encourageofclimb 山登りへの招待状

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山登りと買った山道具、温泉の記録帳です。

Finetrackメリノスピンサーモレビュー 厳寒期でも暖かく、ウールの特性も持った理想的なベースレイヤー


まだまだ寒い季節が続いていて、雪山やスキー、スノーボードを楽しんでいる方も多いかと思います。しかし、氷点下の中での運動は発生した汗を外に出してあげないと熱がこもってしまい体調が悪化してしまう要因にもなりかねません。かといって、薄着は薄着で寒いですし、夏以上にレイヤリングを気にする必要があります。寒さ対策をしながら汗を外に出すということは非常に難しく、脱ぎ着で対応するのが基本的です。ただ、上半身の脱ぎ着はまだしも下半身はなかなか難しいものです。

 

Finetrackのメリノスピンサーモタイツは厳寒期用のベースレイヤーで保温力も高いながらも、ウールならでは調湿機能や吸湿速乾性、抗菌消臭機能があるので保温性を保ちながら素早く汗を拡散してくれます。去年の10月に購入しましたが、山でも暖かいですし、当然普段使いでも抗菌消臭機能や保温性のおかげでヒートテックの極暖の1歩先をいく暖かさです。

 

 

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厳寒期まで対応する暖かさとウールの快適さ

 

実際履いてみるとまず感じるのはその暖かさ。2層の袋編み構造によって熱を逃しにくくなっています。試しにユニクロヒートテックと比べてみました。ユニクロヒートテック極暖も十分暖かいのですが、隙間は存在していません。

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Finetrack メリノスピンサーモ

 

 

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ユニクロヒートテック


一方、メリノスピンサーモは網目状になっているので隙間を確認することができます。隙間がある方が風が通って寒そうですが、実際には編み目と編み目の間に暖かい空気を溜め込んでおくことができるためヒートテック同等かそれ以上の暖かさを実現しています。なので、雪山登山やスノーハイキング、アイスクライミング、スキーやスノーボードをする際に便利です。

 

素材はポリエステル65%にウール35%の化繊とウールのハイブリッド構造になっています。

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ポリエステルは登山やスキーで出た汗を素早く衣類から放出する吸湿拡散機能を備えています。それによって両立が難しい保温性と吸湿速乾性を実現させることができました。先ほどの編み目状の構造になっているのも汗が外に出しやすい構造につながっています。ヒートテック極暖はそのような構造になっていないので汗をかいたり、濡れてしまうとなかなか乾かず逆に寒さを感じてしまいます。ヒートテックが日常には使えるもののスポーツには使えないという理由です。

 

また、ウール(羊毛)は生きた繊維と呼ばれており、寒い時は暖かくなり、暑い時は涼しく感じることができるような天然の調湿機能を持っています。ウールはさらに抗菌消臭機能にも優れています。汗をかいても匂いにくいので行き帰りの移動時にも周りの目を気にする必要もなくなりますし、洗濯ができない長期縦走時など連日履かざるを得ない環境下でも不快な匂いを軽減できます。化繊の吸湿速乾性とケアのしやすさ、ウールの調湿性や抗菌消臭作用の2つのいいとこどりをしたベースレイヤーです。

 

実際、秋冬の時期登山に使いましたが暖かさはピカイチでしたし、テント泊した時には2日間履いていたのですが特に匂いを感じることもありませんでした。また、ウールの特性のおかげで暖房効いている車内でもほんのりと暖かさを感じる程度で、暑いと感じはしませんでした。

 

ドライレイヤーと組み合わせることでさらに快適になる

 

ベースレイヤー1本でも十分機能を享受することができるのですが、さらに下に汗を素早く吸収して発散してくれるベースレイヤーを履くとさらに効果を発揮します。普通の登山用タイツでは汗が出るとタイツに吸収されないことが多かったので、なかなか外に出てくれなかったのです。機能としては吸湿速乾性はあるので、普通のタイツと比べると快適なのですが、それでも汗をかくとベースレイヤーが汗を吸収してそれ以上に汗をかくと不快で汗がなかなか引かないということもあります。ドライレイヤーとベースレイヤーを組み合わせることでドライレイヤーは汗を発散に専念しベースレイヤーは汗を吸収して外に出すという役割分担ができるのでより快適とのことです。

 

サイズは男性用はS、M、L、LLの4種類、女性用はS、M、Lの3種類揃えています。今回私はタイツを買いましたが、上半身はノーマルのロングスリーブとより汗を発散させやすいジップ付きや頭や顔も隠せる雪山向きのフーディモデルもあります。

 

 

普段用でも快適だが懸念点は?

 

主にアクティビティ向けのものは普段使いにも使えるものが多いです。メリノスピンサーモも保温性はヒートテックの極暖かそれ以上なので寒い外でも快適に使えますし、暑いと感じる暖房の効いた屋内でもウールのおかげで意外に暑さを感じることもないです。一般的なオフィスワーカーではオーバースペックですが外で作業したり、屋内でも動き回ることが多いかたにはおすすめです。

 

懸念点はウールが配合されているので毛玉が少し出てしまっているのと(ベースレイヤーなので基本人に見せないところなので気にしなくても良いといったらそうかもしれない)、

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毛玉が多くなってしまう

静電気が発生しやすい点(脱ぐ時にビリッとくるのははっきりいって不快です)でしょうか。

また、保温性が高いのでちょっと気温が高い中で動くと暑くて汗がなかなか発散されないということがありました。11月に瑞牆山登った時に暑いと感じたので、雪があるような山を登るには効果を発揮しそうですが、冬でも雪が積もらない低山ではオーバースペックで逆に暑くて不快ということがありそうです。秋や春の登山にも場所や気温にもよりますがオーバースペックになる可能性もあるでしょう。

 

以上Finetrackメリノスピンサーモタイツのレビューでした。ユニクロヒートテック極暖以上の性能を持ちながら吸湿速乾性に優れているので雪山登山やスキーやスノ