヶ峰
アクセス 新宿から特急あずさで約2時間で上諏訪駅、バスに乗り換えて約30分
おすすめの人 高原の涼しい空気を吸いたい方、山小屋グルメを楽しみたい方
不向きな人 天候が安定しないのが難点
体力 ○
景色 ○(頂上からは八ヶ岳やアルプスなど)
食事 ◎
温泉 ○(上諏訪温泉など)
服装 ○
霧ヶ峰は長野県と首都圏と少し離れてはいますが、特急とバスを乗り継ぐことができるため、日帰りでも気軽に歩ける山です。霧ヶ峰は日本百名山にも選ばれている山ですが、山というより高原に近く、頂上までリフトもあり体力に自信がなくてもハイキング気分で山を楽しむことができます。写真のように穏やかな道がずっと続いています。
頂上からは八ヶ岳やアルプスの展望がありますし、
最近はテラスも整備されています。湿原にはニッコウキスゲやレンゲツツジといった高山植物も多いのでガッツリ山を登るというよりは標高約2000mの高原を自分のペースでゆるっとハイキングするという感じです。登山は疲れますが霧ヶ峰はほぼ疲れることなく景色も高山植物も楽しめるので、登山ってこんなに楽しんだってことを伝えやすいかもしれないですね。
霧ヶ峰のおすすめポイントはもう一つありまして、ころぼっくるひゅってがあることでしょう。
アニメのゆるキャン△にも出てくるいわゆる一つの聖地なのですが、ころぼっくるひゅってでいただけるコーヒーとボルシチが絶品です。
カフェといってもおかしくない落ち着いた雰囲気で、
コーヒーもサイフォン式で抽出したものを飲めますし、ボルシチに限らず厚切りトーストやスイーツも魅力です。屋外テラスは虫も多かったですが、美味しいコーヒーとボルシチを食べながらのんびり霧ヶ峰の景色を眺めるこういう登山もあるんだということを教えることもできます。
詳しくはこちら
5. 雄大な自然を眺めながらハイキング 尾瀬
アクセス 東京駅から新幹線で1時間で上毛高原駅、バスに乗り換えて約2〜3時間
おすすめの人 大自然を感じたい方、登山よりもハイキングを楽しみたい方
不向きな人 アクセスが悪い、満喫するなら山小屋泊する必要がある
体力 ○
景色 ○(至仏山や燧ヶ岳など;頂上からの景色というよりも尾瀬ヶ原の雄大な自然を見れます)
食事 ◎
温泉 ○
服装 ○
尾瀬というと年配の方のハイキングスポットっていうイメージがあったのですが、年齢関係なく楽しめます。ご年配の方が多いということもあって登山道はほとんどが木道で整備されているので体力に自信がなくても楽しめる点は霧ヶ峰と似ていますが違う点は山に登るわけではないという点です。尾瀬というと尾瀬ヶ原と尾瀬沼がメインのハイキングエリアですが、どちらも盆地にあるため山に登るというよりかは湿原に行くというのが適切な表現でしょうか?アクセスが悪くどの登山口からも東京からだと4〜5時間ぐらいかかるため日帰りだと少しキツいのが難点です。今回は日帰りでもなんとか行ける尾瀬ヶ原のコースを紹介します。
登山口の鳩待峠から下っていき、じきに木道になります。
今回紹介するコースの最初と最後以外は木道です。歩いて1時間ほどで尾瀬ヶ原の西端の山の鼻に到着。ビジターセンターや山小屋があり、軽食を取ることもできます。
近くには自然周遊道があり周りに何も人工物(あるのは木道ぐらいでなんなら人さえも)いない自然の中にいるので開放感がすごいです。
いった時はシーズンが過ぎてしまったようですが、水芭蕉が咲いていました。日本百名山の至仏山と
燧ヶ岳の2つが同時に見れるので登山で登ってみたいという気持ちも湧いてくるのではないでしょうか?時間見計らって(日帰りなら牛首分岐までがちょうどいいかもしれません)折り返し戻ってくるというコースです。
登山初心者でも簡単に歩けますので初回でもいいですが、尾瀬の山小屋はキレイですし、日帰り客がいなくなった後の尾瀬はまたいいものですから山小屋泊に挑戦してみたい方もおすすめですね。
6. 初心者でも稜線歩きができる 大菩薩嶺
アクセス 新宿駅から中央線で約2時間で甲斐大和駅、バスに乗り換えて40分
おすすめの人 稜線歩きしたい人、しっかり体を動かしたい人
不向きな人 体力がない人
体力 ◎
食事 ◎
温泉 ○
服装 ×
稜線歩きとは尾根の上を歩くのとほぼ同じ意味なのですが、左右が開けていて景色を見ながら歩くことができます。稜線歩きできるところは日本アルプスなど標高も高く難易度も高いため初心者は避けてある程度山歩きをこなした後にいくことをおすすめします。ただ、今回紹介する大菩薩嶺は稜線に出るまで難易度は高くなく登山初心者でも楽に登れますし、稜線も両手を使って登るところもありますが危険って思うところはなく体力があれば登山初心者でも登れるはずです。
バスの終着点の上日川峠から登っていきます。
最初は樹林帯の中を歩いていきます。途中福ちゃん荘という山小屋があり、さらに福ちゃん荘から歩いて50分ほどで大菩薩峠に到着です。大菩薩峠からは南アルプスや富士山を望めて山小屋もあります。
この先から稜線歩きになります。大菩薩峠でも十分素晴らしい景色なのでこの先の道を見て不安に感じたら折り返して戻ってもいいでしょう。
終始左には南アルプス、後ろには富士山という状況で登っていきます。稜線も前の人を見ながら足の置く位置を決めていけばそこまで難しくありません。
大菩薩嶺自体には眺望はないので写真撮って戻って唐松尾根を下れば福ちゃん荘に到着です。
登山初回や2回目で大菩薩嶺はキツいと思いますが晴れた日の稜線の景色は山への興味が増して行くかと思います。
詳しくはこちら
7.登って30分でSNS映えする絶景が撮れる甲府の羅漢寺山
アクセス 新宿駅から中央線特急で約1時間30分で甲府駅、バスに乗り換えて40分
おすすめの人 SNS映えする写真を撮りたい人、体力に自信がない人
不向きな人 観光地的な場所が苦手な人、高所恐怖症の人
体力 ×(昇仙峡ロープウェーがあります)
食事 ○ (昇仙峡は観光地なのでほうとうやカフェがあります)
温泉 ○(甲府市内は銭湯いっぱい)
服装 ◎(できれば動きやすい格好が望ましい)
羅漢寺山は甲府市内にある山です。登山をするような人でも名前を聞いたことのある方は半々ぐらいな知名度な気もするぐらいの山なのですが、昇仙峡という場所は聞いたことがあるかもしれません。昇仙峡は山梨県を代表する観光地でもあり、秋の紅葉で有名スポットです。その昇仙峡のすぐ近くにあるのが羅漢寺山です。
昇仙峡ロープウェーが麓から山頂まで結んでいるので、疲れていたら課金して移動できることも初心者にはありがたいですが、山頂まで30〜40分程度で登れますし、傾斜もキツくないので体力に自信がなくても登れますので是非自分の足で登ってもらいたいところ。
登りきると神社やロープウェイ駅(ちょっとしたお食事も取れそう)もありますが、うぐいす谷にも行っていただきたいです。うぐいす谷からは富士山や南アルプスを一望できるのはもちろんなのですが、岩の上に座ってこんな写真も撮ることができます。
SNSで山の写真検索すると結構こういう画像出てきますが、そのほとんどは何時間も歩いて撮れる写真がほとんどです。ただ、羅漢寺山であれば30分程度で登ってSNS映えする写真が撮れてしまうのです。ロープウェイという文明の利器を使って撮ることもできますが、自分の足で登って撮影した写真は何倍も思い出に残るはずです。
もうちょっと先まで登ると大きくて平べったい岩がありまして、寝そべることも可能です笑。平べったいのでジャンプしても余裕。
撮影スポットも多いので、写真を撮りたくて山に興味をもった方も満足できるはずです。
2回目の登山を楽しんで多くの人を山好きにしてくれたらブログを書いている身として嬉しいです。