encourageofclimb 山登りへの招待状

Encourage of Climb  山登りと温泉への招待状

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ゴールデンウィークに奥秩父笠取山でお手軽テント泊してきて雲海と富士山を堪能してきた

奥秩父の笠取山は標高1953mで関東百名山及び山梨百名山に選定されている山です。多摩川の源流の山で、東京都の大切な水源地でもあるため森林も整備されています。


 

コースタイム自体5時間程度で登れてしまう山なので日帰りでも登れるのですが、途中の笠取小屋にテント場があるのでお手軽なテント泊も可能なのです。行きは2時間程度、帰りは1時間ちょっとなので初めてのテント泊にもおすすめです。私自身山でのテント泊は瑞牆山の富士見平小屋でのテント泊以来なのでちょうどいいかなって思って笠取山に向かいました。

 

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笠取山までのアクセス



笠取山は奥秩父の中ではアクセスはあんまりよろしくない山ですかね。電車&バスでも行ける山ですが、基本的に車が必要です。車の場合は作業平口または中島川口からのアクセスになります。連休中にいったので車は大変な混雑で通常の駐車場に止めることができず、1キロぐらい離れた場所に第二、第三駐車場とあるので休みの時は結構歩かされる覚悟でいった方がいいかと思います。

 

電車使っての登山の場合は、中央線の塩山駅からバスにのって新地平というバス停で降り、新地平から3時間半ほど歩いて到着するようです。3時間半でもお手軽というのかどうかは微妙ですが、沢沿いの緩やかな道が続くためテント泊の装備を背負っていても歩きやすいそうです。

 

透き通った沢沿いの道をのんびり歩く

 

作業平にはトイレがありますので、用を足し、準備を整えてから出発です。


多摩川の水源でもあり、奥秩父の中でもひっそりしているのでクマも多いんだとか。


最初は傾斜の緩やかな沢沿いを歩きます。この写真だと沢見えないですが。

鳥の巣箱なんかもあって鳥の囀りを聞きながらのんびりとしたペースで登っていきます。


久しぶりのテント泊装備でしたが重さもきにならず快調です。途中何回か沢の近く通りますが水も透き通っています。

 

タチツボスミレも咲いていました。



肩の痛みもほとんど感じることなくテント場につきました。

 

笠取小屋テント場情報

 

 

料金は800円/1人です。北アルプスのテント場の金額からすると安いです。予約なしでも利用できますが、ただ連休中は混雑しているので予約しておいてと管理人さんおっしゃっていました。特に大人数のテント泊の場合は尚更だそう。テント場は小屋の前の土エリアと、小屋の裏の傾斜のあるエリア、森の中のエリアなどありますが、小屋で受付する時に勝手に割り振られます。12時ぐらいにつきましたがすでに結構テントが立っていました。少し申し訳なさを感じながらテントをサクッと設営。


久しぶりのテント設営ですが土のエリアなのでペグも打ちやすく、樹林帯かつ風もなかったので普通のキャンプ場と同じように設営できました。テントもモンベルが少なくて、ファイントラックやネイチャーハイクが多かった印象です。

 

小屋は連休中は空いているようで缶ビールや酎ハイ、簡単な食料などが売っています。

素泊まりは4500円です。手拭いも可愛らしい柄です。テント予約していない申し訳なさから酎ハイ1本購入しました。

 

トイレはバイオトイレとなります。男性は小1、大1、女性は2となります。中は匂いも少なく不快感を感じることなく過ごせました。

水場は小屋から2分降りた場所にあります。多摩川源流のピュアな水を汲めることができます。



笠取山山頂に登ってみる

 

テント張った後でもまだ時間は2時前なので笠取山に登ってみることにします。小屋から抜けると、早速草原のような開けた場所にやってきました。

もう少しだけ登ると笠取山が見えました。急坂が有名な笠取山ですがその急坂は一体どんなものなのでしょうか?

丘の上まで上がると小さな分水嶺があります。


ここを境に荒川と多摩川と富士川の3つに分かれます。このてっぺんに雨が降って落ちた先によっては駿河湾に流れ、東京湾にダイレクトに流れ込むか秩父からぐるっと回って多摩川からそんなに離れていないところに流れつくかってロマンあります。後富士川の知名度がなさすぎて汗。日本の電気の周波数が変わる場所なんですけどね。

 

似非ピークを登っていよいよ笠取山の急坂を登っていきます。


結構な急坂ですが、変に登りづらい場所はなかったです。ただ、足元はもちろん滑りやすいので注意が必要です。登り切ってしたみると改めてよく登ってきたなと実感します。

標識の先にあるのは富士山!文句ないぐらいの眺望です。

南アルプスも見えました。

しぞーかの奥地は未開の地なのでそのうち登りに行くかと思います。

 

今回は快晴の中テント泊することができたので朝日の出を見にまた登ることにしました。

Googleピクセルの夜景モードでも十分星空見えますが、星空モードだと4分待つ必要があるのでなかなかそこまで待てません。1人でいったときの楽しみとしておきます。

 

昨日も登った急坂に再挑戦。


なんか昨日よりか登るのに時間がかかった気がします。気温は1度とのことでダウン着て登りましたが汗がダラダラ出てきました。頂上は奇跡的に無風で手袋もマフラーも不要でした。準備していたのに直前に荷物整理をしていて忘れてしまっていましたがなんとかなりました。

 

まだまだ山頂は暗いので肉眼では視認できませんが、Google pixelの夜景モードで撮ると富士山がくっきり現れます。これは日が出てきたら期待できそうです。

だんだんと明るくなってきました。

富士山は方角的に南の方向なので富士山の方向から日の出があるわけではないですが、徐々に日の明るさを感じるようになりました。

富士山の手前の甲府盆地は雲海で覆われています。

南アルプスの方も赤みを帯びています。

富士山と雲海。ぽこっと出ているのは多分七面山。

なかなか見れない景色だと思っていますのでこんな時に登れてよかった。

 

東の日の方向は樹木で見えずらいところもありますが、雲取山とかその先にはまだまだ奥武蔵、奥多摩の山々がつながっています。

富士山拡大して撮ってみると先っちょが滝のように雲が落ちているのがわかるかと思います。

結構混雑していたので、人がいなくなったタイミングみて標識と富士山を撮影。

ってここまで展望スポットで撮影していましたが、実は山頂ではないみたいで、もうちょっと先に(5分ぐらい)正式な山頂があります。

さっきの山梨百名山標識と比べると朽ちているようにも見えますが趣も感じます。正式な山頂からも富士山は一望できます。

下りは当たり前ですが急坂なので注意が必要です。

水干(みずひ)にやってきました。多摩川の最初の一滴はこの水干から流れていきます。

っていっても一旦土の中に染み込んでから再度湧水として流れていきますので水たまりしかありません。

この後テントを片付けて、下山していきます。下山も快適そのもので、やがて多摩川となるような透き通った沢を見ながら1時間ちょっとで下山しました。

 

ほどほどに歩けて展望もいいので初めてのテント泊には持ってこいの立地

 

2時間ちょっとあればテント場までつく笠取山は初めてのテント泊にはちょうどいい場所なのかと思いました。急な箇所はテント置いた後に行くであろう笠取山の頂上直下のみですので、重い装備でも安心ですし、ほどほどに歩けるのでテント泊の重さにもなれるのかなと思いました。小梨平のテント場なんかは歩いてすぐの場所にテント場があるのでテント立てるだけなら最高の立地ですが、

 

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重い荷物に慣れるという点では5分だけでは体感できないですからね。

 

帰りは甲府盆地まで行ってほったらかし温泉に行って(ゆるキャン△の影響でついほっとけや温泉って言ってしまう)、


温玉あげ食べて


帰宅しました!