山と高原地図は全国の主要な山(日本百名山など)を網羅しています。2022年現在61バージョン(日本アルプス総図、奥多摩奥秩父総図含む)が発売されています。
1965年から発売されているので昔から今まで多くの登山者に愛用されています。昨今は、スマホアプリの普及で登山するために紙の地図を購入する必要性は薄れましたが、山と高原地図側(昭文社)もスマホアプリ山と高原地図ホーダイを提供しており、山と高原地図を購入した方は山と高原地図ホーダイの該当山域の地図を一年間使い放題となっていますし、もちろん月額500円支払えば全山域の地図が使い放題となります。
そんな山と高原地図に特別版が発売されました。なんと登山マンガとして人気の山と食欲と私と
コラボしています。
冊子も今までになかった山域となっています。
を収録しています。
今回は山と食欲と私の特別版を購入したので、ちょっと紹介します。
だけど赤城・皇海・筑波って範囲広いというか筑波だけおまけでつけている感が否めないです。今回の特別版ではそんな筑波山を中心に筑波連山の加波山、さらに奥久慈男体山や高鈴山なども収録しています。これら全て茨城県の山なのです。茨城県の山は何回もブログにも書いていますが、低山が多く、登山者にとっても魅力の薄い場所ですが、意外に展望が良かったり、岩陵帯があったりと面白いところでもあります。
実際、昭文社発表のプレスリリースにも要望が多かったってことも書いてありましたので需要があるってことでしょう。同じくヤマノススメ コラボの房総半島、三浦半島も標高500mにも満たない低山なので今まで地図化されていなかったようですが、鎌倉や鋸山など初心者でも登れる山が多いので今回満を持してのリリースとなったようです。
定価は1430円と通常版の山と高原地図よりも220円高いです。220円高いですが、薄い。
裏は水戸のアウトドアショップナムチェバザールの広告になっています(通常盤はコロンビアの防水ジャケット)。ナムチェバザールはつくばに前まで店舗がありましたが移転?準備中がかれこれ1年以上続いていまして・・。好日山荘もなくなるし、早く店舗できてほしいです。
中には地図が1枚入っています。
地図は通常の山と高原地図と同じです。通常版ですと登山のモデルコースが入った冊子が入っていますが、特別版にはありません。その代わり地図にあるQRコードを読み取ると冊子がインターネット上で閲覧できるようになっています。あの冊子、買った時ぐらいしか読まないし、山に持って行くこともないので紙である必要性はなく、この仕様は通常盤にも取り入れてほしいです。電子冊子には通常盤と同様の登山コースの紹介や植生紹介の他に山と食欲と私のコラボページもあります。
収録されている山々は以下になります。
宝筺山
日立の神峰山
奥久慈男体山、月居山
この他にも筑波連山や吾国山(関東百名山)、笠間、雨巻山などなど、意外に多くの山々が収録されています。茨城北部で茨城県最高峰の八溝山は載っていませんでした。八溝山に行かれる場合は山と高原地図の那須に収録されているのでそちらを購入してください。
こう見ると茨城に住んではいてそれなりに登ってきたと自負していましたがまだまだ登ってない山も数多いですね。買った山と高原地図片手に登ってみようと思います。