2020年の2月、本格的に登山を初めて半年ぐらいになりました。登山を趣味と言えるようになって初めての冬、雪山にいってみたいけど初心者だから不安・・。簡単に雪の上を歩くぐらいであれば都内からアクセスしやすい丹沢山系がオススメです。
TwitterやInstagramで雪山の写真みていつかいってみたいなと思っていてもいきなり八ヶ岳とか谷川岳は辛いですが、丹沢であれば稜線に出るまでは雪は多くないですし、稜線でも軽アイゼンあれば雪の上をザクっザクっと歩くことができます。
ということで2月の飛び石連休を使って1泊2日で塔ノ岳と丹沢山に登ってきました。
🔖丹沢山系で雪山デビューと1泊2日にした理由
🔖 ヤビツ峠行きのバスがないけど大倉から表尾根を目指したい
🔖大倉から戸川林道を通って新茅山荘
🔖新茅山荘から破線ルートで烏尾山へ
🔖烏尾山から塔ノ岳までは表尾根縦走
丹沢山系で雪山デビューと1泊2日にした理由
神奈川県の丹沢山系は雪山デビューにぴったりな場所です。都内からは1時間半あれば登山口につきますし、雪山といっても標高が1600mぐらいなのでそこまで雪深くならなくて歩きやすい。また登山者が多く、通年営業の山小屋もあるので万が一のときも安心だからです。
鍋割山や塔ノ岳であれば日帰りでも十分登れる山なのですが、時間が取れるなら塔ノ岳や丹沢山(鍋割山の鍋割山荘は12月31日を除き泊まれなくなってしまいました)で1泊することを強くオススメします。
なぜかというと時間におわれることなくゆっくり登ることができますし、なんたって頂上に泊まることができれば「夕焼け」と「夜景・星空」「日の出」が楽しめるのです。しかも、冬のこの時期は空気がすごく澄んでいるので雪山を楽しみながら夕焼けや夜景を楽しめると思い丹沢山系で雪山デビューすることにしました。
今回はヤビツ峠から丹沢表尾根をいき塔ノ岳に登った後、塔ノ岳山頂の尊仏山荘で1泊、翌日は塔ノ岳から丹沢山まで往復した後、大倉まで通称バカ尾根を下って大倉に戻るというルートで計画を立てたのですがいきなり出鼻をくじかれることになりました。
ヤビツ峠行きのバスがないけど大倉から表尾根を目指したい
今回の登山のスタート地点であるヤビツ峠までは秦野駅からバスが出ています。冬ですと冬季運休などもあるのですが、神奈川中央交通バスのホームページみても何もないし、運休計画も載っていなかったのでのでバスは動いていると信じてヤビツ峠へ行きます。
前日は気温が下がっていたので凍結の心配もしていましたが、行きのロマンスカーではヤビツ峠行きの時刻も案内がありました。
だから、ヤビツ峠行きのバスが動いていることを確信して秦野駅でおりバスのりばにいったらまさかの
バス運休(途中の葦毛までは運転)
まさかですよ(2回目)。運休してるならロマンスカーで案内したり、ホームページに運行計画載せてよ!!って心の中で思いながら再び改札に入り、渋沢駅経由で大倉に向かいます。冬季にヤビツ峠行きのバスに乗るのなら事前に電話で確認するのがめんどくさいけど1番確実なのは実感しました。こういうときに丹沢大山フリーパスがあれば一旦降りても再度小田急に乗り直すことが可能です。
大倉からだとそのまま通称バカ尾根登っていってもいいのですが、帰りに使うルートなので行きは別のルートでいきたいなと思います。鍋割山いってもよかったのですが時間的に間に合うか(すでに9時30分)ということでこのルートだと到着が遅くなってしまう可能性があるため断念。表尾根を登りたいという気持ちがあったため表尾根に途中から合流するコースにしました。しかし、三ノ塔までいってしまうと時間的にこちらも厳しくなるので新茅山荘から烏尾山(山と高原地図の波線ルート)にいき烏尾山で表尾根に合流するルートにします。
新茅山荘から烏尾山までの道は山と高原地図では波線ルートになっているのですが、道中は道は整備されていましたし、トレイルランナー含めてそれなりに登山者と遭遇しました。登りながら右には相模湾、左には富士山をみながら歩けるコースなので大倉からでも表尾根行きたいってかたや丹沢に行き慣れすぎてメジャールートに飽きた方、そして自分みたいにヤビツ峠行きのバスが運休になった際の代替手段にオススメです。ただ新茅山荘から烏尾山までは急坂すぎて辛いのが難点ですが。
所要時間は4時間30分ほどなのでちょっとしたバリエーションルートになりますね。
大倉から戸川林道を通って新茅山荘
10時すぎ予定とはだいぶずれてしまいましたが無事大倉に到着です。バス停近辺の秦野戸川公園に来たのは8年ぶりで前回は真冬で雨降っていたのに水無川を渡らされたな笑。
戸川公園名物の風の吊り橋。ここを渡って登山スタートです。
新茅山荘へは林道をひたすら歩きます。勾配は緩やかなのですが、その分新茅山荘から先は急勾配の登りがありますのでなので上りが続くバカ尾根と比べてそれぞれ一長一短ありますね。
段々と砂利道になっていきます。新茅山荘までは自動車やバイクで行けるのでたまに車が通りますので道の真ん中は歩かないほうがよいでしょう。写真ではシカが横切っています笑
大倉から歩いて30分ほどで竜神の泉があります
煮沸が必要と書かれていたのですが、普通にそのまま飲めましたし、甘みがあり美味しい水です。あくまで飲むのは自己責任で。
大倉から林道を歩き1時間で新茅山荘につきました。
この地点でまだ標高は500m少し超えるくらい。まだまだここからが本番です。
新茅山荘にはよりませんでしが声は聞こえたので恐らく営業しているのかなと思います。
烏尾山までは1時間半かかる予定なので新茅山荘前のベンチで行動食をたべながら日向ぼっこしてました。
新茅山荘から破線ルートで烏尾山へ
新茅山荘からは急登が始まります。
ただ、破線ルートという割には道は整備されていますし這いつくばったりロープや鎖を使わないと登れないわけではありません。尾根っぽいところをジグザグしながら登っていくので辛いのですが、登れなくはないという道を休憩はさみながら少しずつ登っていきます。
途中でトレイルランナーと出会うことが多かったのと目印のピンクテープがあるので迷うこともあんまりないかなと思います。
登り終わると・・
相模湾がきれい!!左に見えるのは伊豆大島ですね。
こんなきれいな景色を見れるとは思いませんでした(木が邪魔ですけど)。
ここからはしばらくは平坦な道が広がり歩きやすくなります。ところどころ不明瞭なところもあるのでピンクテープがわからなくならないように歩いていきます。
そして左側には
見えた・・富士山(相変わらず木が邪魔ですが)。雲ひとつなく晴れ渡っていますわ。
また、最後の方は急登がありますが最初ほどではありません。後どのくらいで終わりかなと思いながら尾根をジグザグ登っていきます。
登りはじめて1時間5分、烏尾山に到着!丹沢表尾根ルートに合流です。
頂上からは180度(裏には烏尾山荘があるから)の絶景です。
三ノ塔方面です。道が凍結していなければ本当は三ノ塔方面からきているはずでした。
相模湾や真鶴半島や伊豆半島もみえます。
富士山もよくみえます。
烏尾山から塔ノ岳までは表尾根縦走
烏尾山からは表尾根に合流して行者ヶ岳、新大日を経て塔ノ岳へと向かいます。表尾根は丹沢のメジャールートということもあり階段も木道も整備されていて歩きやすい一方で時たま鎖場やロープがあるなど少しスリリングなところもあります。本格的に登山始めた後ちょっとむずかしい道に挑戦したいというかたにオススメです。本日は雪が溶けているので泥濘が非常に多くて歩きづらい箇所が続きます。ゲイターがあったほうがいいでしょう。
道中はほとんど視界が晴れているので、富士山や相模湾を見ながら歩けるのも表尾根の魅力です。東京都内から1番近い稜線歩きができるところじゃないのかな。
こんな感じで整備された道を最初はいきます。
これからいく塔ノ岳や大倉尾根方面です。雪はあまりなさそうです。
行者ヶ岳をすぎると鎖場があります。写真以上に下からみると絶壁感があります。鎖持ちながら足場を気をつけながら降りていけばそこまで心配ありませんが少し怖かったです。
政次郎ノ頭から先ほどきた道を振り返ります。
遠くからみるとそこまで急ではないんだけどな。
烏尾山から1時間で新大日到着。泥濘と鎖場のおかげであんまりスピードが出ず、さらにすでに太ももがパンパンです(泣)。しかし、ここまできたらあとちょっとなのでがんばります。
新大日から明らかに雪量が増えてきました。凍ってはいないのでアイゼンまでは必要ないです。
最後の登りを登り切ると
塔ノ岳尊仏山荘に到着です。
まずは荷物を置きたいので尊仏山荘にチェックインします。
塔ノ岳と尊仏山荘に山荘についてはこちらをご覧ください
今回の山行記録はこちら
丹沢山-2020-02-09 / perauupさんの塔ノ岳(神奈川県)・烏尾山・丹沢山の活動データ | YAMAP / ヤマップ