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Encourage of Climb  山登りと温泉への招待状

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南伊豆下賀茂温泉花のおもてなし南楽宿泊記 1人でもプランの自由度が効いたので貴賓室&贅の極みコースで温泉三昧


花のおもてなし南楽は静岡県南伊豆町の下賀茂温泉にある温泉宿で、全22種のお風呂を楽しむことができます。しかも全て源泉掛け流し。ひとつひとつのお部屋も広く快適で1人でも自由に好きな部屋を選べてしまいます(しかも大きな値段差があるわけでもない)。ゴールデンウィークに帰省していたので寄ってみたのですが、結構帰省ついでに泊まっている人いるのでビックリしました。

 

 

伊豆半島最南端の石廊崎に寄ってグルテンフリーのパフェを食べて南楽へ

 

実家を出て2時間ほど、静岡県は大きいので電車移動でも時間がかかります。やってきたのは伊豆半島の先端伊豆急下田駅です。


伊豆の南なので雰囲気は南国です。伊豆急下田からはバスに乗って伊豆半島最南端の石廊崎に向かいました。


伊豆半島はバスがそれなりに走っているので車で来なくても意外となんとかなります。というか、高速通ってないので電車できて駅からバスとかレンタサイクルとかで動く方がストレスはないかと思います。

 

バスで50分ほどかかりますが、途中で海が見えてきます。



石廊崎までやってきました‼︎時間的にちょうどお昼どきだったのでまずは腹ごしらえということでビジターセンターへ。ビジターセンター内には軽食がとれるカフェスペースのほかに売店や展示室などがあります。

 

磯のりラーメン食べました(800円)。のりのいい香りがしてきて美味しかったです。



石廊崎までは15分ぐらい歩きます。結構な下り坂(帰りは登りになる)なので、登山に慣れていれば問題ない道ですが、ヒールとかで歩くには辛い道です。

この先は海です。

静岡県最南端かなと思いましたが御前崎の方が少しだけ南みたいです。

この景色は海底火山によって作られた岩肌が芸術的です。岬からみる景色もいいですが、時間があれば遊覧船もあるので海の上から望む石廊崎もいい景色なはずです。

 

まだ少し時間がありましたので一旦バスで下田方面に戻ってグルテンフリーのカフェでいちごパフェとハーブティーをいただきました。


いちごは伊豆の紅ほっぺを使っていて甘酸っぱく、動物性100%のクリームや蔵王の牛乳を使ったアイスの甘さとも会いました。ミントティーも暑い日にはちょうどいいスッキリとしています。

 

カフェからは南楽まではバスも通っていますが、ちょうど近くの小学校の下校時間と重なり、児童が乗りそうなので歩いて向かうことにしました。別に2キロぐらいなので問題ありません。菜の花で有名な青野川沿いを歩きながら南楽さんへきました。



部屋は1人でも自由に選べるので露天風呂付きの特別室に宿泊

 

宿に来ると高級旅館にありがちな目の前にスタッフさんが立っていて名前をいうとすぐにフロントに案内されます。フロントまでは結構長く途中石窯があるなどちょっとワクワクしながらどこまで歩かされるんだと思いながらついてきました。

 

建物は下賀茂亭の野の花亭の2種類あり、下賀茂亭は全室特別室、野の花亭は一般的な客室となっています。1人でも空いていれば部屋を選ぶことが可能なのはありがたいところ。1人だと一般的な部屋しか選べない宿が多いですからね。しかもそこまで値が張るわけでもないので今回は1人ながら贅沢を極めて貴賓室(95m2)にしました。当たり前でしたが、1人では持て余すぐらい広かったです。泊まってよかったですが、1人でこんな広い部屋を使う必要がないということもよくわかった次第です。

 

入って靴を脱ぐとだだっ広い畳と広縁です。


ぶっちゃけこのぐらいでも1人では十分広いのですが、ベッドルームもあります。この日寝てた時に、蚊と格闘したのですが、蚊とり器があったので何とかなりました。



広縁にはリクライニングチェアとソファがあります。リクライニングチェアはちょうどいい角度で後もうちょっと幅広だったら快適でした。

 

最上階なので青野川の景色も素晴らしい。鯉のぼりとかかかっていそうですが、残念ながら見えませんでした。



特別室は温泉つきなので壺風呂があります。


最初はいった時は熱かったので水を少し入れて入りました。その後何回か壺風呂入りましたが熱いってことがありませんでした。お湯も増えているのに何なのでしょうか。

 

こちらはダイニング。


今は食事は食事処で食べるので使わないのですが、ポットや茶器はこちらに置かれていました。

お茶はうちの茶舗の緑茶とほうじ茶と柚子緑茶。柚子緑茶飲みましたが、柚子の爽やかさが緑茶の苦味とあう。さっき飲んだハーブティーのようでした。

館内には木で作られた黒船の模型や、花のおもてなしという名前の通り至るところに花が置かれています。

また、住み着いたアヒルも飼われていて、近づくと勢いよく襲ってくるので注意が必要です。



全17種類で自由に入れる貸切の掛け流し風呂と大浴場

 

お風呂は男女別の大浴場と貸切風呂に分かれます。まずは大浴場へ。大浴場は宮の湯と甚兵衛の湯の2種ありまして、時間別で男女が入れ替えとなります。

 

まずは、宮の湯の方へ

脱衣所にはウオーターサーバーとバスタオルが置かれています。

内風呂と庭園の岩風呂です。どちらもかなり大きく、貸切風呂もあるので混み合うようなことはないのかなと。塩化物泉のため少ししょっぱさを感じながらもポカポカします。100%の天然掛け流しで、泉温自体が高いので少し入って休憩してまた、少し入るっていう繰り返していました。

 

貸切風呂は種類様々で全10箇所あります。空いていたら入れるというスタイルなので空いているところ入ったら内側から鍵をかけます。シャワーやシャンプーなどは用意されているので身体を洗うことはできますが、化粧品類やドライヤー、バスタオルは用意されていません。

2021年にリニューアルがあったそうでその時に新たに改築されたのが大きなお風呂が特徴の貸切風呂です。

空いていたので1人で利用しちゃいました。大きな檜風呂が特徴な九条の湯です。大家族でも問題なく入れるぐらいの大きさです。

檜の板の上で涼んだり、寒いなって思ったら温泉入ったりと貸切なので常識の範囲内であれば自由に過ごせるのがいいところ。時間制限もないのですが、当然待っている人もいるので長湯はしすぎずほどほどで切り上げました。

 

翌朝は華の湯へ。こちらも檜風呂ですが、少しこじんまりしています。核家族なら2人ずつ入れる浴槽が備えています。露天風呂行くのに一旦内風呂通っていかないといけないのも特徴的です。

他にも壺風呂と庭園のある陶芸の湯や、夫婦瓶が特徴的な四季の湯があります。

この他にも離れに貸切風呂がありこちらはこじんまりしているので夫婦やカップル向きですかね。

また、フロント行くさいに通った甚兵衛の湯近くにも貸切風呂があってこちらは小さいサイズの内風呂と露天風呂の2種類あります。

10種類あるので基本的にどこかしら空いていますし、こんだけあれば部屋に露天風呂なくてもいいですが、結局行くのめんどくさくなってしまって部屋の露天風呂にはなんだかんだ3回ぐらい入っていました。

 

伊勢海老に金目鯛に和牛という贅の極みを尽くしたコース

 

夕食は野の花亭の2階の食事処でいただきます。個室になっているので1人でも目線は気になりません。

 

ドリンクメニュー

 

ビールはアサヒ、スーパードライもありますが生ビールで熟撰もありました。今回は熟撰を選びました。

ハイボールも3種、みかん酒や梅酒もあります。

ワインやソフトドリンクもそれなりに揃っています。

静岡の地酒も9種類揃っています。



夕食

 

テーブルに着くと伊勢海老のお頭が2つも。おおーこれはすごい。

食前酒はシソジュース。

先付のうぐいす豆腐。豆腐の味が濃いのですが、出汁が効いていて案外あっさりしていました。

こちらは前菜。

筒を開けると色鮮やかな料理が入っていました。

どれもこれもビールによく合います。笹に包まれていたのは笹団子でした。

伊勢海老は鍋の具材となりますので、伊勢海老を鍋に突っ込みます。

色が変わってきたタイミングで野菜や金目鯛を入れます。

お刺身は金目や伊勢海老の他に富士山サーモンとマグロ、鯛です。

伊勢海老はプリっとしていてすごくコクがありました。山葵は伊豆の本わさびをすり落としていただきます。

 

刺身をつまんで食べていたら鍋の方もいい感じになっていました。



火を入れるとまた、伊勢海老の食感が違ってきます。少し身が引き締まって食べ応えが出てきます。

 

金目鯛も少し火が入っただけで全然違うものになりました。

スープも伊勢海老の味が出ていて美味しい。このままご飯をぶっ込んで〆で食べたい。

 

メニューになかった伊勢海老がさらにきました。


味噌焼きです。みその味が濃くて伊勢海老の味ともよく合います。

 

蒸物の新緑饅頭です。濃い味付けが続いていたので落ち着いた味で胃が整います。

静岡の端っこの南伊豆の野菜と南伊豆からだいぶ離れた同じ静岡の端っこの三ヶ日牛のステーキです。真ん中はトマトと玉ねぎが効いたソースです。肉は程よい硬さで野菜は甘さを感じるものばかりで見た目もいいです。

金目鯛の煮付けで食事のラスト。

デザートも見た目が鮮やかなイチゴムースで宿の中で食べた料理の中で一二を争うぐらいの味でした。



朝食

 

数多くの料理が並んでいます。


小鉢はひじきや切り干し大根などのザ・和食の料理です。

 

夕食の刺身に乗っていた伊勢海老はそのまま味噌汁に使われました。


お頭なのに出汁がめっちゃ出ています。ずっと飲んでいたい味です。茶碗蒸しやつみれもあり、



せいろには野菜蒸しが入っていて、お櫃に入っていたご飯もなくなるぐらいパクパク食べてしまいました。



チェックアウト後は下田の街歩きと鮨ランチ

 

10時と11時に送迎のバスが出るので11時のバスに乗って下田駅まで戻ることにしました。10時にして龍宮崖見に行けばよかったのですが、時間もなかったので下田の街を歩くことにします。



まずは駅から徒歩10分ぐらいの場所にある道の駅開国下田みなとへ。


こちらはゆるキャン△の聖地で金目鯛バーガーが有名ですね。


並んでいたのでやめて回転寿司の魚どんやさんへ。金目鯛の炙りや棒鮨も入った魚どんや満喫セットにしました。



説明書きもあるのでありがちな、このネタなんだっけ問題も解決できます。



お頭にも金目が入っています。150円の追加料金も必要ですが身も結構入っているのでオススメです。



下田といったら了仙寺。ジャスミンの季節でいい香りが漂ってきました。



帰りはサフィール踊り子に乗って帰宅。前から乗りたかったのですが今回ついに念願叶いました。



先にも書きましたが、ゴールデンウィークの間にある平日2日間を利用したからか1人客の方も多くて3割ぐらいが1人客でした。1人泊プランを設定してくださっている旅館も数多くありますが、料理や部屋は予め決まっているところが数多くあります。ただ南楽さんは1人でも部屋が選べて食事プランも選べるので1人でも自分の好きなプランが選べるのはありがたいです。今回は贅沢を極めましたが、貸切風呂があるので部屋に風呂なくてもいいかなとも思いましたので、また訪れた際には一般的な部屋に泊まって比較してみたいですね。