encourageofclimb 山登りへの招待状

Encourage of Climb  山登りと温泉への招待状

登山記録や山旅、登山道具などの山に関することや旅行や温泉のブログ

那須岳登山の帰りに寄りたい大丸温泉旅館の日帰り入浴 自然の景観美と豊富な湯量のかけ流しが最高

 


栃木県那須の大丸(だいまるではなくおおまるです)温泉は那須7湯のうちの一つで標高1300mに湧いています。中でも大丸温泉旅館は200年以上館主が守り続けており、東京の乃木坂の名前の由来にもなった乃木将軍も愛していたほか那須御用邸にも引湯されています。

 

 

これだけでいかに素晴らしいお湯かってわかるはずです。那須岳登山口のすぐ近くにあってかつ日帰り入浴もやっていますので登山帰りで寄ることも可能です。

 

 

 

 

登山帰りで歩いて行けるのでバスユーザーにも魅力的

雪が積もった那須岳を登った後、

 

www.encourageofclimb.com

 

那須ロープウェイまで戻ってきました。

那須岳登山の出入り口である那須ロープウェーの山麓駅から距離でいうと1.5kmぐらいです。なのでバスで那須ロープウェイを訪れた方にもいきやすいです。

 

 

 


歩いて20分ぐらいですが下りなので、疲れても歩けるはずです。ただし、残雪のシーズンはまだ登山道に雪が残っているので滑らず注意しましょう(GWであればロープウェイから大丸温泉旅館までならアイゼンは不要なぐらいでした)。車の場合は、再び登り返すことになるので車で大丸温泉までおりて行く事に越したことはありません。日帰りの場合は少し離れた県営駐車場に停めてから歩いて移動になります(数分程度)。

 

登山をやらずに温泉目当てに訪れる場合、バスの場合であれば那須塩原駅もしくは黒磯駅からで(1時間に1本程度)那須塩原駅から70分程度、車の場合は那須インターや黒磯板室インターからなどからアクセスしていきます。那須ロープウェイの方に進んでいけばOKです。

 

日帰り入浴は料金1000円と高すぎる訳でも安すぎる訳でもない料金です。

営業時間は11時30分から15時まで(受付は14時30分まで)です。ただし、今の時期は営業しているときとそうでない時があるので詳しい営業時間はHPみて確認をしておいてください。那須岳の主峰の茶臼岳を中心に歩いたあとによるなら時間はそこまで気にしなくてもいいぐらいの営業時間ですが、朝日岳やその先の三本槍岳まで行くと時間がかかるので営業時間に間に合わない可能性もあります。温泉に入りたい気持ちもわかりますが余裕をもった登山計画を立てて温泉に入りましょう。

なお、宿泊の方のチェックイン時間は14時からなので時間ギリギリだと宿泊の方とバッティングして混雑する可能性があります。

 

お風呂は混浴だけど女性専用もあり

 

橋の先に玄関がありますが、温泉の匂いと湯気が煌々と出ていてテンションが上がっていきます。



玄関で靴を脱ぎ、下駄箱へ入れます。

宿泊の方はそのまま上がっていいようですが、いつか宿泊したいものですね。靴箱の中にスリッパがあるのでスリッパに履き替えます。鍵は少し複雑でかけようと思って鍵を回らず、あれって思ったら完全に閉める訳ではなく鍵に引っ掛ける位置まで扉を動かして閉める必要があるようです。

 

券売機があるのでそちらで日帰り入浴券を購入し(現金のみ)、受付にてタオルと湯浴み着と整理用の番号札を受け取ります。湯浴み着があるように大丸温泉は混浴が主体です。人生で初めての混浴です。

 

廊下を歩いてお風呂場へ行きます。



昔は籠に乗って移動していたんですね。




混浴主体ですが、女性でも女性専用の露天風呂と内湯(それぞれ山ゆりの湯と石南花の湯、内湯の桜の湯)がありますので、混浴風呂に行かなくても十分満喫できるはずです

楽天トラベルより引用



脱衣所には鍵つきのコインロッカーもありますが数が十分ではないので出てきた頃には全部埋まっていました。

 

アメニティもドライヤーだけでなく、化粧水、乳液、ヘアトニック等あります。

 

着替えて荷物整理してお風呂に入ります。

 

内湯の笹の湯と洗い場。

 

洗い場は10箇所程度でシャンプー、トリートメント、ボディーソープはDHC。

 

内湯は2箇所ありました。

 

外の混浴風呂に行ってみましょう。露天風呂は湯浴み着もしくはタオルが必須です。湯浴み着といってもタオルなのでお湯で濡らしておくとタオルのズレが多少抑えられる気がします。

 

混浴風呂は3箇所

 

混浴の露天風呂は3箇所で上流からあざみの湯、あじさいの湯、白樺の湯になります。まずは1番上のあざみの湯に行ってみることにしました。

 

あざみの湯は自然の景観をそのままにしたような場所でして上流からは温泉(か川の水)が流れてきています。自然のままですので地面は整備されておらず、歩いていると石が足裏にあたり痛いですが、気持ちよさもあります。1番遠いからか人も多くなく落ち着いていました。

 

下流あじさいの湯は川の中で湯浴みする感じ。1番下流の白樺の湯は石で整備されていて、打たせ湯があったり、屋根があったりこれはこれで雰囲気良くて素晴らしいです。

 

お湯は単純温泉で無色透明なのですが、メタケイ酸を多く含み古くから美肌の湯と呼ばれているようです。硫黄の匂いもするのになんで透明って思いましたが硫酸イオンも多く含んでいるからでしょうか?

 

ちなみに私が入っている間、女性の方は入ってきていなかったと思います。まぁ、女性専用の露天風呂も2つ完備されている訳ですからわざわざ混浴に入る必要もないでしょう。

 

また、売店近くに飲泉処があり、少し飲んでみましたが、ほとんど水と一緒でした。

 

自然の景観美を残した温泉は幸せで今度は泊まって入りたい

 

温泉から出てくる頃にはフロントには多くの人がいてチェックインの手続きをしていました。温泉も素晴らしいですし、日本秘湯の宿の会員宿で部屋も食事も素晴らしいようですので今度来た時は泊まりたいですね。

 

まだ、バスの時間まで20分程度あったので大丸温泉の展望台から那須野原を見渡します。

後ろを振り向くと今日登ってきた那須岳ですね。



バスもやってきたので宇都宮で餃子でも食べて帰ることにしましょうか。