愛媛、いや日本を代表する温泉地でもある道後温泉。聖徳太子の時代から温泉が湧いていて、多くの観光客が訪れる場所となっています。温泉旅館も高級宿から大型旅館まで幅広く多くの人を癒している温泉地です。
今回は道後温泉の道後Hakuryoに宿泊して来ました。
道後温泉自体は卒業旅行で訪れましたが、それ以来の訪問です。近代的なホテル形式の宿で中はアートが多く、スタイリッシュな宿でした。今回は道後hakuroに宿泊した記録と1泊2日で松山を観光し、温泉に入り浸りしたので併せて紹介していきます。
松山といったら鯛めしと松山城
松山は市内に路面電車が走っていて道後温泉までも路面電車でいくことができます。松山駅からは25分で行けることができますのでアクセスもしやすいですね。私は道後温泉までいく前にちょうど半分ぐらいの場所にある大街道という場所で降りました。大街道はいわゆる繁華街で後程いくことになる三越やホテル、居酒屋などなどがあり、松山市駅周辺と並ぶ松山の2大繁華街を形成しています。
ちょうどお昼どきだったのでお昼を食べに大街道を訪れまして、向かったのはかどや大街道店。宇和島名物の鯛めしが食べられる場所です。
地酒もちょこっとだけ飲むことができるようです。価格も安いので利酒ができそうです。
鯛めしがやって来ました。宇和島の鯛めしは卵いりの出汁醤油に鯛の刺身を潜らせご飯に乗せて食べます。
ご飯は2杯分あって鯛も2杯分を満たす量があって(追加料金で増量可)大満足でした。
お腹も膨れたところで腹を凹ますために松山城に向かいます。大街道から松山城へ向かう道には先ほどのかどやの他にも鯛めし屋やお土産屋などがあり歩いているだけで楽しい場所です。
大街道から歩いて10分ぐらいのところに松山城へのロープウェイの発着場があります。松山城は山の上にあるのでロープウェイまたはリフト(どちらに乗っても往復520円)で登るのが普通ですが、歩いて登ることにします。
歩いて登った場合標高差100mほどの山を登るわけですが、ロープウェイで登ったとしても最後は登る必要があります。ロープウェイからだと8合目からなので相当楽になりますが、途中に東雲神社があったり、
ロープウェイ(とリフト)と交差するなど案外楽しいです。山といっても高尾山みたいに整備されているのでスニーカーで登れます。
城の外郭が見えるところまで登って来ました。
標高100mほどの場所なので松山の街並みを一望できます。
このあたりまでは無料で来れますので頑張って登ってくるのもいいでしょう。今回はさらに城の中まで入りました。
お城好きにはたまらないでしょうが、松山城は高い位置にあるので、天守からの眺めは無料部分と大差なかったので無料部分でも十分楽しめるありがたい場所です。
下りは楽ですが傾斜が急なので、こういうときはジグザク下っていくのがいいでしょう。
再び路面電車に乗って10分ほどで道後温泉にやって来ました。今は駅舎の中にスタバがあり、もはやどこの観光地にもあるといってもおかしくないぐらいです。
道後Hakuroにチェックイン
道後hakuroまでは道後温泉駅からは徒歩5分です。道後温泉のアーケード街を抜けて道後温泉本館の前を通って
坂を登って到着です。右側の建物でして、外見は角ばったスタイリッシュな雰囲気でテンションが上がってきます。
チェックインしてアメニティをもらって(歯ブラシは部屋にあります)
部屋に向かいましょう。廊下も芸術的です。
木目調の部屋で、一つ一つが角ばったデザインになっているのでオシャレです。
テレビはスマートTVですし、レコード盤もあります。
部屋にレコードもありますし、別途借りることもできます。ロックからアイドルまで一通りありました。
トイレと洗面台と
シャワーも付いていますが、温泉あるんであんまり使わないでしょうが、夜汗かいたときなどには便利ですね。
浴衣と外湯にも持って行けるタオルもありますし、下駄もあって下駄で道後温泉を歩くことも可能です。
1Fにはラウンジもあってコーヒーや紅茶は飲み放題となっていて、有料ですがバーカウンターもあります。
道後温泉別館で究極の温泉体験と坊っちゃんフードホールでよりどりみどりの夕食
ホテルにも温泉はありますが、道後温泉といったら外湯でしょう。
道後温泉本館には卒業旅行の時に行ったので今回は別館の方に行きます。
別館では通常の入浴の他に休憩込みのプランがあり追加料金を払うことで大広間または個室で休憩をすることができます。別に休憩をすることはないのですが、せっかくなので大広間での休憩プランにすることにしました。1290円しましたが、究極の温泉体験ができました。
まず、最初に通常の客がいけない2Fにいき、大広間の案内された場所まで向かいます。
そこで温泉の入り方とか休憩時のことなどの案内をされます。
その後更衣室にいき浴衣に着替えます。あとで気づいたのですが、浴衣はなんとBEAMSの浴衣です。この時点でそんじょそこらの浴衣と違います。
更衣室にはドライヤーや化粧水などもあり、1Fのごちゃごちゃを回避して髪を乾かせます。
その後1Fへいき(更衣室にはロッカーがないので貴重品は1Fの脱衣場のロッカーへ、取られてもいいものは大広間に置いとくことも可)、ここからは通常の客と一緒に温泉に入ります。こういう公衆浴場では洗い場がないところも多いですが、別館にはシャワー、シャンプー、ボディソープと至って普通のスーパー銭湯と変わらないものもあります。露天風呂と内風呂の2種があり内風呂では30分に一回プロジェクションマッピングやっているみたいです。
温泉を楽しんだら再びBEAMSの浴衣に着替えて2Fへ登ります。外で涼んではどうですか?とスタッフさんに案内されて外縁にいきました。外縁からは外湯の中庭を上から眺めることができます。
これだけでも価値がありますが、さらにお茶とお菓子をいただけます。
持ってきてくださったうちわで扇ぎながら、お茶とお菓子をいただくという究極の温泉体験です。お茶はおかわりできますし、冷たい飲み物も別途販売しています。大広間の中は中で素晴らしいです。聖徳太子が道後温泉を寿国と讃えられたようでその雅な世界観を演出しているようです。
90分は割と余裕があるので休みながら館内には愛媛県が提供しているWi-Fiもあるので次いくところの下調べしていました。
道後Hakuroには夕食が付いていませんので夕食は道後温泉で食べるのがベストですが、かどやはお昼に食べましたし、他のお店もGWだからか結構混んでいます。皆さん温泉宿で夕食を食べないのかなとも思いましたが、こういうときにふらっと街まで行けるのが道後温泉の魅力です。再び大街道まで行きまして、すぐの三越の1Fにある坊っちゃんフードホールに行きました。
坊っちゃんフードホールは愛媛の地元のものから中華料理、フランス料理、焼肉まで様々な料理が集まっているフードコートのようなものですが、個々の店で食べることもできますし、フードコートなので色々なお店に行って料理を頼んで食べることもできます。また、お酒はお店で頼むこともできますし、お酒専門のお店で注文することもできます。
本当に色々なお店あったんで迷いましたが、スペイン料理にしました。
宇和島の鯛を使ったパエリアにしました。鯛の旨みを感じられるパエリアでした。また、別のお店で唐揚げも注文しました。好きなものを食べれて気軽に行けるのがこういうフードホールの魅力ですね。
部屋にもどり、道後Hakuryo の温泉に入りましょう。ホテル1Fにあり、カードキー(さらに女性は暗証番号も)必要なのでセキュリティは万全です。
加水、循環ありなので泉質はあれですが塩素臭とかは感じませんでしたので温泉オタクでもない限りわかんないぐらいです。露天風呂と内風呂も広くて洗面スペースも綺麗でした。夜は1時までで朝は6時から使えます。朝の時間だけもうちょっと早くならないかな
品数は少ないが全て満足できる朝食ビュッフェ
朝食は7時からです。朝ランニングしようと思いましたが雨だったのでやめました。
朝ごはんは1Fのラウンジでいただけます。
洋食メインのビュッフェです。
パンはフレンチトースト入れて5種類あって、スクランブルエッグ、スモークサーモン、地元鶏を使った南蛮ずけ、鯛のカツレツ、地物ウィンナーとおかずは決して多くないですが、どれもこれもクオリティが高くて美味しいです。
サラダには伊予柑ドレッシングかけました。爽やかな酸味で美味しかったです。欲しいと思いましたがあんまりドレッシング使わないのでやめました。
デザートはなかったですが、キウイとパインとポンカンのフルーツをいっぱい載せたヨーグルトにしました。リンゴジャムもありましたがジャムなしでも十分甘さを感じました。
和食はあんまりなかったですが、ご飯と味噌汁、ご飯のお供はあります。
スープは味噌汁のほかにパンプキンスープ、ほうれん草のスープ、ミネストローネといった4種類もあり、お酒を飲みすぎた次の日でもいただけそうなものも揃ってます。
ドリンク類は牛乳やコーヒーのほか、ポンジュース(愛媛行ったらラウンジにもあるのであんまり特徴がないけど)やアサイージュースなどありました。
種類自体は多くなかったですがどれもこれも一工夫あって美味しかったです♪個人的朝食美味しいホテルランキング3位です。ちなみに1位はここです。
実はサウナ天国?東道後そらともりでサウナでまったり
チェックアウトは10時ですが、8時に過ぎにチェックアウトしました。帰りの飛行機は17時すぎなのでまだまだ、観光する時間はたっぷりありますが、行ってみたいサウナがあったのでこの日は一日サウナで過ごします。一旦松山市駅で荷物をコインロッカーに入れて、伊予鉄の電車で10分かけて東道後温泉そらともりに行きました。
写真撮り忘れましたが、ホテルのような外観です。実際、ホテル営業もしています。簡単なカプセルなのかなと思いましたが、1泊2万以上して全室半露天風呂完備の部屋でした。また、仮眠もできるみたいでその場合は入館料+4000円(繁忙期)するようです。
入館料が1100円しますが(+150円の入湯税)、朝9時半までにいけば朝割で950円となります。この日は1日で朝風呂の日でしたのでなんと800円でした。800円で入れるだけいていいですし、タオルも館内着も付いて来ます。この時点で値段設定がバグっているような。岩盤浴も+300円で利用できますので朝風呂の日にいけば1100円で1日過ごせる色々とヤバい施設でした。
つい最近改装したみたいで、全般的に落ち着いた雰囲気でした。温泉は肌に優しい美肌の湯で全ての温泉とシャワーにこの温泉が使われています。入ってすぐにシャワーブースがあって、リファの高級シャワーヘッドが付いているものもあります。テレビショッピングとかでやっているやつですね。
温泉の種類も豊富で檜風呂から熱湯、ぬる湯、寝湯とあります。当たり前ですが、どれも温泉です。そしてサウナももちろん完備。サウナは男性が「モリノサウナ」女性が「シロノサウナ」という名称が付けられていて、30人以上も入るタワーサウナながらもセルフロウリュができるというこれまたとんでもない設備です。温度は90〜98度ぐらいとちょっと高めでした。
水風呂の水は名水百選の杖の淵という水を使っています。館内の飲用水もこの杖の淵という水を使っています。が、サウナの入り口のウオーターサーバーは愛媛で唯一飲用できる温泉の三玉水を使っています。飲んでみましたが、普通の水と大差ないぐらいの飲み口で飲みやすかったでした。
ととのいスペースには椅子だけでなくキャンプ用のチェアも完備されていて枕もあって最も簡単にととのいました。この施設を普通に行っても1250円で使えるのですから感動するレベルです。
館内着に着替えて休憩室へ。もちろん無料です。スペースもめちゃクチャ広く、ヨギボーマックスが大量に転がっていましたし、これだけあったら仮眠にも困らないぐらいでした。Wi-Fiも完備していますし、漫画や雑誌も豊富なんでずっとゴロゴロしていられそう。ゴロゴロしながら甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳のブログ書いていました。
岩盤浴も5色のヒマラヤ岩塩を使っており、それぞれで別の効果があるようです。
もちろんレストランもあります。なんと朝からやっているので朝風呂でひとっぷろ浴びて朝ごはんいただいてゴロゴロするってことも可能です。宿泊する場合こちらでいただくようです。
かき氷と地元の抹茶スイーツのキャンペーンやっているみたいですね。
トンカツや麺類といった定番サウナ飯のほかに愛媛名物料理もあります。松山きてからずっと鯛ばっか食べているので、定番ものに逃げようかどうしようか迷いましたが鯛めしにします。
日の山御膳にしました。1590円です。
刺身3種(鯛、イカ、カンパチ)に天ぷら、小鉢いっぱいで鯛めしついてこの値段はやっぱりバグってます笑。鯛めしは固形燃料がついた状態できて固定燃料が燃え尽きてから3分ぐらい待ってから食べてと言われました。先におかず食べていればちょうど終わるぐらいで鯛めしの食べ頃になるのも計算されつくしていそうです。鯛めしはもうちょっと鯛が入ってくれればいいですが、不満な量ではなかったです。個人的に結局食べましたが夕食いらないぐらいの量です。
デザートも折角なので頼みました。
料理に+200円で頼めた日の山アイスコーヒーと抹茶モンブラン(780円)いただきました。アイスコーヒーも飲みやすく体感ちょっと大きいかな。モンブランも程よい甘さで美味しかったですが、ただでさえデカいうえに中にアイスがたっぷり入っていて可愛い癖になかなかの強者でした。
なのでお昼に1時間半もかかった。ちなみにモバイルオーダーで注文できるのですが、iPadだと上手くいかず脱衣場まで戻ってスマホとって来たのであんまりいないとは思いますが注意してください。
そしてこの日はこれまたたまたまですが、15周年記念として餅つきとお汁粉の振る舞いがありました。そして愛媛県公式キャラクターのみきゃんとこみきゃんがお祝いにきてくれたみたいです。
その後もう少しゴロゴロして松山空港に行きました。これで料金3700円ぐらいでした。大満足ですわ。松山はこのほかにもJRの駅前に喜助の湯というこれまたサウナランキング1位をとった温泉施設もあるんでサウナ天国でもあります。
バーコード決済できないお店が多いので電子マネーかクレカで
松山でいろいろな場所に行きましたが注意が必要なのは決済方法ですね。大体の場所でクレカと電子マネー(伊予鉄のバスは2025年から)は使えましたが、バーコード決済はaupayか愛媛県でしか使えないみきゃんアプリがメインでd払いは三越ぐらいでしか使えませんでした。バーコード決済メインの方は注意してください。
道後温泉自体は10年ぶりの訪問ですが、進化がすごいですし、今回宿泊した道後hakuroも最新のホテルでとても居心地が良い宿でした。ダラダラしたければ愛媛松山がおすすめです。