encourageofclimb 山登りへの招待状

Encourage of Climb  山登りと温泉への招待状

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尾瀬見晴の尾瀬小屋で山小屋なのか疑うレベルのランチを堪能

尾瀬小屋は1957年に見晴地区に建てられた山小屋です。

 

 

尾瀬小屋は特に食事に力を入れられており、これは本当に山小屋で出てくる食事なのかと疑うレベルの食にありつけることができます。今回は尾瀬ハイキングでランチ時に伺うことにしました。

 

 

 

 

見晴地区には人気の山小屋がいっぱい

 

見晴地区は尾瀬ヶ原の東の端で尾瀬全体で見るとちょうど真ん中あたりにあります。なのでどの登山口からも適度に離れています。群馬県側の鳩待峠からは3時間、大清水からは尾瀬沼を通って6時間、福島県側の沼山峠からは5時間、御池から三条の滝経由で5時間半かかります。鳩待峠からであれば日帰りでも行ける距離ですが、それ以外の登山口からでは健脚でない限り日帰りはきついです。なので、宿泊するなら見晴地区というかたも多く多くの山小屋が揃っています。山小屋だけで6軒もありまして、テント場もあります。



個人的に見晴は多くの山小屋もあって、売店もあるのでもはや村だと思っています笑(所在地も福島県檜枝岐村です)。簡単にですが山小屋の紹介をしましょうか?

 

喫茶室があって至仏山からを見ながら入れるお風呂がたまらない弥四郎小屋

 

鳩待峠から竜宮を通って歩いて行くと最初に見えるのが弥四郎小屋です。

弥四郎小屋の魅力は喫茶室です。



目の前に至仏山を望める素敵すぎるロケーションかつ、宿の敷地にある弥四郎清水から湧いている水を使ったコーヒーや紅茶を嗜みながら、ケーキを食べる。そんな贅沢な空間が広がっています。



宿泊すればやはり至仏山を見ながらお風呂に入ることができます。部屋も綺麗で食事も美味しかったです。

 

highschoogeography1.blog.jp

 

ザ・山小屋という感じの桧枝岐小屋

 

弥四郎小屋から少し登るとあるのが桧枝岐小屋です。



弥四郎小屋に泊まった時にランチをしに伺いました。尾瀬小屋のメニューはこれから紹介しますが、ラーメンにカレーと山小屋定番メニューが多いです。ざるそばとウィンナー盛り合わせをいただきましたがおいしかったです。



ジュースやアルコール類も扱っています。



www.oze-hinoematagoya.jp

 

その他にも魅力的な山小屋が数多くある

 

桧枝岐小屋からさらに登るとあるのが原の小屋です。



原の小屋はゲストハウススタイルもあり、食事も寝具もない代わりに4000円で泊まれるという山小屋の素泊まりと比べても破格の値段が魅力的です。4000円の中には入浴料も入っているのでお風呂できれいさっぱりすることも可能です。別館にはカフェもあるようです。

 

www.oze-haranokoya.com

 

原の小屋の向かいには第二長蔵小屋があります。



長蔵小屋は尾瀬の父とも呼ばれる平野長蔵が尾瀬沼に建てた長蔵小屋の系列です。

chozogoya.com

 

夕食時には花の名前を教えてくれたり、歴史があるので尾瀬に関する書籍は豊富のようです。

 

メインの道から外れたところにあるのが燧小屋です。テント泊の場合は燧小屋で受付となります。

 

燧小屋は地元檜枝岐村の山人料理を頂くことができます。ランドネでも紹介されていました。

yolo.style

 

今回訪れた尾瀬小屋は弥四郎小屋と桧枝岐小屋の向かい第二長蔵小屋の下にあります。

 

山小屋とは思えないメニューが並ぶ

 

ランチ営業中では敷地内に入るとメニュー看板がすぐあります。



鹿肉のボロネーゼは尾瀬に最近出てくる鹿を使ったジビエ料理です。大阪で自家製パスタを提供している木下シェフとのタイアップ商品とのことです。その下の餃子も東京や大阪などで飲食業を展開しているオペレーションファクトリーさんとのタイアップ商品です。

 

他にも牛肉のカルパッチョにオイルサーディン、クリームブリュレとここは街中にあるカフェと遜色ないメニューが数多くあります。ただ歩いて3時間以上かけてきたので間違いなく尾瀬です。

 

Newって書いてあるのは今年から出てきた商品でしょうか?営業時間も朝から夜までやっているので朝ご飯やテント泊での夕食にも利用できますね。しかも冷凍販売もしているなんて。今まで山小屋には何回もお世話になっていますが初めて聞きます。

 

尾瀬小屋といったら名物は肉料理。チキンカレーやハンバーガーなどもあります。



でも私が今1番食べたいというかわざわざ食べにきたのはこいつです。



名物のレアステーキ丼‼︎果たしてどんなお味なのか早く食べたいです‼︎。

 

入り口まで行くと飲み物メニューがありました。



プレモルにワイン、コーヒー

 

だけでなく日本酒や酎ハイ、ハイボールとこちらも種類豊富。尾瀬ヶ原を見ながら生ビールなんて最高ですが、まだ歩く必要があるのでここは我慢です。

 

売店にはモンベルショップがあり、テラス席からの眺めは抜群

 

メニューの注文は売店の中で行います。売店にはモンベルのショップがあり尾瀬ヶ原限定のTシャツやピンバッチなどがありました。



飲み物やお菓子類も豊富です。



コンビニとは到底比較できない品揃えですが、山小屋としては多くの種類を取り扱っているのではないでしょうか?

 

食事はテラスでいただきます。



木製のテーブルと尾瀬ヶ原を目の前に見ながら食べることができるロッキングチェアです。



リクライニングの角度とフッドレストがちょうど良くて寝てしまいそうなぐらい気持ちよかったです。目の前は尾瀬ヶ原と少し木で隠れてしまいますが至仏山を臨めます。

弥四郎小屋の前の方が角度的にはいいのですが共用スペースなので絶えず人がいて長居している方も多いのですが、ウッドデッキは利用者以外いないのでそういう点ではいいのかな。

 

尾瀬小屋にも湧水が湧いていて山椒魚(偽物)がいました。



ステーキ丼は噛みごたえあって、見栄えにもこだわっている

 

注文後はテラス席まで食事を持ってきてくれますので、しばしゆっくりしていました。

コーヒーは尾瀬小屋のイラストが描かれています。

コーヒーは苦味が少なくスッキリしていました。早朝に尾瀬について以降カフェインを取りたくてもとる場所がなかった(山の鼻の至仏山荘のカフェもやっていなかった)のでようやくありつけたからより一層美味しく感じました。

 

前菜はマッシュポテトを頼みました。見栄えも綺麗で、何回も思いますが本当に山小屋なのかどうか疑うレベルのクオリティです。

 

パンにつけていただきます。



程よい甘さとしょっぱさで美味しい!さらにチーズも乗っているのでチーズのコクもプラスされてスプーンが止まらないです。黙々と食べていたらメインがやってきました。



レアステーキ丼です。レアのなの通り赤身が多い‼︎というか結構お肉乗っているではないですか。6切れぐらい乗っていました。肉は非常に噛みごたえがありまして噛むたびに肉の美味しさが口の中に広がっていきます。美味しい肉にありがちなとろける感覚ではありませんが、「今私肉を食べている」そういう感覚です。脂っぽさもないので胃もたれもしないはずです。肉の部位は1頭からわずか3キロしかとれないカイノミという部位だそうです。私が食べている間にもおよそ8割ぐらいの方が注文していました。そのぐらい人気商品っぽいです。

 

あっという間に食べ終えてしまいました。このレベルの料理を山小屋で食べることができるなんてというぐらい本当に美味しいかったです。

 

金額もそこまで高い訳ではないし、山小屋の食事レベルが変わるぐらい美味しい

 

レアステーキ丼1600円、マッシュポテト700円、コーヒー400円と合計2700円も使ってしまいましたが後悔はしていません。まぁ、そのぐらいわざわざ食べにきた価値のある料理と空間でした。

私が食べている間、山初心者っぽい女子3人組が尾瀬小屋のメニューを眺めていましたが少し高いということで隣の桧枝岐小屋に入っていきましたが、個人的にこのクオリティのものがこの金額であればそこまで高くはないかと思います。下界のカフェなどで同じもの出されたらまぁ納得してお金払えるレベルだと私の舌は判断しました。ですので山小屋としては異質レベルです。

どの山小屋の食事も美味しいですが、山小屋という限られた物資でやりくりしている中での美味しさだと思います。もし山初心者がそういう背景があんまりよくわかっていない状況で山小屋食を食べたら、こんな高いのにこんな程度なのって思うのかもしれません。実際富士山山頂の自販機が400円するのにもクレームが入るようですから、食事なら尚更かもしれません。ただ、尾瀬小屋はそういう状況下だからって妥協をすることなく山小屋の食事を変えていくという思いがあるそうです。全部の山小屋がそういうことができる訳ではないですが、尾瀬小屋の挑戦は素晴らしいと思いますし、その陰では歩荷さんが毎日大量の荷物を自分の体だけで運んでいるという状況やそういう条件的に厳しい中食べる料理は最高の調味料なんだなということを知ってほしいです。

 

美味しい料理ごちそうさまでした。次は泊まりに行きます!