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Encourage of Climb  山登りと温泉への招待状

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【10年に1度の紅葉】混雑嫌いの私が涸沢の紅葉を観に行った

行ってきましたよ!紅葉の涸沢カールに

紅葉の時期の涸沢カールはそれこそ1000張ぐらいのテントが張り巡らされて、登山道から人がぐちゃぐちゃいると聞いていて、いくらぎゅうぎゅうの富士山や高尾山は経験済みでも紅葉の時期の涸沢カールはどうしても二の足を踏む状態でした。

 

ただ、それでも周りの人から紅葉の涸沢は見とけ!ってアドバイスくれることが多くてだったら行ってみるかって思い、10月の三連休の前日に有給とって行くことにしました。

 

涸沢までの道のり

 

いつもの竹橋の毎日新聞社から毎日あるぺん号で出発です。この日、トラブル対応で出発すれすれまで仕事して、しかも東西線が止まって竹橋まで行くことできずと踏んだり蹴ったり。新御茶ノ水から歩いて間に合いましたが先行きが不安です。

この日はジャムジャムの3列シートでした。リクライニング十分、レッグレストありUSBポートありの快適仕様です。快適に登山をするためには十分な睡眠!勿論深夜バスではそこまで期待はできないですが今回も戦いには勝てたと思います。ちなみに2ヶ月前に予約しましたが、残2席でした。ただ実際の乗車率は8割ぐらい。天気みて回避したのでしょうか?

 

朝の5時過ぎ上高地に着きました。

上高地自体は5年ぶりです笑。上高地の人混みに嫌気があるのであんまり行こうと思わなかったんですよね。

 

準備して出発します。涸沢の夜を快適にするためにはコンパネと板があったほうがよくて、数量限定なのでなくなる前に確保して置きたいので行きは巻き気味で進みます!ほんとは登山後の着替えなどの不要な荷物預かって欲しいのですが6時からなんで待ってられません。ここが公共交通機関で行く登山の欠点なんですよね。

 

朝の人気のない河童橋!上高地の高いホテルに泊まるか、深夜バスで入るか、小梨平のキャンプ場に泊まるかしないと見れない景色!今日は穂高も見れてこれからの登山に期待を抱かせてくれる風景です。



小梨平からの穂高もバッチリです!

 

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歩いて40分で明神

明神岳にも朝日が照ってます。

 

上高地から横尾までの道は単純な標高差では100mちょっとですが、実際はアップダウンが多くて、息が上がるまではないですが地味に体力が削られます。ただ終始歩きやすい道であります。

 

徳澤は休憩するまでもなく通過

穂高も紅葉で黄色く染まっていてこれからどうなっちゃうんだろうね。

梓川の河岸沿いを歩くこともありました

横尾に着くと登山ゲートがあります。

これから涸沢や槍方面に行く人は問答無用でこの入山審査をパスする必要があります。スポーツの試合でのビン・カンないですよね~(カバンの中チラ見)ではなく、ちゃんと防寒着ありますよね、今日はどこまで行くのですか、穂高登るからにはヘルメットあるよねとかちゃんと聞かれます。ちなみに後日きいた話だと入山審査官は上高地で山岳ガイドの資格を持っている方がやっているようで、そりゃ性善説に基づいてのチェックではないわけです。私が通過するときは待ちなしでしたがちゃんと審査されるので、人多い時間だと並ぶみたいですね。上高地で審査カード配っているんで予め書いとくことおすすめされますが正直大差ないかな。あと、入るとき出るときの動線が被るんで、そこは改善して欲しいですね。

 

無事入山審査もパスしたんで横尾で休憩。マカダミアナッツナッツクッキー食べてカロリー補充して出発します。横尾までは携帯の電波はところどころで入りました。

これが登山者にとっての河童橋(横尾大橋)ですね。

これから先は入山審査をパスした人しか入れない場所に突入します。涸沢行くためには14時までには横尾を経つ必要があるので上高地はだいたい11時には出たいところですね。

 

屏風岩も紅葉で美しい

本村橋まではこんな道が続きます。ところどころで階段ありますが難しいところはないです。というか涸沢までなら登山やってたら時間は人それぞれでしょうが難しいところないですし、幅もそれなりにあるんですれ違いとかも楽です。

急峻な山がみえたけど方角的には南岳かな。槍はもっとスマートだし。

本谷橋まできました。時間は9時前、順調です。川の流れが心地よい。

本谷橋から一気に標高あげていきます。インフルで先月寝込んでたのもそうだし、荷物重いしなかなか辛い。一応ランニングやって体力は少しずつ回復させたんですけどね。

 

横尾本谷からの南岳も紅葉がきれい。

実際の彩度はもう1段上ですね。サングラスかけるとより明瞭になって紅葉のコントラストがはっきりします。

 

この先に涸沢がありますが、既に紅葉がヤバい。

このあたりの標高が紅葉のピークなのかそれともまだまだなのか、早く涸沢に着きたいですが呼吸器と足がもうちょっとゆっくり行けといってきます。

 

屏風岩の反対側まで回り込んで来ましたがこちら側もきれいです。なんかもう笑っちゃいます。

今まで登ってきた道も紅葉で色づいてます。

 

別格だった涸沢の紅葉見ながらテントを張る

 

 

あとちょっと、黄金に染まった木のトンネルをくぐり抜けると涸沢ヒュッテがあって

涸沢カールです!

今年は10年に1度の当たり年みたいなのですが、写真で見たことあるとはいえ初めて来たんで前がどうとかは正直わかんないです。ただめちゃくちゃきれいで、野球せこいつよくわからないけど、絶対ホームラン打つわって雰囲気出してて、やっぱりホームラン打ったみたいな感じですかね?

 

写真何枚か撮った後にテントの場所を確保します。幸い穂高登って帰ってきた人の撤収時間と被ったので割と涸沢ヒュッテから近くに場所確保できました。コンパネ(木板)も無事ゲット!コンパネはこの日(3連休前の金曜日)で13時ぐらいにはなくなってたみたいです。

11時半頃のコンパネの残数はこんだけでした。このコンパネ結構重かったので遠くまで運ぶのは億劫になるぐらいです。

 

サクッとテント設営

涸沢のテント場は基本岩でゴロゴロしてるのですが涸沢小屋側(奥側)は平地が多くコンパネ無しでも寝れそうでした。

 

穂高越しのテント撮影が下らないといけなくて面倒だったんで屏風岩方面にしましたが、これはこれで雰囲気あります。

ちょっと穂高方面が曇り始めましたが、テント周辺だけでも写真パシャパシャ撮っちゃうぐらいきれいです!来てよかった!

携帯の電波はないです。仕事関係の電話かかってきそうでしたが、この環境じゃ諦めがつきました。

 

涸沢小屋と涸沢ヒュッテのグルメ

 

涸沢には有り難いことに山小屋が2軒あります。標高が低い側の涸沢ヒュッテと高い方にある涸沢小屋です。

 

まずは涸沢小屋の方にいってみます。涸沢小屋は毎日あるぺん号のバスを予約するときに空きがあったのですがその時予約しておけば荷物重くしなくて済んだのに。

メニューはこちらです。

涸沢小屋といったらマムートのジョッキでしょうか。ジョッキパフェも有名で今はオレオ使ったパフェを販売しています。スタッフの方曰く多分今年限定っていっていたので食べたかったですが外は寒いんですよね。なのでもっと暑いタイミングで登った時に訪れるとします。

 

お酒とソフドリの自販機ありますが、新札対応していなくて、硬貨も同じものは5枚以上入れることができないそう。500円のペットボトルは500円玉か1000円札でしか買えないのでちょっと不便。

肉まん(700円)買ってきました。


セブンの大入豚まんより一回り二回りぐらい多くて具材も豊富。あったまります。

涸沢小屋からは涸沢のテント場や屏風岩を望むことができます。

涸沢ヒュッテにも行ってみましょう。テント場の中央付近(といっても涸沢ヒュッテの方が近い)にはテント受付場と山岳事務所があり、電波の届かない涸沢の貴重な情報源になります。

涸沢ヒュッテといったら鯉のぼりですね。

涸沢ヒュッテに来てみました。


涸沢ヒュッテは予約する場合ネットから予約することになります。最近はヤマタンから予約できるようになりました。

www.yamatan.net

10月初めにサイトみた時には当然ですが空いていないのでキャンセルでたらすぐ予約できるようにメール配信サービスに登録しましたが、空きが出たのは1度だけ。その空きも2分でメールに気づきましたが、すでに予約されていました。

 

外にテラスと売店があり、ちょうど人がいないタイミングがあったので撮影できました。が、基本並んでいます(10分ぐらい)。こんなところでイラついても意味ないんでのんびり待ちましょう。

奥には給水スポットと自販機があります。こちらは新札対応可でした。

トイレも数が多くて、待ちはほとんどなかったです。1000張張られたテント泊の翌朝はどうなってるか知らないですよ。

涸沢ヒュッテといったら手作りおでんですのでおでん買いましたが、パックのおでんです。なぜかというと売り切れたから(時間は12時)。手作りおでんはテントの場所決めてからすぐ買った方がいいですよ。ただパックのおでんも十分美味しいですけどね。

おでんと共にしばくのは涸あげ。ビールと共に唐揚げを飲み込めば、最高の気分でしょう。山で唐揚げってありそうでなかったですからね。3個で600円ですが、タレが染み込んでいて肉も弾力があり、ローソンで売ってる唐揚げよりも美味い。横浜スタジアムで売ってるベイからっていうのが唐揚げ界でも有名ですが、ベイカラ並みに美味い。今回はビールは飲まずCCレモンでしばきました。売店ではカレーや牛丼といったご飯ものも売っていますし、冷えたペットボトルや缶ビール類もあります。

 

完全に曇ってきてしまいましたね。

テントの受付は13時から17時までで(この前の時間に場所確保は勿論可)その間に受付となります。13時過ぎは並びますが、早ければ何か得られるのかといったら何もないので慌てず空いたら受付しました。

あとは寝たり、Kindleで漫画読んだりと時間を潰します。

 

時間は16時過ぎ、今日は何とか天気は持ちそうですね

夕飯でカップヌードルと家にずっと置いてあった牛すじ煮込みを食べて(本当は鍋にしたかったけど、材料用意する暇もなかった)、そうすると夕日の時間になってきます。涸沢ヒュッテまで登ってみましょうか。

 

さっきまで曇っていた穂高方面もちょっと雲が取れてきました。

と思ったら数分でまた曇っちゃいました。それでもみれただけで十分でしたね。

日が落ちればこれからはテントの明かりが幻想的な雰囲気を醸し出す時となります。

この日は320張だったそうで全盛期の3分の1みたいのようでした。明日はすごいことになりそう。

 

北穂高岳が顔を出してくれました!

涸沢小屋の方も行ってみましょう。涸沢小屋まで荷物ないのですが、急で息があがります。

こちらの方が角度がつく分凝縮している感じが出てきます。

 

2日目は雨の中の下山

 

翌日になりました。一気にワープして徳沢園です。

なんでワープしたかというとずっと雨だったから。4時過ぎからポツポツ降り出してそこから上高地のバスターミナル着くまでずっと雨。雨の登山経験はありますが、こんな1日雨は初めてです。テントは水を含み重くなり、ザックカバーとレインジャッケット、レインパンツつけて出発。レインパンツ、レインジャケット共に濡れた状態になりました。そんな激しい雨ではなかったのですが、あんまり撥水メンテをしてなかったのが仇でした。次回登山に向けてメンテしておかないと。

 

横尾からは傘さして降りました。傘さすと全然違いますね。傘さして登っている人(降りている人)も多く体感では6割〜7割ぐらいでしょうか。横尾からの道は歩きやすいですが、水たまりも多くて回避するのが面倒。

 

ここまできたら携帯の電波は繋がります。徳沢園の中は当然のように混んでいて何とか空いているスペース見つけてカフェラテとちょうど販売が始まったピザにしました。ピザは他にもチーズと蜂蜜を使ったピザがありましたが、朝飯をアミノバイタルで済ませた私からしたら、食事系のものが食べたいんでボローニャハムときのこのピザにしました。

生地がもちもちで美味いです。ピザといったら徳沢園か種池山荘だと思っています(個人的には種池山荘の方が好き)。

 

 

www.encourageofclimb.com

 

明神まで戻り、時間もまだまだあるので明神池に行くために寄り道します。

拝観料500円。なかなかいいお値段ですが、1回見ればいいかな。

まだ上高地周辺は紅葉は早いかな。もう2週ぐらい先かな。

 

嘉門次小屋も近くにあります。



上高地までは梓川の右岸通って行きました。こちらの方が時間はかかりますし、歩道も狭く、観光客も多めなので、急ぎたい、楽したい方は小梨平の方にいった方が早いようです。

 

岳沢の湿原通って、


混んでる河童橋通って1キロぐらい歩いて、上高地ルミエスタホテルにきました。明神から雨が激しくなってザックカバーが決壊しました。中のシュラフもちょっと濡れるぐらいでしたわ、片付けが面倒になります。なので温泉に入りたくて。

www.lemeiesta.com

上高地には日帰り温泉やっているホテルが何軒かありますが、ちょうど今の時間にやっているのがルミエスタホテルだったのできました。こんな昨日風呂に入らず、ずぶ濡れ状態で入ってきた客にも普通の人と変わらず接してくださりありがとうございます。料金は2220円とべらぼうに高いですがタオル付いていますし、アメニティも豊富ですし、時間までマッサージチェア使えるので元は取れそうです。上高地は物価が高いと思えば何とかなります。温泉も長湯できる温度ですし、雨で濡れた体が温まります。

 

温泉入って着替えて河童橋まで戻ってきました。

めちゃくちゃ混んでますね。雨降っているのに。雨での登山は嫌で極力避けてきた自分からしたら不思議でしかないです。

 

この日はずっと雨で明日は晴れるので、旅行で上高地訪れたら私なら予定入れ替えて日曜日に上高地に行くことにするでしょう。登山装備で降りてきた私でも水たまりに入って汚れた靴を見て、この靴捨てて松本戻ったらABCマート行って靴買いたい!!って思うぐらいの状態なのに、登山装備もせずに普段の旅行している格好で上高地のトレイルを歩いているのが不思議でなりません。登山装備で濡れることだって嫌なのにだって、靴は濡れるから靴下濡れるだけでなくて靴乾かないし、そこら辺のコンビニ行くような格好ではない旅行用の服やバックが汚れちゃうし、雨だから理想の上高地(晴れていて穂高見れて涼しい!!っていう状態)ではないし、傘ささないといけないしで、そんなことまでして上高地に訪れる魅力って何があるのかと不思議に思ってしまいます。

 

そんなことを考えながら上高地のバスターミナルまで戻ってきました。

上高地のバスターミナルまで戻ってきたら雨があがりました。登山あるあるすぎます。

 

紅葉の涸沢カールはやっぱ凄かった

 

混雑しているからといって回避していた涸沢ですが、10年に1度という触れ言葉もあって行ってみたら大満足でした。混雑も平日1日入れたことで(翌日の天気の悪さもあるでしょうが)何とかなり、雨の下山も片付けのめんどくささもまぁ、いいかと思わせてくれるぐらいでした。絶好調状態の涸沢カールは上高地から15キロ歩いてきてよかったと思えるぐらい素晴らしいものでした。やっぱり混雑するところは混雑するだけの理由がありますね。まだまだ見れない景色を求めて色々な山にも登ってみたいと登山初心者がいいそうなことを思いながら帰りました。

 

番外編 松本後泊で山好きが集まる居酒屋とゲストハウスに宿泊してきた

 

このあと松本まで戻って山好きが集まる居酒屋とゲストハウスに宿泊、翌日はサッカー観戦安曇野観光とツルヤに行ってきました。

 

長々となりそうなので別の記事にします。

 

次は穂高にいくぞ