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Encourage of Climb  山登りと温泉への招待状

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【100周年】八ヶ岳の白駒荘に連泊してきたしてきた。山小屋だけど環境・料理・雰囲気と最高レベルの山小屋

八ヶ岳の白駒池は北八ヶ岳らしい原生林の中にある神秘的な池で標高2100m以上の池としては最大の大きさとのことです。

駐車場から歩いて15分程度で行けるので登山者だけでなく最近ではその魅力が観光客にも知られるようになりました。その白駒池のほとりにあるのが白駒荘です。1922年に営業を開始して今年(2022年)でちょうど100周年。記念すべき年に宿泊してきました。



当初の予定では南アルプスに向かっていたのですが、足の調子が思わしくなく、どうしようか悩んでいましたが、たまたま白駒荘の予約見ていたら空いていたので予約して八ヶ岳トレッキングに変更しました。

 

 

 

予約はHPやじゃらんなどでも可能

 

山小屋の予約は基本的に電話予約です(ネットがつながりにくいから)。最近はウェブ予約できるところも出てきましたが、まだまだって感じです。山小屋に電話するって私には結構勇気がいることでして、電話も聞き取りづらいですし、時間とかも考えないといけないですし、満室だったら電話するだけ無駄ですし。白駒荘ではHPだけでなくじゃらん楽天トラベルなどでも予約が可能なので気楽です。

 

 

 

足の調子が思わしくなく南アルプスどうしようかと考えていたところ、じゃらんで白駒荘の空室があったので八ヶ岳にしよって急遽変更して連泊して人生初の八ヶ岳に行くことにしました。決めたのは前日の朝です。

 

予約はウェブでも出来ますが支払いは現金のみ(現地決済だけ)なので、忘れずに現金を持っていってください。

 

白駒池に行くためには大きく分けて3通り

 

白駒池に行くためには大きく分けて3パターンの方法があるかと思います(八ヶ岳縦走とか稲子湯からあがって行くのはマイナーかなと思うので省きました)

 

① 白駒池入口もしくは麦草峠から 初心者向け

白駒池入り口からであれば徒歩15分、もしくは麦草峠からでも1時間かからず到着してしまいます。どちらも季節限定ながら佐久平駅もしくは茅野駅からバスが出ているので公共交通機関でも行きやすいです。

登山道は整備されていますし、なんなら白駒池入り口からであれば木道になっているのでスニーカーでも歩けるぐらいです。鬱蒼とした苔の森の中を歩いていきます。初日のアプローチもしくは最終日帰るだけってときに使うのがいいと思います。

 

② 渋の湯から登る 登山初心者〜中級者向け



白駒池までの近くまで行くバスは季節限定(5月〜10月)なのでそれ以外の時期では別の登山口を利用せざるを得ません(車の場合も11月下旬〜4月下旬まで通行止めになります)。

その場合別の登山口を使わないといけないのですが、まず最初に考えついたのが渋の湯を使ったルートです。標高1850mの渋の湯から90分程度で高見石小屋に着きます。高見石小屋には名物の揚げパンがありますのでお昼にちょうどいいですし、近くの高見石からは八ヶ岳や白駒池を一望できます。

高見石小屋からは苔の森を下って30分ほどで白駒池となります。渋の湯からの道は岩がゴロゴロあって歩きにくいようなのでトレッキングシューズなど足元をしっかりした状態で歩く必要があります。

欠点としては渋の湯起点にすると行けるところがにゅうか天狗岳に限られてしまうという点です。どちらも長丁場なので公共交通機関ユーザーなら行き(帰り)は渋の湯で帰り(行き)は麦草峠と分けて登った方が楽でしょう。

 

北八ヶ岳ロープウェイを使うルート 初心者〜中級者向き

登山ルート上にある雨池



最後は北八ヶ岳ロープウェイを使うルートです。北八ヶ岳ロープウェイを使えば標高2237mまで7分間で移動できてしまいますから楽です。北八ヶ岳ロープウェイからも縞枯山を通るルート、雨池を通るルート、苔の森を進むルートと3つに分かれているので行き帰りで別のルート選択が可能です。また、北横岳と組み合わせることが可能です。マイカー利用でも別々のルートをとれますし、案外歩きがいのあるルートなのかもしれません。

 

部屋は個室と大部屋、つい最近建てたばっかの新館と昔からある本館

 

建物は白駒池の入口側から見て手前が新館、奥が本館となっています。本館は昔からある建物で、新館は火事で消失してしまったのですがつい最近建て替えられました。なので新館の方が綺麗であることは確かですが、昔ながらの本館も捨てがたいです。

今回は1人利用でしたので相部屋(男女混合)にしました。相部屋は新館に1つだけありまして、中は12人入れるようになっています。

棚もハンガーありますし、1人1人のスペースも広いので快適でした。コンセントもついていたので充電もできます。相部屋なので裏のスペースしか見えないのですが個室であれば白駒池側も見えるようなので運が良いと白駒池見ながら寝れるかもしれません。

 

館内には洗面台がある他(手洗い用の石鹸のみ使用可能)、

お風呂は15時から20時まで入れます。

家のお風呂を1.5倍ぐらい広げたスペースしかないですが、それでも山小屋でお風呂入れるところは少ないので貴重です。なお、シャンプー類は使えませんのでその点はご了承ください。

お土産も充実しています。

手拭いや

Tシャツ

100周年は一度きりなので記念Tシャツを購入しました。

ピンバッチや人形などもあります。

 

今年は100周年ということで宿泊すると記念手拭いをいただきました。この手拭いを持って今年のどこかで宿泊すると素敵なくじが引けるようです。今年行ける時があるかどうかは微妙ですが。

 

またInstagramもフォローするとステッカーなどがいただけます。

 
 
 
 
 
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ステッカーって皆さん貼るタイプですか?どこに貼るのがいいのでしょうか?山の道具ってあんまり貼るところないんで結構悩ましいです。



 

 

1周40分で歩ける白駒池は苔の森

 

白駒荘に着いたのは13時ごろでお昼食べても13時30分ごろでまだまだたっぷり時間がありますので白駒池を1周歩くことにしました。白駒池はボートを漕ぐことができて30分2000円です。グループやカップルで来る場合は漕いでみると歩いてでは見れない景色もあるはずです。

 

どこから見ても白駒池は幻想的です。



アップダウンはあるものの木道がメインなのでスニーカーで十分歩けます。

再び苔の森の中に入ると一旦池は見えなくなります。ちょうどもののけの森(屋久島にも同じ名前の森があったような)の中に入っていきます。もののけの森はほんと苔の絨毯と化していて、緑ばっかです。苔の森といっても少しは茶色い所があるのですがほぼ見えませんから。

キャンプ場が見えると青苔荘と白駒池のキャンプ場となります。予約制ですがテント泊する場合は青苔荘が受付となります。歩いて15分でキャンプ場なのでテント泊デビューするにはいい場所でしょう。

湖越しに白駒荘が見えてくると1周の散策は終了です。

終わったので濃厚ソフトクリーム(500円)をいただきました。ミルクの味が濃くて冷たさが身に染みてきます。

夕方になると夕焼けの日を当てた白駒池を見ることができます。

そして日が暮れると星空鑑賞タイムです。写真撮りましたが現像してみるとあんまりキレイに撮れていない。まだまだ技術を身につけないといけないですね。

 

食事 山小屋ってことを疑うレベルの食事 連泊するとさらに豪勢になる。

 

ランチ・カフェ 100周年記念メニューが豪勢

 

ランチは100周年記念ということで野菜カレー、ガパオライス、ナンピザのランチセット(2000円)と数量限定の鍋焼きうどんセット、カレーうどんから選べます。

ガパオライスと悩みましたがカレーにしました。ランチはテラス席と屋内の席どちらでも食べることが出来ます。すでに荷物置いて中に入っていたので中でいただくことにしました。2000円とランチといっても(山小屋としても)高い部類に入るのでめっちゃ豪華です。

玉ねぎやキノコがたっぷり入ったカレーに、福神漬け、ナスのお浸し、キンピラごぼう金時豆

ピクルスにたっぷりの野菜サラダ、彩も美しい桜海老のスープと品数もたっぷりです。

カレーは最初は甘さを感じましたが、だんだんと辛さが引き立っていきこれはハマってしまう感じのカレーです。野菜や豆類、ご飯はほとんど自家製みたいです。なので新鮮ですし、野菜に感じる苦味というものはほぼ感じませんでした。ドリンクはカシスウーロン(恐らくノンアル)とデザートはマンゴープリンでした。

 

カフェメニューは同じく白駒荘100周年記念のクレープ(1800円・コーヒー紅茶つき)とほおずきレアチーズセット(コーヒー紅茶つき)、さっき食べたソフトクリームなどがあります。大抵寄っている人は濃厚ソフトクリーム食べていました。クレープは食べたかったのですが、食べる余裕がなくて・・。

この前の週に山小屋グルメを超えることを目標にして運営している尾瀬小屋に宿泊したのですが、

 

www.encourageofclimb.com

 

www.encourageofclimb.com

 

尾瀬小屋を超越してもおかしくないクオリティです。尾瀬小屋みたいに単品メニューがないので飲みながらちまちま宴会を開くには向いていませんが、ランチを皆で楽しむという時には向いていますね。

 

1日目の夕食 品数の多さに度肝を抜かれる

 

夕食は17時30分ごろから新館の食堂(ランチを食べた場所)でいただきます。人数の大小で17時30分であったり18時だったり変則的になるようなのでチェックイン時に確認しておきましょう。

 

飲み物 山小屋とは思えないぐらい種類豊富

 

飲み物はチェックイン時に伝票を渡されるので17時までに受付に持っていきます。そうすればご飯とほぼ同時に飲み物が出てきます。

追加で注文したい時はカウンターで言えば出してくれます。自分で持ち込むことは禁止されているので頼むかお茶で我慢しましょう。

ビールだけでスーパードライ(350mlと500ml)、生ビール(キリン)、軽井沢ビールと3種類あります。日本酒も6種類あります。ダイヤ菊は気になります(飲まなかったですが)。その他ワイン、焼酎、梅酒とバリエーション豊かです。

ノンアルのカクテルも4種類ほどあります。ノンアルカクテルは日によって作れないみたいで2日目にフレッシュキウイiceboxを飲もうと思ったのですがNGでした。土日であれば飲めると思うので行くなら土日どちらかでしょう。

ソフトドリンクも信州のりんご、ぶどうジュースの他に売店で売っているドリンクを持ち込み可能です。250円と山小屋の売店としては安い方です。

 

夕食です。おかずたっぷりのプレートと、お浸し、きのこたっぷりの鍋です。

これだけでも豪勢ですが・・・

牛肉が出てきました‼︎(本当は一緒に置かれているのですが、飲み物注文と一緒になぜか一緒に牛肉を持っていかれたので遅れての登場です)あとご飯とお茶はおかわり自由です。

 

1日目はカクテルが飲めたのでカクテルにしました。白駒のシンデレラです。

ほおずきは免疫力や美肌効果があるそうで、ほおずきの実も入っていました。

プレートは鶏肉のブラックペッパー炒め、野菜サラダ、小鉢4種、スイカです。真ん中の柿みたいのは実はトマトで桃太郎ゴールドという品種だそうです。

食べてみるとトマトの酸味がないトマトです。甘いのかと思ったのですが、トマトの嫌なところを消したトマトって感じです。スイカも横からみると黄色くてロイヤルカスタードという品種です。

これらはほぼ全てだと思うのですが自家栽培した野菜たちです。ってことを全て夕食時ご主人さんが挨拶で教えてくれました。



こんなに野菜食べれるなんてとは思いもしませんでしたし全ての料理美味しかったです。特に鶏肉のブラックペッパーは絶品です。きのこ鍋(しゃぶしゃぶ)も火が通ってきたので肉入れてしゃぶしゃぶしていただきます。山小屋でこんなに食べれるなんてって思うぐらい食べました。ランチも食べてほしいですが、2日目も白駒池周辺にいるならランチは2日目にした方がいいかもしれません(朝食もまあ多いのですが)。

 

朝食も品数豊富‼︎

 

朝食は6時30分からです。早出を希望する方は別途お弁当の受付もできるみたいです。場所は夕食時と同じ場所です。

 

夕食時と同様に具沢山です。ごぼうサラダにレタスサラダ、魚に豆やひじきなどの小鉢、ヨーグルト。

だけでなく

目玉焼きと野菜、ウィンナーもあります。ピーマンも種つきで種も食べれるなんて新鮮な証でしょう。

 

椎茸や人参の煮物もありますし、味付けのりとりんご寒天もあります。



後はおかわり自由のご飯と味噌汁とお茶。ほぼ全部を一枚の写真に収めると品数豊富で朝からお腹いっぱいになること間違いなし。この後天狗岳まで行きましたが特に行動食とか必要ないぐらいの量です。

 

連泊したらさらに豪華になっていた

今回は連泊で利用しましたので、2日目の夕食がどう変わるのか気になるところです。この日は平日だったので日曜日と比べると人は少なかったですし、飲み物を頼んでいる人も少なかったです。こんなに客層変わるのかって感じ。

 

2日目のメインはハンバーグでした。1日目にあった小鉢類は無くなっていました。

もちろん、鍋もあります。

自家製のお野菜がいっぱい入ったすき焼きです。肉の枚数も前日よりも1枚多くなっていました。

 

さらにビーフシチュー。

黒百合ヒュッテでお昼にビーフシチュー食べているので、2食連続のビーフシチュー笑。さらにフルーツカクテルもいただけました。フルーツカクテルはサングリアとして提供しているものの余り物だと思うので毎回出るわけではなさそうです。

以上が夕食です。流石にお腹いっぱいになりすぎて最後の方は食べるのも辛く感じてしまいました。もちろん料理は美味しいかったですので、山でしっかりエネルギー使ってビーフシチューや揚げパンを回避しながら夕食に備えるときっとさらに美味しく感じるでしょう。

 

朝食はほぼ一緒ですが、いんげん胡麻和えと魚が甘露煮に替わっていました。味噌汁の具材も替わっていました。

昨日食べすぎたせいでまだお腹がいっぱい気味でしたが、美味しく食べることができました。



徒歩15分で山小屋の雰囲気を味わえるので山小屋初心者には本気でおすすめする

 

白駒荘は旅館とも思えるぐらい素晴らしいクオリティですが、携帯の電波も繋がらないですし、石鹸は使えないですし、ドライヤーも使えないですし、消灯時間もあります。だけど多くの山小屋はそんな感じです。なので、山小屋の雰囲気を知りたいってかたには山小屋の環境を味わいながら、美味しい山小屋グルメを堪能できて快適な環境で寝れるので、まだ山小屋を体験していない方や、富士山の雑魚寝程度にしか経験していない方には本気でおすすめします。山小屋の概念が変わるはずです。