encourageofclimb 山登りへの招待状

Encourage of Climb  山登りと温泉への招待状

登山記録や山旅、登山道具などの山に関することや旅行や温泉のブログ

白山室堂山荘に泊まって北アルプスから登ってくるご来光を鑑賞した白山登山記録

石川県と岐阜県にまたがる白山は日本百名山、そして富士山と立山に並ぶ日本三霊山となっています。標高2702mと西日本最高峰かつ白山より西に2000mを超えるような山はありません。

 

 

 

松任駅周辺に泊まると朝一のバスに乗れる

 

白山に公共交通で向かう場合何はともあれ金沢に行く必要があります。金沢からは直接白山に向かう登山バスが土日に1日1〜2本運転されているほか、金沢から電車で10分福井方面に向かった松任駅からも1日1本から3本運転されています。松任からのバスは朝はなんと5時から運転されています。この5時からのバスに乗るためには松任周辺に泊まるしかないので、今回は白山グランドホテルに前泊しました。

 

 

 

部屋はツインを改造したシングルになっていて、広くて快適。大浴場もありました。

 

金沢駅から10分ですので今回は金沢でご飯を食べてからチェックインしましたが、付近にはほっともっとやココスなどの全国チェーンから石川県が誇るチェーン店である8番ラーメンもありました。



スーパーやドラッグストアも徒歩圏内なので買い出しにも便利なホテルです。

 

朝は4時に起きて準備して5時発のバスに乗りました。


3連休の初日でしたが乗客は10人ぐらいでしたし大型バスなので快適でした。1時間半揺られて市ノ瀬に到着。車はここまででここから先はシャトルバスに乗り込んで(800円)、20分満員の中揺られて登山口である別当出合に到着です。この時点で朝の7時。松任からのバスに乗るとこの時間についてくれるのでありがたい。

 

コカコーラの自販機なのにコーラがありません。


登山者がコーラなんて飲むのはけしからんっていうしょうもないクレームが来ているのでしょうか。ペプシもなかったですよ。

 

別当出合からの登山道は登りやすい砂防新道、キツいけど展望が良い観光新道の2つがあります。一般的に登りで砂防新道、下りで観光新道を使うようですが今回は登りも下りも砂防新道を使いました。

 

曇っていて山頂は見えないですね。

 

いきなり吊り橋です。この吊り橋は結構揺れます。しっかりとした作りなので壊れることはないでしょうが。

いきなりハクサンコザクラ(あってるかな?)白山は花の百名山で特に初夏の時期はヤバいみたいですね。

サラシナショウマ(これも自信ない)

ちょうど登りと下りで道が分かれる箇所が1番最初のきつい箇所。ここを越えれば登りはしますが少し楽になります。

登り始めて40分で中飯場という場所に到着。トイレや水場もあるので休憩する場所にピッタリです。

 

今回は山と道のthreeを購入したのでそのデビュー戦です。またレビューするとは思いますが中の物も軽くしないと肩が痛くなることを痛感しましたよ。結構無駄なものが入っているのでこれをどうにかしないといけないです。

 

中飯場から次の休憩場所の甚之助避難小屋まではだらだら登っていきます。花や木の実を見たり、


途中で滝が見えたりしながら登っていきます。

甚之助避難小屋までは結構長いので適宜休みながら頑張りましょう。

 

ちょっと色ずいていますか?

少しずつ晴れてきてる?

甚之助避難小屋到着。


標高だけは2000m超えています。こちらもトイレや水場あるんで休憩するにはぴったりなのですが、結構人が多くて座れない。ちょっと下ったところや登ったところにもベンチスポットがあるのでそこで休憩するほうが混雑時は確実に座れそうです。今回水2リットル持っていきましたが別にそんなに持っていかなくてもよかった。水場は豊富なので1リットルあれば十分でした。

 

甚之助避難小屋からの登りがこの日2回目の急登。1番ここがキツかった。南竜山荘への道と分かれるとしばらくはトラバースの道になります。緩やかに登っていきますが、沢の水が流れているので滑りやすい。

紅葉とは言えませんがやんわりと黄色くなっています。

トラバースが終わるとこの日3回目の急登。標高が上がっていくので紅葉も黄色が増してきます。

急登の途中にある白山の延命水。水滴がポツポツ垂れているだけでした。

稜線が見えてきました。あとちょっと。

観光新道との分岐まできました。なのでここでも大休憩。金沢駅のあんとで買ったお菓子食べてエネルギー補給です。

下から急登を頑張って登ってきている登山者たち。

そしてここで初めて白山の山頂が見えました‼︎

ここからは弥陀ヶ原というボーナスステージが待っています。

目の前に白山を見ながらの木道が広がっています。紅葉も始まっている感じですね。


雄大で身体がふわふわしてしまいます。が、この先には最後の急登が待っています。大臀筋が痛いのですがなんとか登り切ると白山室堂です。

 

 

 

ビジターセンターで休憩し、いざ御前峰へ

 

白山室堂ビジターセンターには売店、食堂、休憩、トイレ、山小屋が揃っています。

トイレは水洗トイレでウオシュレット付き。

いろんな登山ブランドのシールが貼られています。

中は広い通路になっていて左側に売店があります。

カップヌードルやビール、

ペプシやCCレモンなども置いてあります。


どうやらしょうもないクレームがきても突っぱねてくれたのでしょう。その他グッズも揃っています。タオル買いましたよ。

お昼の時間は食堂もやっています。メニューはカレーやラーメンといった山小屋定番のものが多いです。

時間は少し待ったら11時になるので、いただくことにしました。チャーシューメンにしました。具材たっぷりで美味しかったです。

お腹を満たしたので白山山頂を目指していきます。今回は荷物全部持っていきましたがビジターセンター周辺に荷物デポってる人も多かったです。

 

白山奥宮祈祷堂の先には最高峰の御前峰。

頂上までは40分ぐらい。一定の勾配なので歩きやすいです。少し登ると室堂のビジターセンターを一望できます。立山の室堂ほどではないですが、大きい施設です。

高天原を過ぎるとちょうど半分。

白山の奥宮を過ぎると御前峰に登頂です。


百名山23座目です。まだ4分の1にも達していないですが、まだ4分の3も残っているというワクワクもあります。

 

ガスってるので展望は望めませんが剣ヶ峰や池は見えて火山なんだということを感じます。

白山の周りには池が数多くあって池めぐりができますので半分ぐらいでしたが行ってみました。山と高原地図でガレ場注意という箇所です。ゆっくり落ち着いて歩けばなんのこともない道です。

御前峰からも見えたのは紺屋が池。池側から御前峰を望むと室堂の方からと全然違って草木が生えていなくて全く違う顔を見せています。

次の池は翠が池。見事なエメラルドグリーンです♪

奥に見えるのは今回は登りませんでしたが大汝岳です。

一旦少し登って見えるのが血の池。流石に赤くないですよ。

という感じで荷物は重いですがお散歩しているような感じで池めぐりをしてきました。

 

 

 

白山室堂の山小屋に宿泊

 

白山にある宿泊できる山小屋は室堂ビジターセンターと南竜山荘です。このうち南竜山荘はテント泊することが可能です。最初はテント泊することを考えていましたが白山御前峰までは片道2時間半かかりますし荷物も多くなるのでやめました。またの機会にテン泊したいです。

city-hakusan.com

白山室堂ビジターセンターは白馬岳の白馬山荘に次ぐ日本で2番目に大きい山小屋のようです。この日は何故かは知らないですが今シーズン2番目の宿泊者数のようでした。受付用紙に記入して10分ぐらい並んで受付をしました。料金は8200円(素泊まりで)夕食が1900円、朝食が1200円ですので1泊2日2食付ですと11300円となります。周りにはバーナー使える場所は多いのでこれから食事は紹介しますのでそれをみて判断していただけたらと思います。

日本で2番目で大きい山小屋だけあって宿泊棟は4つに分かれます。受付後別途案内をされますのでしっかり聞いておきましょう。今回は真ん中のこざくら荘に泊まりました。多分宿泊棟による大きな違いはないかと思います。

中は学校の自然教室で使うような施設の宿泊棟みたい。

棟の奥にはトイレもあります。こちらは簡易水洗になります。十分綺麗ですがウオシュレットはないのでウオシュレット使いたいならビジターセンター側のトイレになります。

 

各部屋は2段ベッドになっています。


今回はソロで各場所が仕切られているので1人2畳使えました。


グループで来ても1人1畳あったので最低限の人権はありそうです。グループなら人気があってなかなか予約ができないのが難点ですが雷鳥荘に泊まるのもいいでしょう。ちょっと高くなりますが個室でテレビ、ヒーター付。共用スペースにシャワーブースや温水トイレ完備なので山小屋とは思えない至れり尽くせりです。

hakusan-guide.or.jp

各棟に乾燥室も完備されていますので汗や雨で濡れた服も乾かせます。食事までは昼寝したり、外でコーヒー飲んだりして過ごしていました。

夕食は16時30分ごろから始まります。受付時に時間がかかれたカードを渡されます。このカードをなくすと食事食べれなくなります。結構小さいのでバックのなかとかに入れておいたほうがいいでしょう。私は17時からだったので5分前に行ったらもうすでに大行列でしたが、17時になったらスムーズに流れました。

夕食はメインがハンバーグで山菜なんかもあります。

左上のやつだけは舌に合わなかったですが全体的に美味しかったです。

 

夕食を食べ終わるともうすぐ夕暮れの時間。

どこの山かな。アルプスにも負けず劣らずの山岳風景が広がっていました。

白山も夕陽があっていてカッコ良さを感じます。

日の入りを迎えました。明日も良き1日でありますように。

消灯は8時で否応なく電気が消えます。

 

御前峰で北アルプスから上がってくる日の出を鑑賞

朝は3時過ぎぐらいからガサガサ音がして気が早い人は早く行くんだなと思いながら眠いのでゴロゴロしながら4時過ぎにいい加減起きるかということで起床。あらかじめ水とレインウェアは

 

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カリマーのサコッシュに

 

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準備はしてたので15分で起床からの準備が終わりました。

 

もう頂上まで行ってる人いますね。

この日の朝は最低気温約7℃。ダウンきている人もいましたが、動いている間はフリースでなんとかなりました。登山者で渋滞していますがその分ペース落としてくれるのでゆっくり歩けます。

徐々に明るくなって来た。

頂上はスペース広いので座ることもできました。ギリギリだと立たないといけないかな。そしてこの風景。

北アルプスが明るくなってますし雲海も広がっています。

御嶽山と乗鞍岳!



 

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穂高と槍ヶ岳!

Pixel 7の広角レンズで撮ったらこんな感じ。立山や剱岳もよく見えます。

少し寒さを感じながら待つこと30分。そろそろ日が上がりそうです。

 

槍、穂高と乗鞍岳の間(焼岳のあたり?)から日が上がってきますよ。

今日も良き1日が始まりそうです。

日の出を鑑賞したら室堂に引き返しました。手袋していましたが相当手先冷えました。

トイレいって着替えたらちょうど朝食の時間。



鶏肉かサバかで選べましたので鶏肉を選択しました。味噌汁が身体に染み渡ります。あとクロワッサンもついていました。クロワッサンは別の袋に入っているので下山中の行動食にしました。食事はまぁ、宿泊料金の中に含まれているなら十分満足できる質量かなと思います。

 

今回は11時のバスに乗りたいのもあるのできた道を戻ることにしました。今日は絶好の登山日和。

まず弥陀ヶ原へと下っていきます。

草原は色づいています。

白山ともお別れかな。

後は休憩挟みながらせっせと下山していきました。室堂から2時間40分かかりました。結構早いペースで降りましたがほぼ標準タイムってことに驚愕。登ってる人が多いので待ち合わせで大分時間を使ってしまったのかな。中飯場までがホント遠かった。白山は西日本からアクセスしやすいので登っている人の服装見てるとモンベルの六甲山やダイヤモンドトレイルなどのtシャツ着てる人が多かった。関東では見ない光景で新鮮でした。

 

吊り橋が見えてようやく終わった。

しかもちょうどバスが出る時間でしたので待つことなく市の瀬まで下りていきました。

 

市の瀬には日帰り温泉もあるのですが11時からなので入れず。休憩所は畳があって綺麗でゴロゴロできるような場所でした。

 

この後金沢へ戻って一仕事です。

 

金沢観光編はこちらからどうぞ

 

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