子どもの頃から見てきた山には例え名山を趣味にしたからには登りたいってことで前日は愛鷹山の越前岳に登りました。
地元に泊まって2日目は子どもの頃からの旅行先でもあり海水浴先でもあった伊豆を代表する名山達磨山に登ります。達磨山は標高981mで近くには西伊豆スカイラインが通っているので比較的楽に登ることができます。周囲は開けているので海越しの富士山を堪能できる山としても結構有名です。ただ、この日は天気的には微妙。富士山は恐らく望めませんので天城越えハイキングでもいいかなと思っていましたが、雨もしばらく降らないようなので達磨山に登ることにしました。
- 山行記録
- まえおき 達磨山はゆるキャン△の聖地でもある。
- ほどほどに体力はいると感じながら歩きやすい稜線をゆく
- いよいよ達磨山へ。曇っていても十分楽しめる。
- 雨は降ってきたけど濡れずに終わりわさびソフトに初挑戦
山行記録
日時2021年11月21日(日)
行程 修善寺駅ー(バス)だるま山高原レストハウスー戸田峠ー達磨山ー戸田峠ー金冠山ーだるま山高原レストハウスー(バス)戸田
(スマホのGPSの調子が悪くてログが取れていませんでしたので時間はないです)
人数 1人
まえおき 達磨山はゆるキャン△の聖地でもある。
観光地として有名な伊豆といったらやっぱり海‼︎これは言うまでもありません。ただ、伊豆は元々島であった説が割と高く平野はほとんどなく、海岸線を走る道路でもアップダウンが激しいぐらい山がちな地形です。だからなのか山と高原地図でも伊豆だけで1つの冊子になっていますし。
日本百名山の1つである天城山も聳えています。達磨山は急峻な伊豆の地形の中では割と穏やかですし、近くのスカイラインから割と簡単に登れるぐらいのレベルの山ですが、老若男女割と多くの登山者が訪れる山なのかなと思います。理由は恐らく富士山を一望できてかつ海越しの富士山という日本人なら割と好きそうな情景を望めるからではないでしょうか?
また、アニメゆるキャン△でも主人公たちが登っている山でもあります。ゆるキャン△はキャンプ漫画なので山は見ても登ることは稀なのですが、達磨山だけはアクセスの容易さもあって主要メンバー全員で登っています。
また、漫画山と食欲と私では現在(14巻時点)では登っていませんが、鮎美ちゃん著の公式山登りガイドには達磨山が紹介されています。
割と珍しいゆるキャン△と山と食欲と私で登っている山でも達磨山はあるのです。
ほどほどに体力はいると感じながら歩きやすい稜線をゆく
スタートはだるま山高原レストハウスにしました。なぜならトイレもあり、自販機もあり調達しやすいからです。
トイレも自販機もこの先はありません。修善寺駅で準備を整えることができたら戸田峠からでも十分だと思います。
だるま山高原レストハウス近くにはゆるキャン△メンバーがキャンプをしたキャンプ場もあります。
レストハウスからも駿河湾越しに見える富士山を望むことができますが、生憎の天気で残念ながら愛鷹山までしか望むことができませんでした。
下界はラブライブ!サンシャインでおなじみの沼津市三津周辺です。
登山道は幅が広い芝生の道で歩きやすいですが、最初はそれなりに登るのでそこまで楽に歩けるわけではありません。
普段から歩いていないと結構辛いなと思うかもしれないですと普段から歩いている私が忠告します。道標も所々にあります。
今歩いている道は沼津市と修善寺町(今の伊豆市)との境界です。
岩の間をすり抜けて金冠山が見えてきました。
電波塔が目印です。今回はこの後いつ雨が降ってきてもおかしくないので先に達磨山を目指します。
いよいよ達磨山へ。曇っていても十分楽しめる。
一旦舗装道道に出て戸田峠まで一旦下った後、
本格的に達磨山への登山道が始まります。
この達磨山への登山道は伊豆山稜歩道の一部で達磨山を経て最終的に天城峠へ続いています。天城峠からは天城山にも行けるので伊豆の登山道は結構充実しています。トレランであれば一日で走破できる道なので体力つけてまた訪れたいですね。
こちらの道も危険箇所は全くなく歩きやすいです。
右側を見ると戸田の街並みとその先は駿河湾です。
岬のような場所は御浜岬という岬でこの後戸田に泊まったので訪れます。
詳しくはこちら。
稜線は紅葉は終わってしまったようですが、麓のあたりは紅葉真っ盛りといった感じでした。
平坦なところをすぎ300段ほどの階段をひたすら登ります。
金冠山とその先には富士山が見えるはずですが心の中で。
ただ、曇っていても伊豆の稜線は素晴らしい景色です。
小達磨山をすぎてしばし下っていくと達磨山が見えてきました。
一旦西伊豆スカイライン(こちらもゆるキャン△に出ていますね)にでてちょこっと車道を歩いた後達磨山への登りに突入します。
達磨山への登りは険しいというよりかはひたすら階段が続いています。結構キツい。振り返るとあおいちゃんが龍の背中と表現した今まで登ってきた道が続いています。
達磨山に登頂しました。
曇っているので富士山は見えませんがそれ以外はまあ認識はできます。
天城山(なのか?)も見えます。
この先も稜線は続いています。
頂上はそこまで広くないですがそこまで人もいなかったので昨日の寿司をテイクアウトした時に一緒にお吸い物の粉末もついてきたので、山頂で温めて飲むことにしました。なでしこやしまりんも山頂で伊勢海老の味噌汁を飲んでいたのでそれに倣った形です。
雨は降ってきたけど濡れずに終わりわさびソフトに初挑戦
帰りも同じ道を通って帰ります。降りている時に海側を望むと駿河湾の先に三保の松原のある清水の三保半島も見えました。
帰りはポツリポツリ程度で雨も降ってきたのですが傘をさすほどの雨でもないので金冠山にも登りました。分岐から10分程度で登れてしまいますが帰りに登るのは登り返しが辛いので先に登っておいた方がいいかもです。
後はのんびり行きと同じ道でだるま山高原レストハウスまで戻ってきました。
バスの時間までまだ1時間半程度あるので着替えて、レストハウスの中で休ませてもらうことにしました。中にはゆるキャン△のポスターやグッズ、漫画全巻ありました。登山者だけでなく観光客や自転車やバイクのツーリングで訪れる人も多いようです。
中は売店とレストランになっているのでレストランでわさびソフトをいただきました。伊豆の名産のわさびで子どもの頃から知っていましたが意外にも食べるのは初めてです。子どもの頃はわさび苦手でわさびがアイスになっても食べる気は起きませんでしたが、大人になった今食べてみるとわさびのツーンとした辛味とアイスの甘さが恐ろしいほどマッチします。
晴れていたらすごく楽しいはずの山行ですが、曇っていても満喫はできる程度の山行でした。これからの冬のシーズンは空気も澄んでいますし、天候も安定するので冬の低山ハイキングにどうでしょうか?
この後はバスで戸田まで降りて西伊豆今宵に泊まりました。