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キバナシャクナゲが満開!北海道の真ん中旭岳往復登山

北海道のど真ん中にそびえてしかも北海道最高峰の大雪山系の旭岳に登ってきました。

 

北海道はノーザンファームで坂道調教したり、

 

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鉄道修行したりでこの1年で3回目ですが登山を主目的にしたのは始めて。初の北海道の山楽しみですが雪の状況が気になります。折角の遠征なので黒岳方面まで縦走してもよかったですが、時間の都合と残雪気になって無難な旭岳往復登山になりました。

 

 

 

旭岳に登山するにはメインは旭岳ロープウェイを利用するコースだと思います。公共交通機関で移動する場合は旭川駅や旭川空港からいで湯号というバスが出ていますので今回はこちらを利用しました。1日4便出ていますが登山に利用できるのは朝7時と9時に旭川を出発する2便ですね。9時の便であれば札幌からの特急列車や、旭川空港に到着する飛行機からの便でも間に合います。

www.asahikawa-denkikidou.jp

今回星野リゾートのOMO7に宿泊していてホテルの目の前にバス停があるので直接乗りこみました。

 

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ICカードは地元のものしか使えませんので現金が必要です。財布に万札しか入っていなかったので焦りましたが、500円玉3枚入っていたのでなんとかなりました。旭川駅や旭川空港であれば発券機があるので事前に買っておくことをおすすめしておきます。

 

平日ということもあって明らかな登山客っぽい人はほとんどいなくて、区間利用で地元の人が使っていましたがあんまり混むことなく2時間座りっぱなしでしたが、快適でした。

だんだんと大雪山が大きくなっていくのが印象深かった。

旭岳ロープウェイに乗り換えます。


やはり登山客っぽい人はあんまりいなくてほとんどが台湾か香港から来たインバウンド。なんでわかったかというとバックにNo Chiniseって書いてあったから。やっぱりああいう連中と間違えられられたくないみたいですね。ちなみに中国人は現在(2023,6月現在)は団体旅行は規制されていてほとんど日本に来ていません。

 

ロープウェイから降りると早速,目の前に旭岳が見えます。

そして結構残雪も残っている。

 

ロープウェイ駅には登山情報もありますので事前に確認をしておきましょう。

残雪は滑りやすいですがところどころでしたのでダブルストック持っていればなんとかなります。今回登った時は姿見の池までは雪が残っていましたが,旭岳に登っていく際は雪はありませんでした。もちろん年によって変わってきますので残雪は参考程度に留めておいてください。

 

旭岳に向かって歩くのは最高です。

 



途中でエゾユキウサギも見れました。瞬時だったのでボケボケです。野鳥の会なのか何ヶ所かある展望台では三脚持ってカメラを構えているマニアが多くいました。



ショウジョウバカマを見つけました。

全国に広く分布しているお花ですが大雪山系にも分布しています。

 

キバナシャクナゲは見頃を迎えているので至る所にさいています。


雪深い日々が続いていたであろう旭川ですが,そろそろお花たちの見頃となり僅かな春といった感じなのでしょうか。これから夏に向けていろんな花が咲いてきますよ。

 

姿見の池は徐々に池っぽくなって融雪が進んでいる感じ。


ここまでは普通にお散歩感覚で来れる場所です。だけど雪が残っている道を歩いていくのでスニーカーよりも登山靴の方がこの時期はいいでしょう。長靴も300円で貸してくれるので歩きにくそうですが借りた方が安全なのかな。

 

ここから先は登山者オンリーの世界ですが,下界の人間がチラホラいました。登山装備していてもとんでもなく汗出てきて不快なのに,ああゆう格好で登って不快にならないのか不思議でしょうがないです。キバナシャクナゲも登山道が始まるぐらいまでは咲いています。

 

登っていくと旭岳の噴煙の硫黄臭が漂ってきます。こんだけモクモクと噴煙あげていればそうなるか。



多分忠別岳とかトムラウシに続いていく稜線だと思います。

とんがっている先までは行けませんが、旭岳の一部です。

六号目まできました。


登山道は雪はなく登りやすいですが、一定の勾配でひたすら登っていくのがある意味辛い。そういう時は後ろを振り返ると、今まで登ってきた道を一望できますし、樹林帯その先には旭川盆地が見えます。こんな高くまで登ってきたんだなと実感するでしょう。



大雪山系の稜線の奥にはニペソツ山が見えてきました。幻の百名山というだけあっていくのもめんどくさそうですが、どんな山なのかは生きているうちに行ってみたい。

だんだんと天気が悪くなってくる予報だったので8合目ぐらいから雲の中に入って行って視界が悪くなってきました。



9合目過ぎると頂上に人がいるの見えてきました。

あとちょっとなのですが、ここからの登りが1番キツかった。

 

無事北海道最高峰の旭岳に登頂しました。


ガスっガスですので周りはなんも見えません。



この先も黒岳に向かって縦走道が伸びていますが、こちらは残雪が残っています。


道迷いも多いみたいですし、チェーンスパイクとか持っていった方が無難でしょう。今回は旭川に3連泊しているのでやめておきます。日帰りでも旭川宿泊でも時間的には行けますが、ホテルで18時の夕食には間に合わないのでやめたということです。

 

下山は姿見の池までは来た道を下っていきます。9号目までの道が1番急で降りづらいですが、9号目過ぎたらあとは下界の絶景を見ながら歩けます。

 

金庫岩です。


ニセ金庫岩っていうものもあって勘違いして遭難したっていうのも過去にあったみたいです。

 

ja.wikipedia.org

 

ロープはってあって対策はされていますが、こういう天気の時は十分注意したいところ。地図を常に見て少しの変化に気づけば防げます。

 

あとはひたすら下っていきます。

雪がゴルフ場のように見えます。

少し降りるだけでガスはなくなり、また大雪山系と奥にニペソツ山が見えるようになりました。

噴煙とまだまだ雪が残る姿見の池の周辺

下りはいつも通り余韻に浸りながらゆっくり降りました。そしてまたキバナシャクナゲが咲き誇っている場所まで下ってきました。



上から姿見の池を見るともう1ヶ所融雪しているところがありますね。

姿見の池まで戻ってきました。ここまでくると人(とりわけインバウンド客)多いですね。

まずは第五展望台へ。こちらは十勝岳が見えるようです。が、あんまり見えませんね。12時だったのでお腹空きましたが人が多いのでやめました。

このまま戻るのもつまらないし、バスもないので観光客に沿って姿見の池をぐるりと一周してみましょう。

 

残雪とキバナシャクナゲとハイマツ帯

噴気孔近くまできました。結構噴気熱いのにすぐ近くまで雪が残っています。

奥には比布岳と永山岳が見えますね。黒岳縦走ルートから外れていますが、決していきにくいところではなさそうです。

メアカキンバイ

旭岳は完全に雲の中に隠れてしまいました。

ただ天気的には悪くなかったんですけどね。あんまり人がいなかったところを見つけたのでここらで昼食。ホテルで食べる夜食にしようと思ったけどラーメンバーがあったので食べなかったセコマのそばを食べました。

 

最後の雪渓を歩ききって(ここは下っている分には結構楽しかった)、姿見駅まで戻って登山は終了。

歩いて数分のホテルベアモンテに手日帰り入浴をしました。

料金は1140円と割と高め。ただ設備は充実していて、広い脱衣スペースとお風呂場はあつ湯とぬる湯の2種類あり、サウナもドライサウナとミストサウナの2種類あります。ドライサウナの方にはセルフロウリュもありました。ととのえるベットもあってサ活にも良さそうです。露天風呂がないので外気浴できないのが残念ですが窓が開放されていて心地よい風が入ってきて気持ちよかったです。

 

少しバスの時間まであったので旭岳ビジターセンターで撮ったお花の答え合わせをしていました。

模型ごしにみる大雪連峰も雄大すぎて、また来ますよ。札幌遠征にも行けたらいいけど笑。



あとはバスに乗ったら目の前がホテル。ってしようかなと思いましたが旭川駅で降りて、つまみ買ってホテルに戻りました。

 

 

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