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Karrimor cougar apex G60+レビュー 重いけど安定感抜群なテント泊向けザック

今年はテント泊をする機会が昨年までと違って多くなりました。

 

www.encourageofclimb.com

 

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前は45Lのノースフェイスのテルス45を使っていましたが、1泊のテント泊でもパンパンになってしまってとてもじゃないけど2泊以上のテント泊ができない。ってことで2泊のテント泊ができるを探すことにしました。

で、買ったのが今回紹介するKarrimor cougar apex 60+です。選択した理由はカリマーのブランド力とULザックよりも安定したザックがほしいってことでクーガーにしました。

 

 

 

 

基本スペック



クーガー apex は以前クーガー55-75を2022年にアップデートしました。以前は名の通り55lから75lまで可変できたのですが今回のアップデートで60+と70+という2つに分かれました。ちょっと残念なポイントですがapex(頂点)という名の通りクーガーシリーズのテッペンに建つようなザックに進化しました。60lサイズは女性用もあります。

 

色はオレンジ、ブルー、ブラックの3色展開。ブルーと言っても水色でこれは論外ですね。オレンジも皆がイメージするオレンジではなくオレンジと赤が3対7で混ざったような色。ブラックはブラックです。目立つ色が良かったのでオレンジにしましたが、オレンジにして欲しかった。

 

重量は2420g(60+)。テント泊用ザックとはいえ約2.5キロと非常に重い。60lクラスだと1.5キロから2.5キロぐらいなので、同カテゴリーの中でも重い方です。

 

ULザックにはない多彩な収納力

 

こういう昔ながら?のオードソックスザックの魅力は収納力とモノの出しやすさだと思っています。

 

雨蓋には表と裏にポケットがあり、裏側はメッシュになっているので中身がわかりやすい。表側のポケットもレインウェアが入るぐらいには余裕があります。

あとポケットは背面に2つ(これは今日気づいた笑)、とウエストベルトに2つ。アームウオーマーとか着脱できるものや行動食など入れておくスペースに使っています。

 

ザック内は2気室構造になっています。


2気室構造のザックは初めて使いましたがテント泊に使うものとそうでないもので分けれるのはいいですね。クーガーのいいところは前面から直接アクセスできるところ。いちいち雨蓋とって荷物を引っ張ってきてまたしまうってことが無くなります。外側にもメッシュポケットがあって、テントを乾かしながら歩くことができるぐらいのスペースです。ちょっとした小物を入れておくスペースにも使えます。

 

中のハイドレーション用のザックは取り出してアタックザックとして利用可能です。アタックザックなので簡易的な作りですが貴重品と防寒着と水1.5L入るぐらいの量は入ります。

 

ポールホルダーもありますし、サイドのポケットはペットボトルなら2〜3本入るぐらいの幅があります。

 

収納に関してはULザックと比較してはいけないほどです(その分が重量として乗っかってくるのですが)

 

サイズアジャストシステムで誰でも背負いやすい。



無骨なクーガーは背負いやすさも頂点を極めていました。背中はサイズアジャストシステムという背面が背負った状態のまま自由に調整ができるようになっています。

ウエストベルトも非常に大きく、しっかり腰で支えられるようになっていますし、ショルダー部も厚みがしっかりしています。重量が重い分こういうところで安定感を出していて実際テント泊の10数キロの重い荷物を背負って山の登り降りをしましたが、そこまで辛さを感じることはありませんでした。もちろん長時間そのまま歩いていたら肩痛くなったり重さが辛く感じるのですが、適度に休憩入れていたらそんなでもないっていうイメージです。重心もブレないので岩場歩いてもブレないですし、歩いていても辛くないように設計されていると感じます。

 

値段は今は46400円、発売した当初は37000円ぐらいでしたのでこの1年で10000円値上げしました。値上げは今後も続きますので50000円超えてもおかしくはないかもしれないです。オードソックスなテント泊向けのザックなのですが、だからこそ歩いている時の安定感は重要なのでクーガー選んで良かったと思えるものです。個人的にもシュラフは800gあるオーロラライト使っていますし、まだまだULザックでテント泊するにはいろいろ買い足さないといけないのでテント泊登山は無骨で重いですがまだまだ色々な山に連れて行きたいですね。