長野県の美ヶ原に登ってきました。
標高は2034mありますが山というより高原なので近くの霧ヶ峰と合わせて比較的簡単に登ることができる百名山としても知られています。霧ヶ峰と違うのは場所的に北アルプスの山々を一望できるという点です。
今回は松本拠点に
乗鞍岳を登った翌日
美ヶ原に行きました。天気は曇りで午後から雨がポツポツ降ってくるという天気。正直直前まで悩みました。行こうと決意したのは、フリーパスの有効期限がこの日までというのとバスも多くの人が乗っていたという随分他人本願な決め方です。結局、何も見えなかったのでのんびり松本にいてパフェでも食べていればと思いました。
季節限定だがバスでもアクセス可能
今回は松本を拠点にしていたので松本駅からバスに乗って行きました。季節運行バスが土日やお盆時期に運転されていたのでそちらに乗ることにしました。1年を通じて運行しているバスはないので公共交通機関ユーザーには少々不便な山でもあります。
だからなのか天候はよくありませんでしたが、バスは満員でした。こんだけ登りに行くのであれば安心かなといらぬ自信を持ってしまいました。バスは美ヶ原温泉、浅間温泉を経由して1時間半ほどかかりました。そして大半はカーブが多い山道でなかなかキツかったです。バスの中から北アルプスっぽい場所も見えたのでもしかしてと思いましたが頂上近く行ったらもう完全に霧の中で視界が全くありませんでした。
霧の中で何も見えない中山頂を踏む
バスが着く美ヶ原自然保護センターは軽食スペースや
自然環境を学べるスペースがあるなど
ベンチも多いので登山前の準備には最適です。
ここまできてしまった以上バスは1時間以上発車しないので登ることにしました。雨は幸いにも降っていないので山頂を踏みに行きましょう。
花が咲いているのが唯一の救いで心が癒されます。高原なので歩きにくい
歩いて20分ほどで美ヶ原最高峰の王ヶ頭(2034m)です。
本来であれば北アルプスなどが望めるのですが
まあ何も見えません。
近くには王ヶ頭ホテルがありましてカフェもありますのでゆっくりしたいところですが、今回はやめました。
ホテルということだけあってスイートルームのある高級ホテルです。一度は泊まってみたいですね。
牛が癒しの霧の道を歩く
今回は美ヶ原の牧場の道を行きました。似たような場所を通るアルプス展望コースもありますが何も見えないのでせめてもの癒しがほしいので牧場の道を行きました。
牛もこんな天気ではやる気でないのでしょう。
ウマもいました。
美しの塔はこんな天気でも登るような人のために霧の中でもわかるように作られたとか。陸の灯台といってもいいでしょう。
山本小屋という山小屋もあるので霧ヶ峰ほどではないですが物資が足りなくなってもなんとかなります。
ふる里館はホテルスタイル
山本小屋は山小屋に近い料金(部屋は完全個室でテレビもある)で泊まれます。
近くまで車で行けるためか飲み物の料金もそこまで高くありません。
山本小屋ふる里館から牛伏山に登ることにしました。15分で登れます。
なんも見えません。ちょっとポツッと雨も降ってきたような感じもありました。
後は木道の道を通り美ヶ原高原美術館の間を通り、美ヶ原高原美術館の入り口がゴールです。
道の駅も付属しているのでレストランからお土産屋まで揃っています。そしてビーナスラインの終点でもあるので多くの観光客で賑わっています。ゴールしたので、軽くご飯が食べたいと豚まんを買いました。昼食にしてもよかったのですが、松本まで降りたら蕎麦を食べたいので今回はお腹を一時的に満たすことにしました。
豚まん食べてると一気に視界がはれ、上田方面が見えてきました。急いでいたので豚まんを落としてしまいました。
バスの時間までは2時間半ほどありましたので美ヶ原高原美術館を見学して、コーヒー飲んで時間を潰します。この日は午後から雨が降ってきて寒かったです。美術館も外展示がメインなので、雨が強いと、見る気にもなりません。
お盆の時期ですが標高2000mなので気温としては20℃は確実に切っていました。フリースきてちょうどいいぐらいの寒さでした。
帰りもやはり季節限定のバスで松本まで帰りました。バスの中もなかなか寒かったですが、松本駅に降りた瞬間暖かくて寒暖差にやられそうでした。
今回はただただ山頂を踏むだけの登山になってしまいました。なんだかタスクをこなしているだけみたいです。やはり、登山やハイキングは晴れた日に限ります。雨が降りそうな霧が出るような場所で登ったらこんな状態になるってことがわかっていただけたらと思います。
翌冬美ヶ原をスノーシューを履いて歩いた記録はこちらです♪