電車に乗ったり駅で買い物したりすると貯まっていくJREポイント。登山や遠征でいつのまにか溜まっていてポイントをどこかで使いたいって思っていました。飛行機のマイルのように使えるのですが去年からどこかにビューーンというサービスが始まりました。
6000ポイント貯めると使えるのですが、JR東日本の新幹線のどこかの駅までの往復切符が貰えるサービスです。詳細は鉄道ブログじゃないんで省きますが、
登山者的には10月ぐらいは東北もアルプスも紅葉シーズン。紅葉シーズンにどこかにビューーンしたらドキドキハラハラのミステリー紅葉登山できるんじゃない?って思うわけです。ってことでやってみました
ある程度ルールと目的地を絞ってから使うべし
早速どこかにビューーンのHPにいってみましょう。予約は3週間前からできます。場所は残念ながら首都圏(東京、上野、大宮)のみです。時間を選んでポチッとすると
4つの行き先が出てきます。これで良ければ申込みすればいいのですが、テキトーに決めては紅葉登山が出来ません。
今回は目的地を絞ってこれらが全て満たすような4つの行き先が出るようにしました。行きたいのは
百名山の八甲田と岩木山。
岩木山は東北ビンビン登山ツアーで登れなかったのでそのリベンジです。
紅葉の名所栗駒山
前回はとんでもない混雑でまともに見れなかったのでこちらもリベンジ
乳頭山
秋田駒ケ岳は登ったけど乳頭山に登って乳頭温泉行きたい。優先度は高くないです。
北アルプス白馬岳。
時間的に白馬岳まで行けるかわからないけど大池まででもいいかな。
上信国境の平標山
登ってみたいですが越後湯沢は近すぎるので優先度は低め
これらが全て満たすような4つが出ればいいのです。
鉄道駅でいったら
新青森、くりこま高原、田沢湖、長野、越後湯沢です。これらが全て出てくることはありますが出てくるのは時間がかかります。また、今回は土曜朝から登りたいので前日入りする日程を組んでいます。仕事の関係で東京駅20時以降にしました。
この条件で出てきて4つの行き先を決めたのはこちらです。
登山としても魅力的だけど、火打山(上越妙高)はこのときはまだ登りに行くつもりだったしということで再トライしましたよ。何回かトライアンドエラー繰り返してこれでいいかなって思ったのがこれです。
水沢江刺も大曲も先程の条件はみたしていませんが、手前の駅であれば降りれる(乗れる)という性質を利用すれば条件満たすことになります。
申込みから3日以内で目的地は決まりますが翌日には決まりました。
で、出てきた目的地は
長野です。正直予想通りです。どこかにビューーンは単純に4分の1ではなくて列車本数やそのときの指定席の空き状況によって決まります。要はこの時間では新青森行きは1本分しかないのですが長野行きは何本かあるので当たる確率が上がるってことです。
あとはsuicaの設定(なんで毎回毎回やんないと行けないんですかね!)をやって当日駅に行くだけです。
1日目は選ばれたのがなんと終電だったので、東京駅でラーメン食べて
長野までは寝て過ごして、駅前のビジネスホテルに宿泊。
翌日ゆっくり起きて始発のバスに乗ります。東京からの始発の新幹線でも間に合うのですが、まぁいいでしょう。2時間弱で栂池高原につきます。
栂池自然園はスニーカーハイキングできる紅葉の名所
栂池自然園まではゴンドラとロープウェイを乗り換えていきます。
駅から歩いて10分ぐらい登ると栂池山荘と栂池ヒュッテが見えてきます。
今回はこちらにはいきません
栂池自然園は入園料320円かかりますが、その分めちゃくちゃ整備されているので、木道の道も多く歩きやすい。スニーカーと運動できる格好であれば全然問題なく歩けますよ。
目の前に白馬乗鞍岳が見えます。
近くに望遠鏡がありまして白馬岳と白馬鑓ヶ岳を望めるようにセッティングされていますが曇ってて見えません笑。
まだまだ完璧な色付いているかわかんないですがいい感じです。
飛行機雲が見えてる
ちょっと歩くと紅葉が綺麗になってきている
楠川を渡るとちょっと登ります。キツいですが登山にしてみたら楽な方です。
雲も少しずつ取れて白馬岳も見えてきました。
最高地点まで行くと
晴れてきて白馬岳もキレイにみえます。
木の板のベンチがあって多くの登山客がご飯を食べて休憩しています。
標高2000m超えているので色付きもだいぶいいですね。
里山も見えます。
浮島湿原まで降りてくると湿原も黄金色に色づいていて白馬岳も黄金色になっています
1週すると大体3時間ぐらいなのでそれなりにいい運動になります。登山のモチベーションがないけど山みたい時や初心者にアルプスの景色見せたい時にはいいですね。
帰りは行きと違う道通って帰ってきました。
白馬岳も曇ってしまいちょうどいいタイミングで登れました。
栂池山荘にも寄ってみました。
今回は食べませんでしたが昼食や軽食も食べれますよ。
栂池山荘とコロンビアとのコラボグッズもあって買いそうになりましたが今回はやめておきます。
ホテル五竜館でサウナとイタリアンのハーフバイキングを満喫
栂池自然園で紅葉ハイキングを楽しんだので宿に向かいます。今回は白馬八方のホテル五竜館に宿泊しました。
八方まではアルピコ交通のバスもあるのですが無料のシャトルバスも運転されています。知らなかったのでお金払って乗る羽目になりました。
白馬はスノーリゾートなので冬は賑わうのですが、冬じゃないと閑散しています。土曜の16時過ぎですがどこも人がいないぐらいガランとしていました。
そんな鄙びたスノーリゾートを眺めながら今回泊まるホテル五竜館はバスターミナルから歩いて10分ぐらいでつきました。
部屋はツインで中は標準的なものが揃っています
外は白馬の里山が見えます
窓からは昨年バス待ちで寄った白馬焙煎工房が見えます。今年もよりますよ。
昨今のエコな主義からかアメニティは全てフロント近くから貰う形です。
歯ブラシやお茶、浴衣など基本的なものが揃っています。
着替えてからお風呂に向かいました。白馬といったら八方温泉の美人の湯です。
大浴場と露天風呂がそれぞれ一つずつあってどちらも大人数入っても問題ないぐらいの大きさです。シーズンOFFの白馬なので全然混んでいませんでしたが。
さらに温泉旅館では珍しいサウナもついています。こちらのサウナは長野オリンピックのときに本番フィンランド代表が来たときに作ったものみたいです。サウナ温度は約100℃でセルフロウリュ付きです。人もそんなに多くないのでじっくり汗をかくことができます。
サウナから上がったあとの水風呂も八方尾根をつたって降りてきた地下水を使っています。水温は15℃ぐらいで当然飲用可な水です。
ととのいスペースもロゴス(だったかな)のチェアが完備されていて気分良くととのえます。
今回はサウナプランに申し込んでいたのでオリジナルサウナハット(持ち帰り不可)を使ってサウナ入りました。このプランの人は朝サウナにも入れるので翌朝もサウナに入り浸りましたがプライベートサウナでもないので別にプランに申し込まなくても入れるじゃないかって疑念も湧きます。それともサウナプランに申し込まない人がいると朝サウナはやらないのでしょうか。
サウナを3セット行って最後に温泉入って上がるとフロント近くにウォーターバーがあります。
どれもこれも水風呂で入っていた八方尾根からの地下水なのですが、ちょっとずつ効能が違うようで5種類あったので飲み比べをしました。
全く違いがわかんなかった。とりあえずイライラと疲れがあったので精力水とスッキリ水を中心に飲みました。
夕食はメインが一品と後はビュッフェ形式のハーフバイキング形式です。
メニューはこんな感じ
前菜からパスタ、ピッツァ、メイン、サラダ、デザートと結構揃っています。
メインはしし鍋。
猪肉のつみれとキャベツスープ。トリュフの香りはわかりませんでしたが、洋風の鍋ですが、出汁も効いている落ち着いたスープです。
酒飲まないとやってられない気分(これで酒飲まないのは修行僧っていうぐらい酒を飲みたい気分)でしたので白馬ブルワリーのペールエールにしました。
ペールエールは苦味が少なくて爽快な感じが好きなんですよね。
ピザとバーニャカウダー、山賊焼とキッシュをとってきました。
バイキングの料理ですがピザは温かいヒーターの上においてあるので冷めたピザの状態にならないのがいい。お客さんも少なくて料理人やスタッフ含めて暇そうなのが残念でしたが。
朝食もピザトーストが絶品でした。夕食も朝食も食べすぎた。
翌日はサウナ入って、チェックアウト寸前までゴロゴロして目の前の白馬焙煎珈琲工房に向かいました。
白馬焙煎珈琲工房で珈琲を嗜み、長野市内でアウトドアショップ巡り
昨年も訪れましたが
スペシャリティコーヒーの味が非常に素晴らしくまた訪れました。
前回はカモシカブレンドとティラミスにしたので今回はエチオピアのコーヒーと
アフォガードにしました。
エチオピアのコーヒーは苦味が少なくスッキリした飲み口。ブラックでも飲める味でした。
バニラアイスにエスプレッソかけて
苦味のあるエスプレッソと甘いバニラアイスが相まって美味しい。
木目調の落ち着いたお店で外のテーブル席はペット同伴可能です。豆の量り売りやドリップコーヒーも売っているので今回もドリップコーヒーを買いました。山か家で飲むつもりです。
11時過ぎのバスに乗って長野駅に戻りまして、駅ビルの草笛でくるみそばをいただきました。バスはめちゃくちゃ混んでいましたね。見るからに山から降りてきた人がいっぱいいましたね。もう一本遅い便にして白馬でアウトドアショップ巡りしてもよかったのですがこれは早い便にしておいてよかった。
朝ご飯食べすぎたのであんまり食欲ないですが、それでも食べれるぐらいでした。
新幹線は17時30分過ぎでこのとき時間はまだ13時。どこかにビューンの場合新幹線の変更はできないですので時間を潰す必要があります。ってことで長野市にはアウトドアショップが多くありますので自転車使ってアウトドアショップ巡りをすることにしました。
丁度、何日か前から長野市でレンタサイクルが始まったので
利用してみました。全国各都市にあるレンタサイクルアプリのハローサイクリングを使って利用できるので利用者登録すればすぐに利用できます。30分150円から利用でき最大で1500円の定額制。長野もようやく松本においついた感じです。
ただ、全く知られていないからかこの惨状です。
いらん自転車とかが無造作に放置されているのか、何も知らずに止めてしまっているのかわかりませんがここは本当にレンタサイクルポートなのかって思うぐらいです。
まずは長野駅近くのNATURAL ANCOLEへ。
ULギアを扱っているお店です。山と道とかハイパーライトギアとかUL厨が大好きそうなブランドが揃っています。山道の5-pockets pants 欲しくて展示されていたのでずっと眺めていました。買いそうになりましたがここでもグッと堪えました。
次は長野県のご当地アウトドアショップバンバンへ
登山用品というよりもどちらかというとキャンプとか釣りとかのショップでしたが、八幡屋礒五郎とのコラボ七味なんかもありました。
この周辺には好日山荘があったり、アウトドアストリート(セカンドストリートのアウトドア特化版)やおやすみでしたが、他にもアウトドアドアショップがあって時間を潰せました。モンベルもありますし、駅前には石井スポーツありますので長野市はアウトドアショップ天国ですね。松本もいい感じに揃っていますが(パルコ無くなるけどパルコの好日山荘は何処に行くのだろうか)。
自転車返却して最後は駅ビルの信州くらうどへ。いつも立ち飲みスペースがあるバーでシードルを飲んで帰るのですが今回もそうしました。
飯田名物の焼肉ドッグと一緒にいただきます。
甘酒の試飲もしていて飲んだら目を疑うかぐらいの美味さでここでついに観念して余計なものを買ってしまいました。
信州くらうどは新潟のぽんしゅ館という最高レベルの土産屋を小さくした感じ、お酒やお菓子などクオリティ高いものが揃っています。この点は松本を上回ってる。
新幹線のチケットは東京駅までありますが大宮で降りた方が早いので乗り捨てて大宮駅で降りて旅は終了。どこかにビューンの旅はどこに行けるかわからないっていうのが魅力で場所が決まったらそこから情報を探して決める旅もいいですし、ホテルや旅館に泊まってだらだらするもよしです。今回は紅葉に絞って旅をどこにするか運に任せて栂池自然園の紅葉が想像以上に素晴らしいことに気づきました。ポイント貯めるのはなかなかキツイですがまたどこかに行きたいですね。