encourageofclimb 山登りへの招待状

Encourage of Climb  山登りと温泉への招待状

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2023年初登山は快晴の鋸山で登山者しか味わえない景色と海鮮グルメを満喫

2023年初登山は千葉県の鋸山に行ってきました。房総半島にある鋸山は標高329mとかなりの低山ですが、低山いえども東京湾と工業地帯、その先には富士山や伊豆大島まで望めるという山ですし、昔は採石が行われていた関係で産業遺産に指定されていたり、日本寺で大仏を拝められたり、下山したら海鮮グルメが食べられるという結構楽しい山行になるはずです。実際楽しかったです。

 

 

pixel watch を使った初登山と観月台

 

年末から使っていた青春18きっぷもあと1日分ということで鋸山に登るついでに房総半島を一周しようという作戦です。なので今回は電車利用ですが、神奈川県の久里浜から東京湾を横断するフェリーもあります。浜金谷駅からスタートします。

 

年末、スマホをGoogle pixelに変更してついでにpixel watchを購入しました。登山に使うのが初めてなのですが、心拍数も計れますし、ヤマレコで地図も見れますし、間違った道進むと警告してくれるしありがたいです。

 

浜金谷駅から鋸山に登るには車力道コースにするか関東ふれあいの道を辿っていくルートの2通りあり、難易度も変わらないのでどちらか好きな方を歩けばいいと思います。私は関東ふれあいの道を辿っていきました。関東ふれあいの道、関東地方で山登っていると遭遇することが多く山に登っているだけでも相当コンプできるのではないのでしょうか?

登っていくとしますか。

階段を登って、その後は岩肌が見える登山道となりますが、歩きやすい道です。

10分ぐらい歩くと観月台という展望台に着きます。

浜金谷の漁港と東京湾の大型船、その先には都内や横浜の高層ビル群、その先には富士山も霞んでいましたが目視で確認できました。

標高でいうと100mぐらいで、霞んでしまっているのは残念ですがそれでも展望が素晴らしいです。

ベンチも多いのが鋸山のいいところ。疲れたらすぐ休めます。

まだまだ登っていきます。階段も多いです。

ノコギリって書いてありました。

所々で、海も見えます。

だんだんと鋸山の採石場跡の急峻な岩肌が見えてきます。

日本寺や鋸山ロープウェイに向かう道と一旦別れて鋸山方面に進みます。



石切り場跡や東京湾の絶景を見ながら鋸山登頂

 

分岐してから車力道コースと合流するまでは見どころ豊富です。まずは石切場跡を見てみましょう。

江戸時代から採石が続いていたらしく、石壁が角ばっており明らかに誰かが切ったであろう形をしています。

明らかにナイトイベントやってそうな絵とライトがあります。

採石は昭和の時まで続いていたので安全第一の文字も刻まれています。

朽ち果てた機械類も何故か置かれています。昭和の名残を感じます。

トヨタ製なんですね。

次は観音洞窟です。流石に中には入れませんが。

岩壁を切り抜いて作ってできた切り通し跡です。フォトジェニックなスポットです。

車力道のコースと合流すると、急勾配な階段になります。

低山いえどもほぼ標高0から登っているわけですから、車で山頂近くまで行ける山よりよっぽど運動になります。階段登り切ると東京湾を見渡せる展望スポットになりますが、ここはまず鋸山に登ってからにします。鋸山までは登ったり降りたりを繰り返していきます。近いようで遠い鋸山の山頂です。

 

登山始めてから1時間30分ほどで山頂に到着です。

鋸山は海から割と近くにあるもんだと勝手に思い込んでいたのもあるのですが、意外と内陸側にあります。展望もありますが、観月台やこのあといく展望スポットほどではないので、持ってきた山専ボトルで白湯を飲んで来た道を引き返します。

 

再び登ったり降りたりして展望スポットにやってきたら

めっちゃ開けているではないですか。鋸山ロープウェイの山頂駅と有名な地獄のぞき。

東京湾フェリーとその先には横須賀の街。

富士山も霞んでいますが見えます。東京湾を見ることは多いですが、多くの小型漁船の合間を縫って大型船が行き来しているのは改めてみてすごいです。

 

房総方面の山と海も見えます。

こちらはだいぶのどかです。千葉県は標高低い県ですがこう見ると山々ばっかで日本が山の国であることを実感します。

 

観光地日本寺を見学して鋸山ロープウェイで下山

 

また来た急坂を下り、石切場を通って今度は日本寺方面に向かいます。ラピュタの壁と呼ばれる石切場です。よくもまあこんな場所で石を切ろうと思ってしまうような場所です。登っていくと日本寺の入り口に突き当たります。

拝観料は700円。鋸山ロープウェイにいく場合は避けては通れません。

北口から入った場合最初に見えるのは百尺観音。

大きいですね。一気に観光客も多くなりました。

 

百尺観音から地獄のぞきまでは割と近いですが、坂を登っていきます。坂を登っていくと行列ができていました。

流石にこの行列に並ぶ気はなく、ちょっと上に展望台っぽい場所あったのでそちらに向かいます。何故か全然人がいませんでした。

 

こちらからの景色もなかなかなものですが、流石にさっきの展望スポットと比べると標高が低い分展望はちょっと落ちます。

登山していればもっといい場所で見れるのにと思ってしまいます。あちらがさっきいた展望スポットです。あちらも人もだいぶ多くなったのかな。

北側の地獄のぞきは空いているので地獄のぞきだけをしたければこちらがいいのではないのでしょうか。

 

日本寺というと大仏が有名なので大仏を拝みにいきました。ただ一気に100mぐらい下ります。下るのはいいのですが、そこからまた100m登って戻ってこなければなりません。

結構鋸山、アップダウンが多く一気に下ったり登ったりが多いので低山いえども結構いい運動になります。日本寺の境内はアスファルトで舗装されているところが多いのでスニーカーでも問題ありませんが、汗かきますので普段着だと汗でベトベトになったり汗冷えしそうです。登山の格好していてよかったと思える瞬間です。

 

当初歩いて下山しようと思いましたが、登ったり下ったり疲れましたし、ロープウェイも片道500円なのでロープウェイ使って下山することにしました。

 

ロープウェイでは珍しい硬券です。



地魚鮨 船主で鮨

 

ロープウェイ降りて、ランチは金谷港周辺で食べることにします。歩いて15分程度です。いく場所はすでに決まっていて地魚鮨 船主さんです。

待ち時間は50分ぐらいでしたので付近にはTHE  FISHというお土産屋兼レストラン、そのほかにも食事処は多いですがどこも混んでいます。さすがお昼時です。

 

海に出るとさっき登ってきた鋸山が見えます。

50分も待ちませんでしが、ようやく店内に入ることができました。

メニューは今時のタッチパネル式でカウンター席では目の前で握って下さります。

鋸山ビール(770円)で乾杯です。

地魚の漬け軍艦からいただきます。魚のおいしさもそうですが、何よりも海苔がパリッとしていて美味しいです。

地魚の5種盛り。右から赤やがら、そい、地あじ、目鯛、ふえふき鯛

あら汁が凄かったです。

あら汁なのに身がぎっしり詰まっています。ほぼ身入り汁のような感じです。15種類の魚の出汁からとっているようで、味も濃かったです。

 

地ギンメは身がプリプリ

浜金谷というと鯵なのでもうちょっと鯵を食べたくて、鯵のなめろうと鯵の炙りをいただきます。

最後に名物のアジフライ。フライですが、身がプリプリしていて柔らかいです。

北海道行ったらよくいく根室花まると比べたらちょっと高いですが、十分すぎる美味しさでした。

 

浜金谷駅に戻ってこの後は3時間かけて房総半島をぐるりと1週して帰宅しました。

素晴らしい展望と低山ながらアップダウンも多いので運動やリハビリにもなりますし、見どころも地魚が美味しい鋸山。千葉はこの時期雪もほとんど降らないので雪山行かないけど登山したいという方におすすめです。