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Encourage of Climb  山登りと温泉への招待状

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【クマが出た】上高地小梨平キャンプ場24時間滞在記

2020年のお盆休みの初日、上高地の小梨平キャンプ場で初めて買ったテントでのテント泊をしてきました。

前日までの天気予報では晴れでさぞいい気持ちでソロキャンプができるかと思ったのですが、想定外の雨でテントが水浸しにならないか不安な夜を過ごすことに・・・。ということでなんだかんだで丸一日小梨平に滞在していたのでレポートします。

なお、小梨平キャンプ場ですが私が泊まった次の日にソロキャンプしていた女性が熊に襲われて大怪我を負ったため一時的に封鎖されてしまいました。私が泊まったときもクマがキャンプ場をうろうろしていたみたいなのでほんと危機一髪でした。

 

 

 

 



 

 


徳澤園でキャンプしようと思ったが一向に止まない雨に諦めて小梨平へ


早朝5時20分に深夜バスさわやか信州号で上高地に到着。本来の予定は上高地から2時間の徳澤園にいき、徳澤園でテントを張り、横尾の方までぶらぶらしたり、のんびりキャンプをするはずでした。しかし深夜バスに乗っている時にもふと思ったのですがあまり明るくなくて?って思ったのですが河童橋まできて気づきました。

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水量も多いですし、曇っています。そして徳澤園に向かっている途中でポツリポツリと雨が降ってきました。徳澤園につく頃にはザーザー降ってきて、yahooの雨雲レーダーでも雨が止む気配がないので、引き返しながら小梨平でキャンプするか諦めて松本市内に宿を取るかいろいろ戻りながら考えました。

雨は降っているけどわざわざ重い荷物背負ってきたんだからテン泊するべき、いや雨降っている中キャンプするのはリスクあるから金かかってもやめるべきという考えが色々巡りながらでしたが結局キャンプしたい欲が勝り小梨平でキャンプをすることに。


 

 

キャンプ地設営〜雨が止んだ隙を狙ってお昼ご飯探し


小梨平キャンプ場は大人1人800円(2022年は1200円)で泊まることができる良心的なキャンプ場です。上高地から槍ヶ岳穂高連峰向かうところの両サイドに見えるキャンプ場が小梨平キャンプ場です。登山のベースキャンプ地にも最適ですし、上高地のバス停から歩いて10分と近いのでキャンパーさんも多いのが特徴。登山用の山岳テントも多いですが、ファミリー用の大きいテントもポツポツありました。

登山道の両脇にキャンプ場があるので登山者から見えやすいのが難点ですが、それでも探せばソロキャンプに適した場所も見つけられるぐらい広いのが小梨平キャンプ場。雨除けの木があるところにテントを張りました。

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トイレは割と数が多くどのテントサイトからも歩いて数分のところにあります。

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この時大をしたのですが紙がなくて結構慌てたら外についていました。紙は持って行った方が良さそうです。

11:00 雨が少し小康状態になったのでお昼ご飯を探すことに。まずいったのが小梨平キャンプ場の売店と食堂です。

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売店には飲み物や酒類、お菓子、ラーメン類(コンビニと同等の品揃えはあります)はもちろんのことですが、豚バラとかウィンナーとか野菜類も売っていました。多分食材に関しては最悪持って来なくてもなんとかなるぐらいの品揃えです。

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食堂は売店の隣にありましてこちらはラーメンやカレー、つまみ類が食べれます。高速のパーキングエリアのような感じでしょうか。しかし、特にめぼしいものがなかったので河童橋に向かいました。ちなみに小梨平にはお風呂もあります。

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1人600円で時間が決められているので(20分間)時間内に入る必要があります。学校の林間教室みたい。時間は受付時に決めることができましたので受付票を見せてくれた(受付番号が載っているだけで個人情報は載っていませんので安心してください)ので誰もいない14:30~の回にしました。

次に河童橋にいくことにしました。
小梨平と河童橋は隣接しているので割とすぐ(近いところからでは2分、遠くても5分あれば)着きます。
河童橋周辺は観光地化されているので売店(どちかというとお土産屋がメインなので食材を買うなら小梨平の売店が適しています)やレストランが豊富です。ただし、観光地価格ですし五千尺ホテルのレストランやカフェは高級すぎて一介の登山者が訪れるような雰囲気ではありません。なので売店でワサビ豚まんを購入して食べることに(1個300円)。ワサビのツーンとした感じが美味しかったですね。

 

 


昼寝からの土砂降りの雨


12:00 深夜バスでの移動なので寝れたとは言い難かったですし、疲れていたので眠くなり暫し睡眠。

14:00 起床。起床した頃には雨が強くなっておりテントが水浸しにならないかものすごく不安になってきました。14:30からお風呂の時間でしたが雨が止む気配がなかったし、強くて出たくないので諦めることに(後で返金できました)。
15:00 雨が非常に強くなり寝てるのも不安なのでマンガを読んで過ごす。

16:30 雨が止んだので外を散歩することに。

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手ぶらキャンプができるように貸し出しのテントも小梨平キャンプ場にはあります。この日も何組か泊まっていました。

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ゴミ箱は確認できたところで2箇所。熊が出たのもゴミが近くに置かれていたのも原因のようですのででたゴミは放置することなく分別してゴミ箱に入れましょう。

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炊事場です。小梨平キャンプ場は直火NGのキャンプ場なので炊事はこの炊事場を利用します。水道もきれいなので不快な思いをすることはないはずです。

小梨平キャンプ場からも穂高の山々を望めるのですが生憎の天気なのでご覧の通り

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先ほどの雨で河童橋も水量が増していましたし小さな小川もだいぶ水量が多い気がします。

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17:30 夕食

持ってきたモンベルのサーモンチーズリゾッタを食べました。しかしマズくて私が今まで食したものの中でベスト5に入る不味さでした。水で戻したのが原因なのかチーズの味で全てをぶち壊している感がしました。それでもなんとか食べきりました。

18:00 LINEミュージックを開いたら米津玄師がサブスク解禁ということで主要シングル曲が配信されていたので聞く。

19:00 読書する。うとうとするようになった。

21:00 就寝

 

 


朝起きたら喉が痛いのと腹も痛い


3:30 起床
起きた瞬間喉が痛い。まさかと思い熱を測ったら35.0℃で水飲んだら痛みは少し良くなったので乾燥が原因だったのかな。ベンチレーターは虫が入ってくるのがいやだったので内側だけ閉めていたのが悪かったのかそれとも本当に体調が良くないのか不安になっていたらお腹も痛くなりトイレに駆け込み。ランタンを持って行きましたが暗くてどこにトイレがあるのかわからないような感じ。腹の痛みはトイレ行ったら良くなりました。

6:00再起床

怖いので再度体温測っても35.8℃。体調はほぼ変わりがない。喉はやはり痛い。

8:00 散歩に出かける

体調自体は問題なさそうだったので大正池方面に散歩に行くことに。

9:00 テント撤収

撤収しながら隣のテントのおっさんと話をする。どこからきたんだとか最近熊が良く出没するから笹の近くはやめとくべきだとか(この時はまさか明日けが人が出るとは考えもしませんでした)テント撤収しながら色々お話しました。私はmont-bellのステラリッジテント2型を使用しているのですがおじさんの目からみてもステラリッジテントは多いみたい。小梨平でも10張ぐらい見かけましたからね

テントは当たり前だが水分を多く含んでいたのでタオルで水だけ拭き取り後日乾かしました。

 

10:00 撤収

小梨平キャンプ場はアクセス良く初めてのソロキャンプにおすすめ


小梨平キャンプ場は上高地にあるので山岳テント場の雰囲気(ワイワイすることなく、夜は早くから静まり返る)も味わえる一方で食事や売店も充実していますし上高地バスターミナルから歩いて10分なのでアクセスも便利です。だから、初めてテント買ってテント泊登山に挑戦したいけど体力が不安という方にもおすすめです。百名山の焼岳も日帰りで登れるので小梨平キャンプ場を拠点に登る方もいるようです。
キャンパーさんも多いので登山よりもキャンプという方にもおすすめです。キャンパーさんの持ち物は私もついつい見てしまいます。

ただ、熊が出るのと山岳テント場と林間キャンプ場が入り混じっているようなところなので夜は早い時間に消灯になります。また、焚き火はNGです。夜までワイワイしたい方や夜まで焚き火を見ながらまったりしたい方には向いていないキャンプ場です。

初めてのテント泊でしかも雨、体調も崩しましたが今度はちゃんと晴れた中テントで泊まりたいと思いました。テント内の対策など色々勉強できたソロキャンプだったと思います。