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Encourage of Climb  山登りと温泉への招待状

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屋久島の縄文杉に行くために何が必要でどのくらい体力が必要なのかプランも含めて登山ブロガーが解説

世界自然遺産にも選ばれている屋久島は旅行好きであれば1度は訪れてみたいという場所です。もちろん登山者にも憧れの場所です。中でも縄文杉は屋久島といったらこれ!と思えるぐらいの人気と知名度を誇っていて旅行者(登山者)も屋久島いったら縄文杉を目指すという人が多いでしょう。

 

ただ、旅行感覚で縄文杉を目指すと後悔する場所でもあります。何故かと言いますとひたすら山道を歩く。まぁ、かなりの登山です。なので登山の装備をしないと折角屋久島まで来たのに疲れて縄文杉も見えず泣く泣く途中で引き返す。行けたとしても翌日以降も筋肉痛や疲労で旅行を楽しめず後悔なんてこともありうるかもしれません。なので縄文杉登山をするのにどんな装備が必要でどのくらいの体力が必要なのか一登山者目線で紹介しようと思います。縄文杉までの道は登山装備をして、日頃から運動をしていれば登山難易度としては低く(途中にこんなところ行くの?みたいな場所もないですし、ロープを使わないと登れない場所とか断崖絶壁のような場所もありません)、屋久島の自然を楽しみながら歩けるはずです。

 

 

 

 

るるぶに載っている必要装備リストに沿って解説

 

旅行好きでは必ずお世話になっているかと思うるるぶとかマップルとかの旅行雑誌にももちろん屋久島を紹介したものがあります。

 

旅行ガイドには縄文杉トレッキングに持っていくべきもの・あったらいいものをリストとして書いてくれています。基本的にるるぶなどをみて自分が登るコースをみて取捨選択してくれればいいのですが、名前しか書いていないので例えば防寒着って書いてあっても何を持っていけばいいの?ってなる旅行者もいるかもしれないので何が必要なのかを1つ1つ解説していこうと思います。これらは屋久島だけに限らず上高地や尾瀬といったハイキングに行きがちな場所や初心者向けの山にも応用できますし、登山用のものは機能性に優れていて、長持ちしたり快適に使えるものが多いので、登山用品店に行くと最初は目ん玉飛び出そうな金額ばっかですが後々も日常生活や旅行などでも役立つものが多いのも登山用品のいいところです。

 

大前提としまして、登山口から縄文杉までは往復で10時間以上かかるのが一般的です。標高も屋久島という南の島とはいえ1300mありますので春、秋の朝晩や冬は寒いです(冬は雪が積もっている時もあるそう)。自分が行く時期と照らし合わせてこの前提をもとに何を持っていくか考えていただけたらいいですね。

 

ウェア類

 

長袖シャツ・Tシャツ 両方必要(るるぶでは両方○)

るるぶでは両方とも○になっていました。ただ、屋久島の山の中は寒かったり虫が多くいたりするのでどちらか持っていくとなったら長袖シャツでしょう。Tシャツ類なんて何着も持っているからお気に入りのTシャツを着ていこうなんていうのは甘い考えです。


普段着用のTシャツは着心地の良い綿(コットン)なのですが、綿の欠点として濡れると乾きにくいという点です。登山用とかスポーツ用の速乾性のあるシャツ(ポリエステルとか)がオススメです。スポーツ用なら数千円で普段の運動用でも使えるので一枚あって損はないかと思います。着替えとして予備のTシャツを持っていけば登山終わりの不快な汗濡れからも解放されます。動いている時は半袖でもいいですが、休憩していると寒くなるので秋〜春先であれば長袖が必要になってきます。個人的におすすめはウールのシャツ。蒸れにくいですし、調温性があり着ていて快適で汗冷えもしにくいです。また、汗をかいても臭くなりにくいので旅行などなかなか洗濯できないときも安心して使える点もメリットです。

 

デザインもいいので旅行など街中を歩くときも違和感なく使えます。

 

防寒着 夏以外必要(るるぶでは▲~●)



防寒着っていってもダウンやコート類のアウター類からフリースやヒートテックのようなインナー類まで様々あるので初心者だと何を持っていけばいいのかとなるかと思います。


屋久島は鹿児島県にあり南の島なので暖かいと一般的にイメージしがちなのですが、縄文杉は標高1300m以上あるので東京よりも寒いと考えたほうがいいです。私がいったのは11月の初旬でしたが、休憩中は寒くてブルブル震えていてフリースきたので。なので暑い夏の時期を除いて持っていくべきですね。

 

登山用のフリースとなると1枚数万円するような材質の良いものもありますが、真冬でない限りオーバースペックなので数千円程度のフリースでも十分暖かかったです。

 

ダウンは冬以外は不要です。行動中は暑いので基本縄文杉ついた時に着るとか、休憩中に着るぐらいなのでユニクロのウルトラライトダウンでよいでしょう。携帯性に優れているので寒くなったらぱっときれて暑くなったら脱ぐということが簡単です。

 

持って行かない方がいいのがコート。言わずもがな重いですし、裾は土や葉っぱで汚れますし。また、インナーもユニクロヒートテックは汗を吸ってしまって逆に寒くなるので登山用のインナーをオススメします。価格はユニクロと比較にならないほど高いですが、動いても汗冷えしにくいですし、保温性もあるので普段からも使えるものです。

 

レインジャケット 絶対必要(るるぶでも○)

屋久島は雨の島と呼ばれ旅行期間中雨が降ることはよくあります(雨が降らないほうが珍しくその場合相当運がいいです→すみません私がいったときは4日間で僅かしか降りませんでした)。なので雨具といわれるレインジャケットは必須です。いわゆるマウンテンパーカーと呼ばれるもので最近はオシャレ着として街ナカできている人もよく見ます。ただ、レインジャケット高いんです・・。コスパのよいモンベルでも安いもので1万円、ノースフェイスやパタゴニアといった海外人気ブランドだと2〜3万円ぐらいします。お高いのですが回避する方法もあるのでそれは後述します。

 

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トレッキングパンツは登山用のものを購入を(るるぶでは○)

デニムやチノパンで登っている人いましたが動きづらいですし、汗かいた時に不快なのでやめましょう。トレッキングパンツはレインジャケットと比べると安値で1万円代で買えるものがほとんど。最近では街でも着れるぐらいスタイリッシュなものもあるので折角登山されるのですから記念に1枚あってもいいのではないでしょうか?

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ノースフェイスのパンツはシルエットがかっこいいですし、動きやすいですし撥水性もあります。登山だけでなく街中でもノースフェイスブランドのおかげでそんじょそこらのパンツよりも馴染みます。

 

靴下・下着 靴下はできるだけ買って欲しい。下着は余裕があれば購入を

 

登山用の靴下の特徴は厚みがあるので履いているだけで保温性もあり、クッション性もあるので歩き続けていても疲れにくく、また通気性もいいので汗蒸れも起こしにくいです。1着1000円〜2000円程度と靴下としては高いですが、それだけ良い機能があるので長時間歩行に不安があれば買った方がいいでしょう。

 

 

 

下着は普段のものだと綿なので汗を吸ってしまい不快な要素に繋がります。ただ、そこまで重要なものでもないので気になるのなら買ってもいいのではないのでしょうか?

 

装備関係

 

ザック 余程のこだわりがない限り登山用を(るるぶ○)

まず、ザック(リュック)はタウンユース用や登山及びハイキング用のものの2種類あります。どちらもリュックなので変わらないでしょと思うかも知れないですが、やはり登山やハイキング用のものを選びましょう。なぜかといいますと

①登山用のほうが安定感がある

普通のリュックは肩にかけるだけなので歩いているとわかるのですがリュックが揺れてしまいます。10分や20分ぐらいの移動なら全然気にならないのですが長時間リュック背負って移動すると肩が痛くなってしまうはずです。原因はリュックの重さを肩でしか受け止められていなからなのです。登山用は長時間歩くことが想定されているので肩ベルトにクッションがあったり、胸や腰のあたりにハーネスが付いているのでリュックの揺れを抑えて腰や胸でも支えることもできるので肩の負担が少なくなるのです。10時間以上数キロの荷物を背負って歩くとなると全然違います。

 

②雨蓋があるので雨の日でも安心

 

屋久島で雨を避けるのは運が良くない限り難しいですので、縄文杉トレッキングも雨の中を歩くという前提で考えた方がいいです。登山用のリュックであれば雨蓋があるモデルも多く、濡れても中まで浸透しにくいです。さらにザックカバーが付いているモデルもあるので雨降ってきて荷物を被せればまず濡れることがありません。普通のリュックでもザックカバー被せればいいのですが、形状が違うとザックカバーも被せにくいのであんまりオススメできないです。

 

 

登山靴・トレッキングシューズ どちらか必要(るるぶでも○)

 

登山靴とトレッキングシューズどちらも同じような響きですが、ここでは登山口はくるぶしを覆うようなブーツのような靴、トレッキングシューズはランニングシューズのような踝が出ているシューズとします。

 

結論から言いますが登山初心者であれば登山靴を選んでおいた方がいいですね。登山靴は重いですが、安定性と捻挫などの怪我から足首を守ってくれると考えたら、初心者であれば登山靴の方が安心です。逆にある程度登山慣れしている中級者〜上級者であれば長いトロッコ道があるのでより軽いトレッキングシューズでも問題ありません。

 

歩きやすい靴と言っても普段から履いているスニーカーは長時間歩行に適していませんし(山道で汚れて台無しにする可能性もありますし)、ランニングシューズも通気性は良いですが雨耐性がないので雨が降ったら終わりですし、ソールが柔らかいので石や木の衝撃を受けやすく意外に歩き辛いです。ランニングシューズっていうのが舗装されたアスファルト道を早く走るために開発されているということを考えれば不整地が苦手なことがわかるでしょう。なので不整地を走るように開発されたトレイルランニングシューズでも縄文杉は対応できます。ただ、トレッキングシューズ同様安定感や怪我リスクもありますのでやはり登山靴には敵いませんね。

 

 

 

トレッキングポール あれば便利だし、楽に歩ける

 

トレッキングポールは歩行の補助になるので縄文杉みたいけど体力的に不安って思うのであれば買っておいて損はありません。私が山で使っているのはAmazonで3000円ぐらいのDABADAのトレッキングポールですが、使いやすいですし、あるのとないのでは疲労具合が違います。3000円払って楽を取るか、それとも買わずに苦労して登り降りするかの差程度と考えていいでしょう。

 

 

手袋・帽子 春秋は寒いので欲しい(冬は必須)(るるぶでは△〜○)帽子は1年中必要



手袋は手先を保温するのに必要です。ポケットに手を突っ込んで歩くと転んだ時のリスクが大きいので。登山用のトレッキングクローブでも普段使っている手袋でも問題ないですが、歩いていると暑くなって手袋取りたいってなるときもあるのでコンパクトにまとまるサイズがオススメです。帽子に関しては1年中あれば持っていってほしいものです。日差しよけや雨に濡れ避けや冬は寒さ対策にも役立ちます。

 
傘 トロッコ道ではあると移動が楽



登山と傘は手が塞がるという意味であんまり相性が良くありません。ただ、屋久島の場合雨がよく降りますし、半分以上の行程を占めるトロッコ道は緩やかで歩きやすい道です。なのでトロッコ道では傘があると移動が楽になります。レインジャケットがあるので問題ないかと思いきや、レインジャケット着ていても濡れるということは相当ストレスにもなりますので傘で雨を防げると大分安心感と疲労感が違ってきます。

 

食糧 絶対必要

 

屋久島の登山道では食べ物を補給できる場所はありません。ここは旅行者が行きがちな富士山や上高地、高尾山などと大きく異なる点です。なので食糧は持参しかありません。ホテルや民宿、ガイド付きのツアーなら予めお弁当を用意していただけるところが多いのでお金払ってお弁当を持参すれば解決です。ただし、往復10時間以上かかりますし、途中でお腹空く可能性はありますので前日までに行動食(カロリーメイトや菓子パン、お菓子など)は準備しておくとバテるリスクは減ります。因みにツアー客が多かったからかクッカー持参している人は少なかった印象です。

 

水 補給できるのでペットボトル2〜3本程度で十分

 

屋久島の登山道には美味しい水を汲める場所があります。飲んでみましたがまろやかで美味しかったです。このような水の補給場所があるので季節にもよりますが1リットルあれば困らないかと。ただ、沢の水を飲むのは抵抗感ある人もいるでしょうし、そういう場合は多めに持っていくしかありません。

 

地図 るるぶがあればOK、スマホアプリあると現在地もわかるのでオススメ

 

地図はるるぶ付属のマップで十分です。迷うような場所はほぼないですし。また、スマホのアプリではヤマップやヤマレコといった登山用のアプリが無料でダウンロードできまして、携帯の電波がなくとも繋がるGPSで現在地を特定できるので目的地まで後何mかがわかるだけでも頑張りが違ってきますし、最悪なんかあっても現在地さえわかれば何とかなることが多いので入れて損はありません。

 

登山道具は高いが、高い金額を払わなくてもいい方法

 

縄文杉までのトレッキングは登山のような感じで本格的なトレッキング〜登山用具が必要になってきます。ただ、登山道具を全部を一気に揃えるとなると結構な金額がかかるのも事実です。できる限り出費を抑えながら装備を揃えていくにはどうしたらいいかを伝授します。特にレインウェア・パンツと登山用のザック・登山靴は登山をするにあたっての3種の神器などと呼ばれているぐらい他のものと代用が効かないものなのでこの3つだけはなんとかして揃えて欲しいです。

 

モンベルで購入したり、アウトレットで購入する

 

登山用品店に行くとまず驚くのは商品の豊富さ、ついで驚くのは価格の高さな気がします。私も登山やらない頃に富士山に登るために登山用品店訪れましたが、レインジャケット3万円とか登山靴2万円とかみて高くて買えないよってなりましたので誰もが通る道ではないでしょうか(そして登山にはまると感覚がおかしくなってこのぐらい普通ってなってしまう)。そんなときオアシスだと思ってしまったのはモンベルの商品です。金額も手が届きやすい金額で、確かな品質でこの時に買って今も使っているものも多数あります。普段使いできる程度のデザインなので問題ないでしょう。また、アウトレット店も希望のサイズや色がないならまだしもそもそも商品すらないってこともありますが、登山用品店のセール並かそれ以上のお安い金額で購入することが可能です。さらにアウトレットの場合は店によっては緊急のタイムセールがあったり、複数点買うとさらに○%オフになるなどまとめ買いに適しています。旧モデル品になってしまいますが品質的に劣るわけではないのでこちらもおすすめ。

 

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私が富士山登ったときは登山用品店ぐらいでしか買うことができませんでしたが、最近ではスポーツ用品店のPBやユニクロ、そしてワークマンと低価格ながら品質は一般的な登山ブランドと変わらないものも多くなりました。縄文杉トレッキングならこれらで十分対応できます。前までは数万かけて登山道具を揃えていましたが、今ではレインジャケットも5000円程度と随分安くなっていてすごくいい時代なんだなと実感します。

 

コツコツ買っていく

 

この後説明しますが縄文杉トレッキングするためにはある程度の体力が必要です。体力をつけるために日頃から運動したり簡単な山に登るなどしていくと同時にコツコツ装備を買っていけば大きな出費を避けることができます。オススメの購入順は登山靴→ザック→レインウェアです。

レンタルを活用する

 

それでも登山を今後するわけでもないのにそんな高いもの買えないよって方もいるはずです。そういう場合はレンタルを活用しましょう。屋久島のトレッキングツアーに参加するとセットでついてくることもありますし、屋久島にはレンタルショップも多数あるので個人利用者でも屋久島で調達することも可能です。ザック・レインウェア・登山靴を借りた場合1泊2日のレンタルで3600円(山岳太郎さん調べ)となっていますので安価です。

また、これらに限らずテントやシュラフなども借りることができる場合が多いので宮之浦岳などへの縦走も大丈夫ですし、全国配送しているレンタル会社もありますので屋久島に限らずちょっと山に行きたいんだけど装備が心配って方はレンタルを活用すると節約することができます。ただ、個人的には靴だけは個人差が出てきますので買った方がいいかとは思います。

 

体力はどのくらい必要なのか?

 

屋久島の縄文杉までは上記の荷物装備から、ハイキングと登山の中間ぐらいの装備が必要になっていきます。なので体力に関してもある程度必要になってきてしまいます。

 

屋久島の縄文杉までは片道11キロあり、ほとんどの人が日帰りで往復するので歩きだけで一日で22キロ歩くことになります。そして1日22キロも歩くような経験をした人もなかなかいないはずです。22キロを身近に例えると東京から歩くとなると川崎の先の鶴見まで歩くことになります。時間でいうと早い人で10時間切るぐらいで、遅いと12時間かかります。また、富士山や尾瀬、上高地などでは適度に山小屋などの休憩できるスポットもあるのですが、屋久島にはそういう場所はありません。

ただ、登山と違って半分以上はトロッコ道なのでずっと山登りというわけではないですし、登山道部も急なところや鎖やロープはありませんし、見どころもいっぱいあるし、外にはなりますが休憩できるスポットも多いので、登山と比べたら楽ではあります。逆に登山者の場合は時間ばっかりかかってそっちの方が辛いかもしれないと思うレベルです。

 

それでも普段から運動をしていない一般観光客が歩くとなると相当辛いようです(経験者談)。私が歩いたときは絶好の登山日和でしたが、何人かの方が途中で諦めていました。心肺機能というよりも長時間歩行による足の筋肉痛そして長時間リュックを背負って歩くことでの肩の痛みが多いようです。登山をし始めて(屋久島訪れた時点で登った山は富士山や尾瀬、谷川岳程度)普段は動き回ることと座っているぐらいが半々ぐらいの仕事で週に2回程度ランニングをしていた私のスペックであれば縄文杉までゆっくりペースで歩いて適度な疲れぐらいでした。なのである程度の体力さえあれば余裕を持って行くことができるかと思います。

 

体力をつけるためのトレーニング例

 

ではどのように一般観光客が体力をつけていけばいいのでしょうか?

 

① 屋久島に行く半年前にまずは高尾山の1号道を登ってみる

 

自分の体力がどのくらいあるかを確認するために関東の方であれば高尾山に登ってみましょう。高尾山は舗装もされていて歩きやすく、またちょっと動きやすい格好で行っても問題ないぐらいの山です。登山の格好は下の記事に詳細がありますので参考にしてください。

 

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高尾山の1号道で途中で諦めてしまう程度の体力であれば屋久島に行っても縄文杉を拝むことはできないでしょう。半年間で体力をつけましょう。逆に言えば休憩せず楽に登ることができるのであれば特に対策をしなくともほどほどに運動していれば縄文杉まで到達は可能なはずです。

 

②普段から動く習慣をつける

 

体力をつけるには普段から動くようにすることが1番の近道です。座ってやっている仕事を立ってするとか、ちょっと遠回りして目的地に行くとか、エスカレーターではなく階段を使うとかです。特にここ最近はずっと家にいることが多く知らず知らずのうちに体力が減っています。家の周りを散歩するだけでも違いますので、意識的に体を動かしておきましょう。 そして休日には近くの公園を1時間程度歩いたり、ちょっと走ったりして定期的に運動しましょう。

 

③ 3ヶ月前に登山装備を買って丹沢の大山に登ってみる



登山用具を買う場合は数ヶ月前に買っておいて1回試しておいたほうがいいです。特に靴は履き慣れていないとマメなどができやすく、出来るだけ屋久島で本番っていうのはやめたほうがいいですね。ってことで買ったばかりの登山用具を使って実際山に登ってみましょう。個人的におすすめなのは関東であれば丹沢の大山です。標高が縄文杉と同じぐらいですし、ケーブルカー使えば2時間ぐらいで山頂ですし、山頂からの展望もいいです。

 

 

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関西方面であれば該当するのは金剛山でしょうか?

金剛山も登りやすいですし、展望もいいですし、登山コースもいっぱいあるので歩いていて楽しい山ですね。

 

 

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④ 最後に霧ヶ峰でハイキングしてみる



1ヶ月程度を目処に最後の体力確認でちょっと長めの距離を歩いてみましょう。関東であれば陣場山から高尾山とか、関西なら六甲山縦走とかが近場であればおすすめですが、夏の時期は暑くて熱中症になる危険もあります。なのでここはあえて関東からも関西からも遠い長野の霧ヶ峰なんかは高低差も少なく高原なので涼しく、1周すると結構な距離を稼げます。



高山植物も多いのでゆるくハイキングもできますし、ゆるキャン△に出てきたころぼっくるヒュッテもあるので美味しいコーヒーもいただけます。

 

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こんだけ定期的に動いていたら、屋久島の縄文杉であれば余裕を持って楽しく登ることができるはずです。

 

屋久島のトイレ事情について

 

最後に屋久島のトイレ事情について紹介します。

トイレは荒川登山口と登山道に2箇所あります。バイオトイレなので決していい匂いではありませんが汚すぎてドン引きするようなレベルではありません。他にも携帯トイレ専用ブースが2箇所あります。携帯トイレはあれば便利ですが、ガイドさんも持っていますので持っていかなくても大丈夫なぐらいです。個人で登って不安であれば持って行きましょう。

 

きちんと装備と体力をつけて縄文杉までの道を楽しもう

 

きちんと装備や体力をつけてほしい理由はそう何回も人生で行くことがないであろう屋久島を満足して帰ってほしいからです。高い金額払って屋久島に来ているのに雨に濡れて風邪をひいたとか、体力なくて途中で諦めて帰って他の観光地も巡ることができなかったでは悲しい限りですからね。縄文杉までであれば決して本格登山というわけではなく登山とトレッキングの中間程度です。今まで書いてきたことをちゃんとやっていれば縄文杉までは確実に到達できるので、対策して屋久島をたのしんでもらいたいです。