encourageofclimb 山登りへの招待状

Encourage of Climb  山登りと温泉への招待状

登山記録や山旅、登山道具などの山に関することや旅行や温泉のブログ

日光駅から歩いて登れる鳴虫山登山で登山と観光を楽しむ

日光の鳴虫山は標高1103mの山です。

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鳴虫山に雲がかかると雨が降ると昔から言われているようです。男体山日光白根山などと日光には百名山もありますが、鳴虫山は日光駅から歩いて行けるので気軽に歩いていける山でもあります。また、下山口は日光東照宮にも近くて、日光駅から日光東照宮にかけては様々なレストランやカフェ、ショップがあるので山登り終わって観光ができる山でもあります。

 

 

 

山行記録

日時 2022年1月9日(日)(天候晴れ)

行程 日光駅7:51ー登山口8:11ー神主山8:46ー鳴虫山9:45ー独峰10:50ー日光星の宿12:17

人数 1人

 

日光駅の目の前にはどーんと雪山‼︎歩いて登山口へ

 

鳴虫山に向かった理由は青春18きっぷが余っていたから。前日は福島県まで常磐線経由で行って宇都宮に泊まって翌朝、日光に向かいました。

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日光線に乗って40分で日光駅に到着。電車の中からも見えていたので期待はしていましたが、駅前に出てすぐで男体山と女峰山がお出迎え。

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日光男体山に登る方なのか、戦場ヶ原でスノーハイクするのかはわかりませんが、日光湯元温泉行きのバスには多くの登山者が乗っていましたが、私は駅からハイキングなのでもちろん乗らず。いつかは登りたいものです。

 

駅前は観光地ならではのお土産物屋さんが多いですが朝の8時前なのでどのお店もやっていません。ただ、駅から割と近くかつ登山口まで向かう途中にファミマがありますので買い出しは容易なはずです。

 

買い出しの時間を入れて登山口までは20分程度の時間です。国道から山の方へ向かう道は標識などはありませんので、登山アプリは日光駅から起動させておくことがいいと思います。

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橋は渡らずに

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日光保育園が右に見えている交差点を左に曲がって登山口方向へ

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登山道入り口です。

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古びたベンチが置いてあったので荷物置いてある程度脱いで出発です。

 

木々越しにみる男体山と女峰山を見ながら神主山から鳴虫山へ縦走

 

今回登った日の3日前関東地方では4年ぶりの大雪が降りました。なので雪はどうかなと思っていたのですが、内陸の方はそこまで降っていなかったみたいで登山道に雪はほとんど残っていませんでした。軽アイゼンとゲイターは持っていきましたが、使うことはありませんでした。ただ、冬の時期は保険で持って行くことに越したことはありませんね。

 

急坂を登り切ると稲荷神社が見えました。

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登りは急なところもありましたが歩きやすい尾根道が続いていました。

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寒さ対策なのか、根本を包帯のようなもので巻かれている木々が目立ちます。

Twitterで指摘いただいたんですけど、シカが角研ぎをしたり、樹皮を齧ったりするので、樹皮を保護するために付けているとのことです。

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だいぶ歩いてきたつもりですがまだ、0.8Kmしか歩いていないなんて。

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YAMAPの地図では所々分岐があるのですが、ほとんどの分岐では黄色テープで道が塞がれていたのでよほどのことがない限り違う尾根線を下ってしまったなんてことはないのかなと思います。

 

木々越しではありますが女峰山が見えました。

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登山口から歩いて35分ぐらいで神主山(こうのすやま)に登頂です。標高は842m。木で覆われているので眺望はあんまりないです。

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鳴虫山までは尾根線を上がったり下がったりして少しずつ高度を上げていきます。

尾根線を歩いていれば問題ないのですが、所々登山道が不明瞭なところもありました。

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やはり女峰山も男体山も木々越しになってしまいます。頂上では開放的な景色が見たいものです。

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頂上近くになってようやく登山道にもわずかな雪をみることができました。

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山頂も景色は木々越し。下りは急

鳴虫山山頂につきました。

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残念ながら山頂からの景色も木々越しです。

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ただ、女峰山方面は僅かな隙間から望むことができました。

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ここまで9人ぐらい団体さんを除いて人1人にも会いませんでした。Twitterなんかではちょくちょく見かける名前の山ですが案外日光の冬の低山なので人気がないのかもしれませんね。

 

寒いのでフリース着て、ナッツとドライフルーツだけ食べて下山します。

そのまま来た道を降りずに合峰、独峰へ回って降りることにしました。ただ、時たまロープが設置されているぐらい結構急です。なんとか降りましたが一歩間違えれば怪我していてもおかしくなかった状況だったので自信なければ来た道を戻ることをお勧めします。

 

最初は階段の道。こうみると尾根を境に日が当たる側は雪が溶けているけど、日が当たらない側は雪が積もっています。

 

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合峰までは急な部分は階段が整備されているのでそこまで危険だとは感じませんでしたがここから降るまでに大きく時間をかけてしまいました。

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独峰までの道は割と急坂。ロープを持って下っていきました。使う使わないは人それぞれですがリスク回避のために私はあれば極力使うようにしています。

 

やはり木々の合間からしか見えない男体山を見ながら再び登り返してようやく独峰へ到着。

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もう後は安心かなと思っていたらまた急なくだり。雪の中歩いても問題ないようにトレッキングポール使って下っていたのですが邪魔だと思っておこうとした際、下に転がり転がり登山道から外れたところまで落ちてしまいました。なんとか拾って戻りましたが一歩でも滑ったら転がり落ちていましたね。急な下りではポールは使わないように事前にしまうべきでした。

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この後の道も割と急だなと思いながら降り、林道が見えてくるとその傾斜も緩くなります。

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林道には進まず含満が淵を目指して下山します。笹道になって車が止まっているのをみると登山も終わったんだなと実感します。

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下山口から観光してお風呂に入り、金谷ホテルでカレーを食べる。

 

下山口の含満が淵(かんまんがふち)は日光男体山が噴火した際の溶岩によってできた名勝で70体のお地蔵さんが鎮座しています。何回数えても数があっていないことからばけ地蔵とも呼ばれているみたいです。

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奥の建物は霊庇閣(れいひかく)と呼ばれるもの。建立は鎌倉時代のものですが、日光山輪王寺によって復元されたようです。

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奥までは入りませんでしたが、川の渓谷美とその先に男体山もあるので美しいフォトスポットです。

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下山口は場所的にいうと東照宮から歩いて10分ぐらいの場所になるので、そのまま東照宮へお参りということもできます。今回は初詣シーズンで人多そうですし、何よりも山登った後なのでお風呂入って身を清めてからの方がいいでしょう。

 

お風呂は東照宮からほど近い日光星の宿にしました。

 

www.hoshinoyado.com

 

前から気にはなっていた宿ですが、日帰り温泉も行っているので行ってみることにしました。

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料金は1000円でSuicaやカードも使えます。バスタオル・フェイスタオル付きなので手ぶらでもOKです。

 

廊下から別棟の温泉に向かうときにスリッパを履き替える必要があります。掲示などないので忘れないように(私は忘れてしまっていて着替えている時に流石におかしいと気づいて戻りました)。

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お風呂は内風呂と露天風呂が1個ずつ。露天風呂は1人が適切なぐらいの大きさで、内風呂も4人ぐらいがちょうどいいぐらいの大きさです。アメニティグッツは必要なものは揃っていました。1000円でタオル付きなら満足できる温泉です。

 

光星の宿の姉妹館に日光季の遊という旅館もあり、素泊まり専門の旅館です。

highschoogeography1.blog.jp

夕食が出ないこと以外は旅館と変わりない設備でビジネスホテル並みの料金なので、夕食にお金をかけるぐらいなら遊びたい方や、朝から行動したい方にはおすすめです。

 

この後はお隣の日光金谷ホテルで有名な百年カレーをいただきました。

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カレーのコースで4500円と大変高価なランチですが今まで食べたことのないようなスパイスのカレーで4500円払ってよかったと思えるようなカレーでした。(実はこの後帰りに宇都宮で餃子を食べるつもりでしたが流石にやめました)

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建物の中もレトロ感を感じることができて来た甲斐があります。

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詳しくはこちらをご覧ください

highschoogeography1.blog.jp

 

 

まとめ 気軽に登れて観光も楽しめるいい山です

冬の日光の低山だったので人にもほとんど会わず落ち着いた雰囲気の中歩くことができました。冬なので木の葉っぱが落ちているので、木々越しからの男体山や女峰山も見えますし、急なくだりを慎重に降りれば、登りごたえはありながらも気軽に歩けるいい山であります。またどちらの登山口からも日光東照宮が徒歩圏内ですし、日帰り温泉もあるので山登り終わって温泉入った後にそのまま観光なんてこともできるのも私のスタイルにあっていい点ですね。日光には中禅寺温泉や湯元温泉、鬼怒川温泉などの名湯がありますので温泉メインで山登るって時にはいい山ですね。

 

 

 

今回のGPSログはこちら

神ノ主山・鳴虫山・合峰・独標 / perauupさんの鳴虫山神ノ主山の活動データ | YAMAP / ヤマップ