encourageofclimb 山登りへの招待状

Encourage of Climb  山登りと温泉への招待状

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丹沢で雪山登山デビュー2日目 丹沢山往復から大倉尾根を下山

はじめての雪山登山ということで丹沢の塔ノ岳と丹沢山に登ってきました。

 

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初日は丹沢表尾根を縦走して、塔ノ岳の尊仏山荘に泊まり、夕焼けと夜景を堪能してきました。

 

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2日目は塔ノ岳から丹沢山まで往復後、塔ノ岳から通称バカ尾根を下り大倉に下山します。

丹沢山までの道は雪山仕様

2日目の朝は一面の曇なのか霧なのかで周りの景色は全く見えません。
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塔ノ岳から丹沢山までの道は丹沢を南北に貫く丹沢主脈線と呼ばれており、塔ノ岳から丹沢山さらには丹沢最高峰の蛭ヶ岳をへて焼山へと至る稜線です。

丹沢主脈線の魅力は尾根線なので山の1番上を常時移動しているようなものです。
だから富士山や都内を初めとするいい景色が広がっているので歩きがいのあるコースです。日帰りだと山に登ることに精一杯でその先には時間的に難しいことも多いので山小屋に泊まることの1つのメリットですね。コースの幅もより広がりますし。

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丹沢山まで2.6km時間にすると1時間ちょっとです。スノースパイク(軽アイゼン)を履いて丹沢山に向かいます。

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両側にはたんまりと雪が積もっていて雪山の様相を呈しています。神奈川県いえども標高1500mあるので雪の量はそれなりにありますね。八ヶ岳とかと比べたらそりゃ少ないですが雪山登山に挑戦するなら最初はこのぐらいの量がちょうどいいのかなと思います。路面は凍っているので塔ノ岳までの泥濘だらけの道のりとは様相が異なっています。これだけでも奥地に来たなという実感がします。
塔ノ岳までは登山靴でもなんとかなりますがここから丹沢山までの道はアイゼン必須です。ただ、アイゼンさえあれば泥濘なんかよりも遥かに歩きやすいです。泥濘は汚れるだけで嫌なので。

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ちょっと晴れてきましたが時たま雪もちらついてきますのでレインジャケットを羽織ります。
歩いていても寒さを感じるぐらい寒いです(気温-10℃)
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歩きやすい稜線が続きます。新雪ではないものの雪がザクザクしていて気持ちの良い音がなっています。すごく気持ちがいいです。アイゼンのおかげで滑らないですし。これが冬山の楽しみなのかなと思うとまた世界が広がります。

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1時間ちょっとで丹沢山に到着。一部の荷物を尊仏山荘に預けたおかげでだいぶ楽に登ることができました。丹沢山までくると積雪が20cmぐらいあって完全に雪山でした。久しぶりに雪触って雪玉作って投げました笑

ちなみに塔ノ岳から丹沢山まですれ違った人数はわずか5人。そのほとんどが丹沢山のみやま山荘か蛭ヶ岳から来たかなだと思います。静かな山歩きが楽しめました。

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主要ルートだけでもいろいろあるんですね。丹沢最高峰の蛭ヶ岳はまだ未踏なのでまた来年の冬かな。

丹沢山も塔ノ岳同様に富士山や関東一円を眺められるみたいなのですが今日は曇りのためまったく見えません。

塔ノ岳までの帰りも来た道をもどります。
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少しずつ晴れてきました。遠くに見えるのは西丹沢の山かな。
と思ったらまた雲が・・天気が安定しませんね。
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ほんの僅かですが厚木とか相模原のあたりがちらっと見えるようになりました。

9時ちょっと前に塔ノ岳まで戻ってきました。
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戻ってきたときに富士山が頭だけちらっとみえました。主役は1番最後の登場かな笑。

丹沢山までの道は塔ノ岳までの道と比べると楽なのですが、尾根ということもあり登りだけと比べるとラクなのですが下りも登りもあるのでまあまあしんどいですね。晴れていると富士山見ながら歩けるのですがこの日は何も見えず・・。天気の影響もあったかもしれません。雪はいっぱいありましたが雪山未経験者でもラクに楽しく歩くことができます。アイゼンがあるなしであるきやすさが段違いなのもわかりました。

通称バカ尾根を使って下山


昨夜泊まった尊仏山荘でおいてもらっていた荷物をピックアップして休憩をします。
休憩中には丹沢のチャンプと呼ばれるかたとお話したり(チャンプは-6℃のなか半袖半ズボンで登ってきていました;それでいて私に今日は寒いねといってきました)スタッフのかたとお話したりして暖をとりました。

30分ほど休んで大倉へと下山します。下山には大倉尾根を使います。大倉尾根はバカ尾根と呼ばれており由来はいろいろ調べれば載っているので割愛しますが尾根が下山口の大倉近くまで7km弱続いています。ランニングでの7kmはあっという間ですが山での7kmは本当に長い。


途中までは雪も多く滑りそうなのでアイゼンをつけていましたが雪もなくなってきたので金冷しで外しました。
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金冷しは鍋割山との分岐点です。鍋割山にいくと鍋割山荘の鍋焼きうどんを食べれるのですが時間的に開店前だったのでここは大倉方面へ向かいます。
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大倉尾根にはこのような緊急通報できるような看板があります。
No.42ですからNo.1まであるわけですからまだまだ先は長いです。(このNoの間隔下りでも地味に長いなって思うので登りだと結構長くてまだ20??なってことになるのかな)

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下山する頃には晴れて遠くまで見えて気持ちがいいです。

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10時花立山荘に到着。土日は売店や軽食も販売しているのですがこの日は飛び石連休の合間の月曜日ということでお店はやっていませんでした。丹沢では登山道沿いの道にある山荘は土日のみ営業のところがほとんどなので平日登山は頂上まで売店がないこともあるので少し注意が必要です(トイレは利用可能です)。
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立山荘からも相模湾を眺められます。

ここから堀山の家までは階段が続くのと樹林帯に入ってくるので眺望はあまり期待できなくなってしまいます。
堀山の家過ぎると傾斜も緩やかになっていき歩きやすくなります。

駒止茶屋や見晴茶屋をすぎて、階段があったり、傾斜が緩やかな道があったりテンポが異なっているので歩きがいがあるのかなと思います。

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塔ノ岳から2時間ほどでNo.1まできました。もっとゆっくりあるいてもよかったのですが早く温泉に入りたいからつい早足になってしまいました。

さらに10分ぐらい舗装路あるいて
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大倉につきました。

ついたらちょうどバスがきていたので急いでバスにのって小田急線にのり秦野温泉さざんかへいきランチと汗を流します!

丹沢は1泊2日だからこそ楽しめる

丹沢は都内からもアクセスがよいので日帰りで行かれるかたのほうが多いとは思いますが時間的余裕があるかたは山小屋に宿泊して丹沢を歩くことをオススメします。登山初心者でも1泊2日で丹沢縦走できますし、晴れていたら富士山や相模湾を一望、夕焼けも夜景も日の出もみれるという山は日本中見回してもほとんどないかなと思います。