encourageofclimb 山登りへの招待状

Encourage of Climb  山登りと温泉への招待状

登山記録や山旅、登山道具などの山に関することや旅行や温泉のブログです

北アルプステント泊デビューに最適な唐松岳でテント泊してご来光と圧倒的な山を堪能してきた

7月の三連休で唐松岳に登ってきました。


唐松岳自体は初めてですが、途中の丸山ケルンまでは登ったことがあります。

 

www.encourageofclimb.com

 

唐松岳自体は日帰りで登れるアルプスの山としても有名ですが、今回はテント泊。夏の南アルプスに向けてのトレーニングも兼ねます。

 

唐松岳のテント場は唐松岳頂上山荘のHPから1ヶ月前から予約できます。

karamatsu.jp

 

時間は何時からなのか不明ですが朝7時の時点で予約できたので恐らく日付変わった直後から予約できるのでしょう。土日は即埋まるので早いもの勝ちですが、キャンセル出ることもあるので予約取れなかったら定期的にHPをチェックするのが鉄則です。私が予約した時の朝7時の時点で残りわずかで、11時時点で完売してました。今回は3連休初日の土曜日に長野市内で用事があったので日月での登山になりましたので予約取れたのかもしれないですね。

 

ってことで長野駅までやってきました。


3連休初日なので新幹線は当たり前ですが満席。テント泊は荷物がデカくてスーツケース民よりも邪魔だよなと思いますね(すみません)。

 

用事は午後なので午前中はテント泊に向けての買い出しです。向かったのはもちろんツルヤ!

 

長野駅周辺にはツルヤがなく1番近いツルヤ長野中央店で大体3キロ弱。バスでも行けないところではないですが、こういう時はチャリ借りて行くのが楽です。

www.tsuruya-corp.co.jp

 

ツルヤはオリジナルブランドで信州産のものを多く使っていて、またお得で登山に使えるものも信州だけあって沢山あります。

 

トレイルミックスにドライフルーツ、スープにあんドーナツなどなど行動食中心に買いました。アルファ米は売ってなかったので駅前の石井スポーツで購入しました。

 

お昼は駅近の信州雪蔵熟成そば音菜へ。カフェのような見た目のお店でしたがちゃんとした蕎麦をいただけます。メニューはこんな感じ



今回はおすすめ3種つゆセットにしました。豚辛ラー油、胡桃、すだちのセットです。お酒は御湖鶴純米吟醸「ひとここち」にしました。スッキリした甘みが特徴のお酒で蕎麦つゆにもあいます。

胡桃は甘みがあり、蕎麦がスッキリしているので甘みとスッキリさが際立ち、すだちは酸味があり夏にぴったり。豚辛ラー油は温かいつゆで、結構辛い。けど他のつゆと一緒に食べているので程よいからに落ち着いて行きます。しかも結構肉入ってます。つゆ選べない点が残念な点ですが逆に言えばたくさんあるつゆから悩まなくていい点はあるかも。ぶっかけ蕎麦も美味しそうでした。新鮮な野菜も食べ放題なのはいい点です

 

今日は駅隣のホテルメトロポリタン長野に泊まります。


三連休初日だけあってどこも高く、なぜか相対的にメトロポリタンだけ安い金額になっていたのでこちらにします。ポイント使ったらビジホ並みの金額になりました。

 

翌日はホテルの目の前から白馬行きのバスが出ていますので楽です(あんまり人も乗ってこないし)。長野駅東口からはどっと乗ってきてバス2台体制で白馬に向かいます。八方ついてとことこ歩いてすぐゴンドラに乗車。

今日は晴れていますがこの後雨が降ってくるかもという予報なので急ぎ目で登って行きます。

八方池までは観光客も多いので急ぐに急げないのですが、アップと捉えて頑張って登って行きます。

白馬三山が雲がかかっていますが綺麗です。夏ですね。

八方池も多くの人で賑わっています。

ここからは登山者の区間へ。

クルマユリ

 

扇雪渓まで登ってきたのですがテント泊の装備重すぎて辛い。


特に八方尾根は八方尾根から先一旦樹林帯入るのですが、木の幹が登山道の頭上近くまで出ているところは屈む必要があってたまに気付かず木の幹に当たってしまうと少しバランス崩して、そこでグッっと疲れが出てくる感じ。扇雪渓は寒いですので休憩する際は防寒着必須ですね。

 

丸山ケルンすぎるとチングルマの群生地があって

そして近くの女子に雷鳥いるよって教えてくれました。

親鳥とひな鳥が!雷鳥さんは立山で見た時以来の2年ぶり!

可愛いですね。ミラーレス持ってきておけばよかった。重くてやめたのですが、今日ぐらいの距離だったらあってもよかったかな。

 

雷鳥さんと遭遇した後は八方尾根の中で唯一と言ってもいいすれ違いが難しい区間、日帰り客が降りてくるタイミングと被ったので少し渋滞気味。そんなに難しい場所ではないですが狭いですからね。後ちょっとなのに結構かかる。八方池山荘から3時間30分ぐらいとほぼコースタイム通りで唐松岳頂上山荘まで到着。テント泊の料金は1張り2000円+1人2000円なので最低でも4000円。テント泊するのは山小屋泊に比べると安いのが魅力ですが、例のアレのせいで高くなりました。そしてここまで八方池からは終始ガスがかかっていましたが雨が降ってこなくてよかった。

 

テント場はだいぶ降ります。


2年ぶりにテント張るのでどうやったっけって一瞬考えましたが、意外に覚えています。なんとか貼りましたが、結構クラクラ。だいぶ疲れが溜まっていますわ。

唐松岳頂上山荘はあの上でおよそ70m上。登るのも一苦労。荷物はほぼないですが汗かくぐらいの登りです。

チングルマも咲いているテンバはあまりないのでは?

こちらはミヤマキンボウケ。

唐松岳頂上山荘の売店とトイレに行ってみましょう。

売店では天水(なので煮沸が必要)が1Lで300円。ミネラルウォーターが500mlで500円。水は5l近く持ってきていたので不要ですが、天水売ってる情報なかったのでそこまで持ってこなくてもよかったかな。HPにも乗ってなかったので教えてほしかった。

コーヒーやTシャツも売っています。ノースフェイスのTシャツほしかったのですがちょうどいいサイズが売っていなくて諦めました。コーラは600円、氷結が600円、ビールが850円という感じ。山の飲み物高いですが、ライブやスタジアムでも缶をそのままプラコップに入れるだけで1000円とかとるところあるのでそれを考えたらある意味良心的でしょう。スポーツ観戦やライブになれるとへっちゃらです。

トイレは館内にあります。テント泊の方も使えます。日帰りや宿泊翌日8時以降は1回300円。

唐松岳を目の前に見ながらゆっくりしてからテントに戻りましょう。

携帯の電波は入りますが、通信は期待しない方がいいでしょう。翌朝はYouTube見れるぐらい至って普通の速度でしたが天気とか時間とか関係あるのかな?

 

夕飯はツルヤで買ったたまごスープ。ほっとする味と優しい塩味でほんと美味しい。豆腐もツルヤで買った高野豆腐入れています。

メインは雑ですがアルファ米に山形で買った米沢牛入の麻婆豆腐の素に高野豆腐入れて麻婆豆腐丼にしました。これ普通の時に食べたら美味しいと思うのですが、今日の疲れた体には全く受け付けない味で途中で食べるのやめました。辛いものは合わないのかな。これからの山行でいろいろ考えないと。

疲れて、足のばすと攣るしゴロンとシュラフの中に包まって少し寝たり漫画読んだりしてトイレ行きたくなったので18時半ごろ外に出ると

五竜岳とその奥は多分剱岳。

夕焼けのオレンジ色がほんと綺麗!最高じゃないですか!疲れていましたが疲れ吹っ飛びますわ!唐松岳の先の空もオレンジ。

頂上山荘の前は多くの山小屋宿泊者で賑わっていました。唐松岳まで登っている人もいれば山荘の裏山に行っている人もいました。

 

この後テントに戻って寝ようとしたのですがなかなか寝付けず、それでも寝たのですが、テント後ろからもの音が聞こえてなかなか怖かったですが(多分風の音)、AM3:45に起床。夜空見たのですが12時過ぎも4時前も雲がかかっていて星空は見えませんでした。残念。ナンガのオーロラライト450とアイスブレーカーのメリノ200で寒さはなかったでした。メリノ200の上にモンベルのダウン着てこれまたツルヤで買っておいたフリーズドライの豚汁で軽い朝ごはん。ツルヤのフリーズドライ商品はどれも美味いです。

 

唐松岳までは大体15分ぐらいです。明るいですがまだ唐松岳からのご来光はまだみたい。

白馬三山も少しだけ赤みを帯びています。

白馬の街の方は霧なのか少し雲海気味になっています。

朝方でまだ体が慣れていないのか若干息を切らしながら登頂。

登頂してしばらくしたらご来光の時間です。妙高山、火打山方面から登ってきます。妙高も火打も行こうと思って行けてないのでとっとと登りたいところです。

不帰のキレットとその先の白馬三山方面

ここから先は上級者向けです。多分行くことはないかな。

 

五竜岳とその先の槍ヶ岳!北アくると槍ヶ岳を探しちゃいますね。来年行きたいね。

唐松岳頂上山荘の先には八ヶ岳とか富士山も。

 

剱岳です。こちらも見るだけでいいかな。

十分景色を堪能したので下山します。

チングルマが群生している沢をとったのですがなんかエモい。

唐松岳頂上山荘周辺はコマクサの群生地としても知られています。

こんな感じで岩肌が見える斜面で咲いています。

テントに戻ってカップヌードルのぶっ込み飯(美味かった)食べて、テント片付けて、水もまだ1L残っていますが念のため山荘でポカリを購入。


こちらのポカリは越冬ポカリという名で販売されていますが、唐松岳頂上山荘で越冬したポカリです。そのため賞味期限切れですのでちょっと安くて300円。私がもらったのは賞味期限は今年の6月でしたので賞味期限少し超えたぐらいでした。味は越冬してようが賞味期限切れていようが普通のポカリと変わらないですが自己責任で。ただの賞味期限切れの飲み物に越冬と付くと熟成された感が出て飲みたくなるような名前つけましたね。結局山行中に飲むことはなかったですが一本あっただけで安心感が違いました。

 

唐松岳頂上山荘の裏山まで登ってきました。

下山するので、アルプスの展望ともさよならしないといけないのが惜しい。また今度という気持ちで八方尾根を下ってきましょう。

ザ•夏山!!この時間からでも登ってくる人が多いこと。どこから登ってくるのかな?八方池山荘に泊まったのかなと思いながら下っていきます。ゴンドラはまだだよね?

丸山ケルンまで戻ってきました。

ガスが上がってきちゃってますが鹿島槍ヶ岳ともようやくご対面

わかりづらい。鹿島槍ヶ岳に登った記録はこちらにありますので是非読んでくださいな

 

www.encourageofclimb.com

 

扇雪渓超えて

八方池が見えてきました。案外見えてからが長い

八方池はガスがかかってたので少しだけ休憩して下山しましょう。

下山!!


後はゴンドラとリフト乗り継いで降りるだけ。ゴンドラ乗る時に冷たいおしぼりくれました。

 

時間はまだ10時。


バスの時刻は11時過ぎにありますが、その次は14時過ぎということで先のバスに乗ってもよかったのですが汗で汚い身体をなんとかしたいので14時過ぎのバスにしましょう。ってことでいつもの八方の湯で汗流して、八方のバスターミナルで荷物預けてお昼ご飯を食べにいきましょう。バスターミナルから歩いて数分のとんかつ専門店つむぎさんへ。某登山YouTuber氏が紹介していたような。

tonkatsutsumugi.wixsite.com

 

ロースカツ定食。これで2390円です。肉も柔らかくて甘味があり衣がサクッとしていて、こんな美味しいとんかつは久しぶりです。味噌汁も信州みそ使っているようでこちらもおいしかった。

 

後はいつもの白馬焙煎工房へ。いつも人多いところですが、誰もいませんでした。3連休最終日のお昼とかだったからかな。ドリップパック買って、今回はカフェオレとパウンドケーキ。アイスは前食べたからやめました。毎回きますが毎回落ち着きますし、カフェオレもコーヒーの味がガツンとくるもミルクの優しさを感じる味でした。

 

www.encourageofclimb.com

 

にしても、暑い笑。って思いながらバスターミナルまで戻ってバスに乗り帰宅しました。

 

テント場は見晴らしがよくほんといい場所でしたね。ただ、個人的にはトイレとかで山小屋行くのに汗かくぐらい登るのは辛くて、小屋泊素泊まりで11000円でその差7000円ですからね。正直、重い装備とトイレまでが遠いのを鑑みても小屋泊素泊まりでも別によかったかな。テント泊はテント泊でいいですが、辛い気持ちで登るぐらいなら金払ってでも楽したいタイプなので。だけど、テント泊はテント泊で気楽に過ごせるし捨てがたい。次は雷鳥沢でテント泊かなって思いながら白馬を後にしました。