2020年の関西出張いったので、そのついでに大和葛城山から金剛山への縦走をしてきました。
ロープウェイを使って大和葛城山の頂上付近まで一気に登り、大和葛城山に登った後ダイヤモンドトレールで金剛山へ向かうため水越峠まで降りてきました。
前回の記事はこちらから
今回はその続きで水越峠から金剛山へ再び登り返し、登頂後葛木神社でお参りし千早本道を使って下山しました。
今回のYAMAPのルートはこちらになります。
金剛山と水越峠からの登頂ルート
金剛山は関東の方だとあまり馴染みはないとは思います。しかし、関西では六甲山と並びメジャーの山のひとつです。
標高は1125mで大阪府と奈良県との境にあります（山頂は奈良県）。日本200名山のひとつでもあります。山登りをするまでは関西に住んだことのない私は知りませんでしたが、他の登山ブロガーのかたの登山記や山と食欲と私の7巻に金剛山が出ていたのでそれらをきっかけに知った形です。
また、金剛山は健康登山の山としても有名で毎日登っているかたも数多く、一年中多くの登山客が訪れる山でもあります。
頂上には展望広場や葛木神社、ロープウェイがあるので関東でいったら筑波山を想像していただけたら分かりやすいかなと思います。
金剛山は人気の山なので登山道も多数あります。1番は大阪府側から登る千早本道を使うルート（下山に使いました）で、他にもロープウェイ駅から登るルートや奈良県側から登るルート（難易度高）や今回私が使った水越峠から登るルートが代表的です。
今回は水越峠から登ったのですが水越峠からのルートもいろいろとあります。ダイヤモンドトレールをそのまま進んでいくルート、青崩道を通るルート、大日岳を通るルートと尾根道通るルート、自然林を進むルート、沢道を進むルートと多種多様です。さすが健康登山が活発な山です。毎日登っても飽きなさそうです。
私はというと今回はガンドバコバルートをいきました。南太平洋の島の名前のような名前です。このルートは歩きやすい道が続いているみたいで重い荷物を背負って登っている私にとって楽かなと思いこのルートにしました。
ちなみに金剛山に登るときにこのサイトを参照にしました
関西方面は未知の世界だったので助かりました。
ダイヤモンドトレールからガンドバコバルートを登る
水越峠には東屋が一つしかないので休憩スポットがないのが残念なところです。しかし、ちょっと先に進むと大阪府内を見渡せるベンチがありましたのでそこまで頑張って登って休憩したほうがいいと思います。
晴れてはいますがモヤがかっているのであんまり遠くまでは見渡せませんでした。
ガンドバコバルートは途中まではダイヤモンドトレールと一緒の道を行きます。ガンドバコバルートは尾根道の太尾塞跡までほとんど林道道を行くのでつまらないといったらつまらないのですがその分歩きやすいので比較的ラクに登れるのかなと思います。
ダイヤモンドトレール沿いには看板があるみたいで（ガンドバコバルートにはなかったので推測ですが・・）何かあれば場所を伝えやすいのでありがたいのですが、このあたりDocomoの電波は圏外だったんですよね・・。
しばらく林道を登ると
金剛の水ですね。
冬でも凍結することなく流れているので貴重な水場です。そのまま飲めると書いてありましたのでそのまま飲めるみたいです。
また、付近にテーブルもありますので汲んだ水をすぐに沸かしてコーヒーやお茶を飲むなんてこともできますね。
今回は、団体客が占領していたのと水はまだまだあったのでここでは水を汲みませんでした。
ここからすぐのところでダイヤモンドトレールとガンドバコバルートが分かれる分岐点があります。ダイヤモンドトレールに進む場合橋を渡りそこから先は道が狭くなるのでつい見落としがちなので注意が必要です（前にいたグループもダイヤモンドトレールがわからず迷っていたので）。
ガンドバコバルートはこの先も林道が続きます。ガンドバコバルートからあまり眺望はないのですが開けたところでは大和葛城山が見えました。
頂上近くの建物は葛城高原ロッジですね。
太尾塞跡近くになってくると林道もなくなり、不鮮明な道を進んでいきます。不鮮明であったりところどころ亀裂がある道もありましたので足元に注意しながら歩きます。金剛山で危ないところはほとんどないのですがあえて言うならここかなと感じました。
太尾塞跡につきました
塞とは土を盛って外敵の侵入を防ぐ小城です。初めて知りました。昔も今も山の尾根は誰の目にみてもわかりやすいので境界になっていることも多いですよね。
ここから太尾尾根ルートと合流して大日岳、金剛山に向かいます。
尾根道に出ると明らかに雪が増えました。
ただ、凍ってはいないためアイゼンは不要です。
ここからの道が金剛山に登るときに一番キツイ登りで、登るにつれて尾根が広がっていくので道が不明瞭になっていき少し不安を覚えます。ただ、木にピンクテープが巻かれているのでテープを1個1個確認しながら尾根から降りないことを意識して登っていけば迷うことはないかと思います。
大日岳（1094ｍ）に到着です。眺望はゼロなので先へ進みます。
ここまできたらほぼゴールです。
ものの3分で
頂上に到着！
葛木神社でお参りし千早本道で下山
金剛山といったら山頂広場なのでいってみます。
雪がドロドロにとけてぬかるみまくっているものの人でいっぱいです。金剛山の看板は写真待ちでいっぱいだったので諦めました。せっかくなので大阪方面をみてみます。
真ん中あたりの塔はPLの塔（PLタワー）ですね。
葛木神社へ向かいます。葛城神社までの道は凍結していて普通の登山靴でも登れないことはないのですがアイゼン履いたほうがいいですね。ちなみに私は下っているときに普段着にアイゼンつけている２人組みて普段着にアイゼン！？靴コンバースだし大丈夫？って気が散った瞬間すってんころりんしたので笑
エネルギーチャージと体力の回復を図った後下山。ちょうど山頂広場では13時のカウントダウンが始まっていまして（金剛山は毎時間00分にライブカメラで写真撮影ができその写真をスマホ等で見れるため多くの登山客が写真を取るために山頂広場へ集まります）、この混雑をさけるために13時より早めに下山しました。
千早本道は金剛山登山の一番のメジャールートのため、道が整備されておりほとんどの場所で両側に柵があるので迷うことはないでしょう。
9合目通過。このあたりから階段が続いていきます。途中で道が分岐するところがありますがどちらをいってもすぐに合流します。
関西で1・２を争う山の一番のメジャールートなので登山の格好ではなくデニムやコートで登っている人もちらほらみかけました。よくそんな格好で登ろうと思うなと私は思います。登山用のウェアなら高くても機能性ありますし、なによりも普段きるもののほうが着る頻度は格段に多いので山なんていって泥や汗で汚したくはないと考えてしまうのですが。登山をレジャーとして楽しむかスポーツとして楽しむかで着ていく格好が異なるのかなと思いますね。スポーツジムにジーパンやスカートで運動する人はまずいないのは運動することを目的に来ているからで登山もそうあって欲しいなと思います。
中間地点の５合目にはトイレがあります。
ところどころ標識あるのでわかりやすいです。
50分ほどで
登山口につきました。足洗い場で汚れた靴を洗いコンクリ道を降りバス停へ向かいます。バス停までは5分ぐらいです。
バスは南海バスが30分間隔ぐらいで出ているので長時間待つことはありません。が、金剛山ロープウェイからの便なので非常に混んでいるおり座れませんでした。
毎日登山できるぐらいバリエーションがあって登った分だけ楽しみが増える
今回の縦走の距離は11.3kmで4時間38分ほどでした（休憩含む）。出張で使うものもたんまり入っており重くテント泊の練習と思い登りましたが重さがズッシリきまして思った通りのペースで歩けなかったところもありました。これはひとつの教訓として今後のテント泊や長期縦走時の荷物のパッキングや選定等をしていきたいですね。
何がともあれ初めての関西方面の登山でしたが低山ながらルートバリエーションが豊富でいつの日にいっても飽きないぐらい大和葛城山・金剛山には面白さがあると思います。また、機会があれば挑戦してみたいと思います。
